ゴルフのマメ知識。練習場のボールは全然違うことが多い!

最終更新日:2016/10/29

ゴルフをやっている方は一度は練習場に行ったことがあるでしょう。

練習場で何ヤード飛ぶようになったと言って、いざコースに行ったら同じ距離が打てないなんてことも。

それは練習場で使っているボールのせいかもしれません。

自分が普段選んでいるボールと何が違うのか知っておくと練習の目的も違ってくるのではないでしょうか?

ゴルフの練習場ではどんなボールが使われている?

いつもプレーする時に使っているゴルフボールですが、ボールの中はどうなっているか知っていますか。

ボールは1層や2層のカバーが外側にあり、その中心部にはコアという丸い球があります。

ボールの種類を2ピースボール、3ピースボールなどと言ったりもするのですが、コアを1層のカバーで覆っているのが2ピースになります。

では、練習場で普段打っているボールはどうでしょうか。

練習場のボールはカバーの層がない1ピースのボールを使っている所が多いと思います。

練習場のボールは何度も何度も使うので、耐久性のあるボールが必要になります。

普段コースで使用するボールですが、大きく分けて2タイプあり、1つはディスタンス系のボールでカバーが硬めで、飛距離を求めるボールです。

もう1つはスピン系のボールで、カバーが柔らかい感じがします。

例えば、スピン系のボールをアイアンでトップしてしまった場合、カバーに大きな傷(カット)が入ってしまいます。

プレー中だと交換しないといけません。

そんなデリケートなボールは練習場では使えませんね。

練習球は耐久性と費用が掛からないものが必要なので、練習場専用のボールが使われている場合が多いですね。

ゴルフの練習場選びは使用ボールを調べるべき

ゴルフ場に行った時、練習場のあるコースとないコースがあります。

ゴルフ場によっては、1ホール分の敷地を使っているぐらいのとても大きな練習場がある所もあります。

ゴルフ場に併設されている練習場では 、コース用のボールを使っている所も多いと思います。

あまり気にしたことがない。という人もいると思いますが、どんなボールで練習出来るかということは、練習場選びの1つにもなりますよ。

市街地にある練習場では、飛ばないボールを使っていることも多いです。

また、池に向かって打つ水上の練習場は、更にボールが飛ばなかったりします。

コース用のボールは、池にボールが入ると沈みますが、水上練習場のボールは水に浮くように出来ているので、打った時に軽いと感じると思います。

水上以外の練習場でも、使っているボールが違いますので、重さ・スピン量・飛距離などが変わってきます。

特にボールの高さをチェックしようと思っても、ボールの違いでかなり弾道が変わります。

1番良いのは、コース用のボールを使っている所ですが、市街地の練習場ではあまりないと思います。

出来るだけコース用のボールに近い感じのする練習場を探して、行ってみてはいかがですか。

自分の飛距離がきちんと作れるのか

練習場では7番アイアンで150ヤード以上飛んでいたのに、コースでは140ヤードも飛んでいない。

それになんだか同じ150ヤードでも、コースだと遠く感じる。

今日は風もあまり吹いていないし、スイングの調子がおかしいのかなぁ。

なんてことは今まで無かったですか。

練習場によっては、実際の飛距離が計測出来にくい所もあります。

そもそも、練習場のボールはコースで使用するボールに比べると5~10%もしくはそれ以上飛距離がダウンします。

その分を計算して実測とは違う距離表示をしている所やそれ以上に甘めに距離表示している練習場もあります。

今までに、練習場でコース用のボールが混じって出てきたことはありませんか。

誰かが持参したんでしょうね。

そのボールを打つと普段150ヤードぐらいのショットが170ヤードぐらいまで飛んだ。

なんてことを経験したことはありませんか。

あなたの感覚と実際の飛距離があっていない場合もあるので気をつけたいですね。

出来れば、違う練習場にも行って、平均してどのぐらいの飛距離なのか確認してみても良いですね。

スイング作りなら飛距離は気にするな

レッスンを受ける場合、アウトドアの練習場よりインドアの方が良いというインストラクターの人もいます。

その理由として、スイング作りをするならボールの行方や飛距離を気にせずにスイング改造に取り組めるから、だそうです。

確かにどれぐらい飛んだかを一喜一憂していては、なかなかスイング改造は出来そうにありませんね。

あなたの場合はどうですか。

今スイングの改造中という人はいませんか。

悪い癖を治そうと思った場合、少し極端に変える動きをした方が良い場合が往々にしてあります。

その場合は、良いボールが飛んでいかない時もあります。

ですが、結果だけを見ていては、1球毎に良い・悪いと判断してしまいがちです。

気持ちよくボールを打ちたい。という目的だけで練習しているのであれば別に構わないのですが、スイング改造中やスイングの基礎作りをしている、という人は飛距離を気にせずにスイング作りに集中した方がその先にある良い結果に早く到達出来ると思いますよ。

コースボール選びは侮れない

JGA(日本ゴルフ協会)という団体はご存知ですか。

日本オープンなどを主管している所ですね。

そのホームページから、R&Aというゴルフのルールを作っている団体が公表している公認球リストを見ることができます。

公認球リストは何十ページにもわたっていて、試合で使用が認められているボールが沢山掲載されています。

市販されているボールのほとんどは公認球になっていると思います。

公認球リストを見たことのある人はいますか。

大きなアマチュア競技に参加している人でも見たことのない人は多いのではないでしょうか。

ゴルフはとても沢山の中からボールを選べます。

1つのメーカーからいくつもの種類のボールが発売されています。

逆に言うと、ボールの性能があまり変わらなければ、色々な種類のボールを発売せずに、ロングセラー商品として限定したものだけを売れば良いと思います。

色々な種類のボールがあるということは、それだけ性能に違いがあるということですので、使うボール次第でよく飛んだり、よくスピンがかかったり、と違いが出ますね。

プロの打ったアプローチがよく止まるのは、スピンのかかるボールを使っているのも理由の一つだと思いますよ。

これからはゴルフの練習場は使い分けましょう

今までに何ヶ所ぐらいの練習場に行ったことがありますか。

練習場の多い地域もあれば、練習場の少ない地域もあると思いますが、周辺にいくつか練習場があるのでしたら、練習場を使い分けてみてはいかがでしょうか。

例えば、ドライバーの練習を多くしたい場合は奥行のある練習場を選んだり、ショートアイアンを沢山練習したいのであれば、ボール単価の安い所や打ち放題の所を選んだり出来ますよね。

また、バンカーの練習が出来たり、芝生からアプローチの練習が出来る練習場も有りますので、少しぐらい距離が遠くても集中的に練習するなら行く価値はありますね。

練習場によく行く人は、そこで顔馴染みになっている人もいるでしょう。わざわざアウェーのような他の練習場に行くのは抵抗があるなぁ。と頭をよぎった人はいませんか。

練習場は親しい人と会う社交場で楽しみにいく所。という人は構いませんが、少しでも早く上達したいと考えている人は、練習場の使い分けをしてみるのも一つの方法だと思います。

あらゆる道具に興味を持つ

ゴルフクラブには、さまざまな種類がありますよね。

打ちやすいクラブ良く飛ぶクラブなど、ショップ店員のアドバイス・知人のオススメ・雑誌の情報などを参考にしながら、予算と相談してクラブを選んでいると思います。

ボールに対しては、どれぐらいこだわりをもっているでしょうか。どんなボールでも構わないと思っていませんか。

ボールも色々な種類がありますし、クラブとの相性ももちろんあるでしょう。

クラブと同様ボールに対しても、合う合わないなどを試してみて下さい。

道具を使うスポーツは、使う道具によって結果が大きく変わってきますので、ボールのこだわりも重要にしてくださいね。