ゴルフ練習場だけ打てない場合はすぐに修正することができる

最終更新日:2018/10/29

ゴルフ場では普通通りに打つことができるのに、練習場では打てないことがあります。

ただ本来のスイングで当たっているのですから、その原因を探れば簡単に修正することができるはずです。

そこで練習場で打てないときの原因と対策法を紹介します。

ゴルフ場では打てるのに練習場で打てないのはなぜ?

ゴルフ場では問題なく打てるのに、なぜか練習場では打てないことがあります。

本番であるゴルフ場で打てるのですから問題はないとも言えますが、せっかく練習しているのにその効果がマイナスに作用するような気がするかもしれません。

確かに繰り返し練習をすれば、その打てない癖が身について、もしかすると本番でも打てなくなることも考えられます。

ゴルフ場では打てるのに練習場で打てないのには、それなりの原因があるはずです。

原因を特定して、それを改善すれば不安を取り除くことができるはずです。

最初に考えられるのは隣りの打席です。

隣りの打席というのは、必ずしも横で打っている人のことではなく、そのフロアーで練習している人すべてと言う意味も含まれています。

練習場に通う人は「上手くなりたい」と思っているはずですから、隣りでガンガン打っていると、負けないようにクラブを振り回してしまうものです。

そうした身の丈に合わない大きなスイングが、打てない原因となっていることが多いようです。

ゴルフ練習場で打てないときはスタンス幅に問題がある!

練習場で隣りの打席に触発されて、いきなりブンブンと振り回せば、どんな人でも当たらないのは当然のことです。

まずは影響を受けないためには、準備体操をしましょう。

身体をほぐしながら気持ちを落ち着けて、軽く汗がにじむようになったら平常心は保たれているはずです。

打席に入ったら軽く素振りをして、飛距離を意識しない7番アイアンあたりから、練習を開始すれば「打てない」心配はなくなるはずです。

もしも、このルーティンを取り入れても打てないようなら、スタンスに問題があるかもしれません。

練習場の打席はスタンスを取る場所が色分けされていたり、それまでの利用者の痕が残っています。

必ずしもそのスタンスが自分に合っているとは限りませんし、もしかするとボールとの間隔もゴルフ場とは違っているのかもしれません。

スタンスの幅が変わると、グリップの高さも微妙に変わってしまいます。

アドレスでヘッドをセットしてもスイング中に正しい位置に戻ろうとして、グリップの高さが変わってフェースが合わなくなってしまうのです。

またボールとの間隔が違う場合も同じで、肩から伸びる腕の角度を正しい位置に戻そうとしてインパクトができなくなってしまいます。

ゴルフ練習場で飛ばなくて打てないと感じても問題はなし

練習場におけるスタンスとボールとの間隔の違いは、自分の中で正しいアドレスを身につけるしかありません。

ただ感覚だけでは難しいので、ゴルフ場で実際にクラブを置いてスタンス幅やボールの位置を測ります。

それを練習場の打席で確認すれば、打てないと言う問題はなくなるでしょう。

もしもスタンスやボールの間隔を確認しても打てないようなら、ボールの違いかもしれません。

練習場で使用されているボールは「レンジボール」と呼ばれるもので、ゴルフ場で使う一般的なボールとは違うものです。

一般的なゴルフボールは、2層構造や3層構造、もしくは4層構造になっていて、飛びやスピンをコントロールできるようになっています。

一方レンジボールは耐久性を重視した表面の1層構造なので、飛ばないボールとなっています。

限られたスペースで、スイングチェックを重視しているのが練習場の役割です。

飛ばないことで「打てない」と感じたとしたら、そこに問題はありません。

ゴルフ練習場の自動アップティーが打てない原因になっている

ゴルフ練習場で打てない原因に、ボールポジションのズレがあるかもしれません。

多くの練習場は自動アップティーを設置していて、1度スタンスをとったらクラブを交換するまで同じ姿勢で打ち続けることができます。

ところが繰り返しスイングをしてると、スイングのたびに足がズレてしまうものです。

左足は徐々に開いてオープンスタンスになり、右足は左側にズレていくために左足もまた左側にズレていきます。

1回のスイングで極端にズレる場合は修正できますが、徐々にズレていくと変化に気がつかずに打ち続けてしまい、結果的にスイングしても打てない場合があります。

自動アップティーのように打ち続けることができる場合は、毎ショット仕切り直すことが大切です。

あらかじめ各クラブに合わせたボールポジションを確定させておいて、1回ずつ「初めてのショット」のつもりでアドレスをとりましょう。

ボールの前で両足を揃えて、左足を先に開き、次に右足を開いてスタンス幅を調節します。

1回ずつアドレスに入るクセをつけておけば、本番のゴルフ場でもきっと役に立つ場面があります。

ゴルフ練習場でトップして打てないは人工芝に原因がある

アイアンショットで打てないと感じるようなら、スイングの最下点がズレているかもそれません。

ゴルフ練習場のアイアンマットの下は、固いコンクリートの上に木材や専用の吸収材を敷いて、さらにゴムラバーの打席マットを固定して、その上に人工芝のマットを置いています。

このようにアイアンを振り下ろしても手首や肘を痛めないように作られていますが、芝生のように土の中にめり込むようなことはありません。

そのため多少手前にヘッドが入っても、人工芝の上を滑ってヘッドがスライドしてボールを打つことになります。

ダフリ気味でスイングをしているので、ゴルフ場なら草履並みにターフを切り取ったショットになります。

1度でもダフればスイングミスに気がついて修正できますが、練習場ではクリーンに当たってしまいます。

ところが極端に手前から入ると、スライドせずに跳ね返ってトップしてしまうことがあります。

しかもトップしている原因が「薄く入っている」、つまりボールの横をフェースの刃でとらえていると思い込んで、さらに手前から入るようにスイングしてしまい悪化させることになるのです。

ゴルフ場で打てるのだから練習場で打てないわけがない!

ゴルフ練習場の滑る人工芝マットが原因でトップ気味のショットになるときは、素振りをしてスイングの最下点を確認してください。

人工芝に向けて素振りを繰り返すと、ソールが擦れて自分のスイングの最下点が分かるはずです。

そこにボールを置けばクリーンにショットはできるはずですが、さらに人工芝を打席マットから外して、前方(左側)にズラして人工芝の端にボールを置けるようにします。

そこでダフれば人工芝の端を打つことになるので、すぐにミスショットは分かるはずです。

この練習法を繰り返し行って、人工芝の端に置いていることを意識せずにスイングができれば、打てないと悩むことはなくなるはずです。

もしも人工芝が外れないようなら、グリーン用のボールマーカーを置いて、弾かないようにスイングしても同じ結果を得ることはできます。

ゴルフ場で打てるのに練習場で当たらないのであれば、練習場特有のなにかに原因があるはずです。

まずはそれを見つけること、そうしたら本番で打てるのですから、すぐに修正することができます。

ゴルフ練習場で打てない理由を探すことが1番大事

ゴルフ場で打てるのに練習場で打てないとしたら、アドレスの仕方やスイングの仕方が違っているのかもしれません。

また周囲の打球音などを聞いているうちに、自然に力が入ってミスショットになっていることも多いようです。

打てないと感じたら、まずは原因を探すこと、ゴルフ場で打てるのですからすぐに修正することができます。