靴紐でサイズを微調整することで正しいスイングと疲れ軽減を

最終更新日:2017/02/20

ゴルフクラブにこだわりを見せる人はたくさんいますが、ゴルフシューズ選びは無頓着という人が意外と多いです。

ゴルフシューズはゴルフの上達を左右する大切なアイテムの1つ。

自分に合う形やサイズを選ぶこと、またそのための靴紐の上手な使い方を一緒に考えましょう!

ゴルフシューズのサイズが合わないとどうなるの?

ゴルフシューズとは、プレーヤーと地面の接点をサポートする役割を持っています。

ゴルフスイングにとって「踏ん張る」ことはとても重要です。

自分に合ったサイズのゴルフシューズを履くだけで、振り切ってボールを飛ばす助けになるのです。

ゴルフシューズにこだわりを持たない人は、その重要性に気づいていない人でしょう。
自分に合ったゴルフシューズを履いて、その機能を十分に堪能すると、ゴルフが何倍も快適になるのを知らないのかもしれません。

靴というのは、オーダーでない限り、0.5cm刻みのサイズになっています。

ですから、自分の足にピタリ合うようにするためには靴紐を上手に使って微調整する必要があります。

ゴルフスイングで、手元が1mmずれると、200ヤード先では数十ヤードズレると言われています。

ゴルフスイングにとっては、足元も同じなのです。

少しでも踏ん張れなかったり、シューズの中で足が動いてしまったりすると、ナイスショットの確率はグンと減ってしまいます。

スイング中のことまで考慮して選択したゴルフシューズは、ショットをも安定させるのです。

 

ゴルフシューズの選ぶポイントはサイズと靴紐とetc.…

まずゴルフシューズは大きく2つのタイプに分かれます。

ソフトスパイクスパイクレスシューズです。

ソフトスパイクの利点は、グリップ力に優れていること。
滑りやすい状況でのプレーであったり、下半身を大きく使うタイプの人にオススメです。
欠点は、スパイクを装着しているので、スパイクレスに比べると若干疲れやすいことです。

そしてスパイクレスの利点は、何と言っても履きやすさと疲れにくいところ。
スパイクがない分、普通の靴感覚で履くことができるし、疲れにくいのです。

欠点は、スパイク交換ができないので、劣化に伴いグリップ力の低下等での買い替えが必要になります。

最も重要なサイズ選びですが、足幅だけで合わせず、つま先のゆとりもチェックして下さい。

つま先が動かないような窮屈なものは避け、1cmくらいゆとりのあるものが良いでしょう。

また横幅や甲の高さも靴選びには大切なので、全体的なバランスを考えましょう。

人は午後3時頃が一番足がむくみます。
ですから、そのくらいの時間の足の大きさに合わせておけば問題ないと言われます。

靴紐も、通常の靴紐やダイヤル式、結ばない靴紐とあります。
自分のスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

 

最新、ダイヤル式と結ばない靴紐とは

最近のゴルフシューズを見ると約5割がダイヤル式です。

ダイヤル式とは、靴紐の代わりにダイヤルを回してワイヤーを巻き取ります。
すばやく靴も締められ、その上均一に締め付けることができるので、高いフット感を得られます。

緩めるときは、ダイヤルを引くだけでとても便利です。

ダイヤル式シューズのダイヤルは、甲の部分に付いているのがほとんどです。
その場合、靴紐と同じように、甲の部分だけを締め付けています。

フットジョイに限り、かかとにダイヤルを付け、ワイヤーが履き口を一周するように作られているので、サイズ調整が更に効き、フィット感が他のメーカーよりも一層高いのです。

結ばない靴紐と聞くだけで、疑問がたくさん湧いてきますよね。

それは「キャピターゴルフ」という製品です。

ナイロン製の紐にゴム製のコブが付いており、ボコボコとしている靴紐です。
紐を伸ばすとそのコブが段々なくなります。
そして縮めるとまたコブが出てくるマジックのような靴紐なのです。

このコブがストッパーの役割を果たすので、穴に紐を通しておくだけで良いのです。

簡単に履くことができ、プレー中に緩むこともない不思議な靴紐、ぜひ使ってみてください。

 

ゴルフに最適な靴紐の結び方もある!

最近はダイヤル式のゴルフシューズが人気になっています。

しかしゴルフシューズのカスタマイズは、靴紐だからできるのです。

足元がぐらつく人は、シングル結びでかかとを補強しましょう。

上から一段下の穴から最下段の穴に裏側から通します。

順番に横に紐を通しながら上まで上げます。

最後は縦に通して一番上の穴に縦に輪を作り、その輪の中を通して締めます。

これは通す方向で締まる面を変えられます。

一番上の穴で輪を作って通すことでかかとがしっかりと補強されます。

次につま先を楽にすることで横アーチを活かせる結び方。

左右の紐を同じ長さに合わせて下段から始めます。

一つ目の穴を縦にブリッジさせ、甲の部分は交差させます。

下段でブリッジさせ、甲から上は交差させ、かかと補強のためしっかり締めます。

下段で縦にブリッジさせるので上段をしっかり締めても、指先に余裕ができます。

指先を動かすと親指と小指を結ぶ横アーチを活かせます。

左右の足のサイズや形も変わってくるので、左右で違う結び方をするのも良いかもしれません。

プロに靴紐タイプが多いのはこれが理由かもしれませんね。

 

サイズ感から靴紐タイプまで様々なオススメシューズ

まず日本人の足に一番合うと言われているのがミズノ「GENEM」です。

約2万人の日本人ゴルファーの足型を元に作られています。

10種類のサイズ、3種類の幅、3種類のデザイン、そして靴紐とダイヤル式と240通りのバリエーションがあります。

全国ゴルフショップやネットで自分の足のサイズを測り、自分にピッタリあったシューズを選ぶことができる優れものです。

それから人気NO.1で万人納得の履き心地のフットジョイ「D.N.A」です。

このシューズは何と言ってもインソールの質の高さです。

硬めの部分と柔らかい部分をそれぞれ使い分けることで、安定性とクッション性が上手く両立されています。

そしてフットジョイの人気の高さは、甲の形状に合うようになっていることです。
ダイヤル式でかかと部分までワイヤーが通っているので、足全体をサポートしてくれます。

また、とても高いクッション性で足を守ってくれるアシックス「GELACE PRO2」です。

かかと部に搭載されたGELが衝撃を和らげてくれます。
低反発フォームがフィット感を上げ、ソール後部のパーツを分離していることで安定性が高まっています。

疲れの軽減と安定性に優れています。

 

ゴルフシューズを長く使うためのメンテナンス

ゴルフシューズ自体通常のスニーカーに比べると長持ちするようになっています。

しかしその分金額も高いので、より長持ちさせたいですよね。

ゴルフシューズをより長持ちさせる方法をお教えします。

ゴルフが終了後に、芝を落として脱いだだけで片付けてしまう人がほとんどではありませんか?

そうするとシューズを履くときに、靴紐の結び目だけほどいて足を無理矢理突っ込むようになります。

これが形を壊してしまう大きな原因になります。

しかし足の状態というのは体調や日、時間帯によって大きく変わります。
ですから履いた後は、靴紐を十分に緩めて仕舞うようにしましょう。

靴紐を十分に緩めておけば、履く時にしっかりと締め直すので、靴をその日の足のサイズにフィットさせることができるでしょう。

また雨の日に靴の中が濡れてしまった場合は必ず靴を乾かしてから片付けてください。
濡れたままだと、カビや臭いの原因になります。
ドライヤーで乾かすのも良いし、専用の用品を使うのも良いです。

オススメ便利グッズとしては、新聞紙を丸め、その上からキッチンペーパーをかぶせ、それを靴の中に入れておくと、湿気を吸って上手に乾くでしょう。

何でもそうですが、面倒臭がらずに一手間掛けることが大切です。

 

シューズ選びを侮らず、ピッタリの1足を

人間は、足2本で体全体を支えています。

ですから自分に正しくあったシューズを使わないと、足に限らず体全体に負担を掛けてしまい、スイングにも影響します。

健康のため、ゴルフのために、自分のシューズが自分の足に合っているかを再確認してみましょう!