初心者ゴルファーは必見!ハンデの計算方法を知ればハマる!

最終更新日:2016/10/24

ゴルフにおいて自分のレベルを公表するために使えるものにハンディキャップというものがあります。

ハンディキャップはどのようにして決められるかご存知ですか?

計算方法や取得方法などこれから取得を目指す方は必見です。

知ればゴルフが今まで以上に楽しくなりますよ!

公式ハンデとは

ゴルフのハンデの種類は、競技で用いられる公式ハンデ、メンバークラブのハンデ、プライベートのコンペ等で計算される略式のペリア方式などのハンデがあります。

 

ここでは、唯一の公式ハンデ、(公財)日本ゴルフ協会(JGA)のハンディキャップについて説明します。

公式ハンデ(オフィシャルハンデ)とは、ひと事でいえばどこにでも通用するハンデです。
JGAの算出するハンデは[標準難易度のコースにおける潜在技量を示した尺度]を数値で表しています。

標準難易度とは、各ゴルファーのプレーするゴルフ場の難易度の違いを、JGAが測定した膨大なコルフ場のデータをもとに標準値に置き換えた数値のことです。

難易度の高いゴルフ場と難易度の低いゴルフ場でプレーしたのでは、スコアが大きく変わってくるからです。

コースにおける潜在技量とは、ゴルファーの内在する技量も含め、全てのプレー方式に通用することが可能なように、技量とは関係しない悪いスコアも排除した計算がなされています。

そのほかにスクラッチプレーヤーとボギーゴルファーでの難易度の比較等も行い実際に提出したスコアカードを元にストロークの調整も行われています。

2014年には、USGAが採用している、技量とコースの難易度によるスコアの変動の標準化[スロープレイティング]を取り入れる事で、より合理的な算出が可能になりました。

公式ハンデの算出は、非常に複雑ですが、綿密な計算がなされています。

 

ゴルフのハンディキャップの取得方法

ゴルフのハンデは、下記の方法で取得することが出来ます。

 

●JGAに加盟しているゴルフ倶楽部の会員権を購入する。

所属クラブを経由してハンデの取得が出来ます。
複数のメンバーコースを持っている場合は、ひとつのコースに限定してハンデ申請を行います。
その場合、他のメンバーコースとの連携が必要となります。

初めてハンデを所得する場合は、スコアーカードを5枚提出することによりハンデの申請が可能となります。
また、所属クラブのハンデの取得も可能です。
選手権や月例などの競技に参加が可能です。

各クラブには、ハンデキャップ委員会が設置されていて、競技の結果を独自の計算に基づいてハンデキャップを査定します。

 

●JGA(日本ゴルフ協会)の個人会員になる

ホームコースを特定しない人向けです。
会員のカデゴリーも3種類あり目的に合わせて入会することが出来ます。
インデックス管理の利用も可能です。

 

●楽天GORAやGDOなどのインターネットゴルフサイトを経由して取得する

インターネット上の手続きが可能で便利です。
GDOは年会費2,592円。
楽天GORAは入会金無料です。

その他にも、パブリックコースPGS会員になる方法や、各都道府県のゴルフ連盟から取得する方法もあります。

 

実際ゴルフをするのにハンデは必要なのか?

ゴルフにおけるハンデの目的は、年齢や性別、技量の異なるゴルファー同士が公平な基準で競い合えるようにすることにより、ゴルフをさらに楽しめるようにすることです。

 

他のスポーツではあまり用いられないハンデ計算よって、技量や身体能力に差がある者同士が公平に競い合い楽しむことが出来ます。

例えば、コースに行くのは月一回というアベレージゴルファーやゴルフデビューしたての初心者、ゴルフ倶楽部に所属し競技思考の強いアスリートゴルファーなどが同じフィールドで競い合い、楽しむことが出来るのです。

また、取引先とのゴルフや地域コミュニティーなどのコンペに参加した際に、不特定多数の人に自身のゴルフ技量を示し初対面の同伴者と公平にゴルフを楽しむためにもハンデは必要です。

ハンデがあればプロゴルファーとも互角にプレーできるかもしれません。

最後に、どのようなゴルファーにも共通しているのが「上手くなりたい!」と思う気持ちです。

ハンデを取得することにより中長期的な目標も明確になり、到達するためにはどんな取り組み方、練習をするべきなのかも明確になりゴルフ力も向上します。

 

プライベートコンペなどでは略式ハンデという計算方法がある。

ゴルフのプライベートのコンペでは、初心者、上級者が一緒に楽しめるように、略式のハンデを使用します。

主に使用されているのが、ペリア方式新ペリア方式です。

いずれも18ホールの中から、「隠しホール」の設定を行います。

隠しホールとは、ハンデの計算の対象になるホールの事です。
スタート前には何番ホールが隠しホールなのかという公表はされません。
プレー後に公表されます。

それぞれの方式の違いは、対象となるホール数とハンデ計算に必要な乗数の違いです。

算出されたハンデをスコアから引いた数値で順位を決めていきます。

 

●ペリア方式

隠しホールを6ホール(OUT/INから各3ホール)の合計がパー24になる様に設定します。

ハンデの計算方法は、隠しホールの各ホールオーバー分の合計に2.4をかけます。

(例)隠しホールのオーバー分の合計が12の場合12×2.4=28.8

※オーバー分とは、パー4設定でスコアが6の場合は2となります。

ペリア方式は、ホール設定が少ないので、同じスコアでも隠しホールで大叩きした人が有利となります。

 

●新ペリア方式

隠しホール12ホール(OUT/INから各6ホール)、の合計パー48になる様設定します。

ハンデの計算方法は、隠しホールの各ホールオーバー分の合計に1.2をかけます。

隠しホール数が多い為ほぼ実力通りの結果になる可能性が多い方式です。

コンペではこの方式が一般的に使用されています。

 

プライベートコンペも回数を重ねてきたら独自計算のハンデ方式に!

新ぺリア、ペリアのハンデは、ゴルフの技量だけではなく運の要素が強くコンペの順位に大きく影響します。

初心者も上級者も誰にでも優勝のチャンスがあり、みんなで楽しむには、非常に良い事です。

しかし、隠しホールの上限の設定が無制限になると上級者と初心者では膨大なハンデの差が生じる事もあります。

定期的に開催されるプライベートコンペで参加メンバーが固定されているのであれば、お楽しみの要素よりも競技的な要素を少し取り入れる事により、コンペも盛り上がるのではないでしょうか?

プライベートコンペの回数を重ねたら独自計算方法のハンデの設定をしてみるのも良いと思います。

 

ハンデの設定方法は、過去のスコア平均値からハンデを算出します。

1~3位までのスコアのアンダー分を調整して次回ハンデの設定をします。

アンダースコアが出なかった場合は、優勝者のみのハンデ調整を行うルールを決める方法もあります。

入賞者以外もアンダースコアや大幅なプラスが出た場合のハンデの調整もしていきます。

また、毎回の順位をポイント制にして、年間ランキングの設定なども行えば、コンペ参加の意欲も上がってくるのではないでしょうか?

 

ハンデの計算に使わなくてもスコアカードはきちんと書くべき!

ハンデを取得する予定が無くてもスコアカードの記入は必要です。

 

ゴルフは、自己申告の元に成り立っているスポーツ

 

他のスポーツの様に得点の計算や記録の計測など、スコアラーがいるスポーツでは無い為、自己のスコアを管理する事が重要です。

競技ゴルフにおいては、同伴競技者同士でお互いのスコアを管理して計算するマーカーと言う役割も担う事になり、自分と相手のスコアを数えなければなりません。

スコアを記入する習慣を最初から身に付けておきましょう。
記入方法を工夫して、ゴルフ力向上に役立てましょう。

ゴルフ力向上の為には、ストローク数も、もちろん重要ですが、その過程を振り返る事も重要です。
スコアカードの記入を工夫して、自己分析に役立てましょう。

例えば、日付、天気、使用ティーの記入をすることにより同じコースでプレーした時、前回のラウンドとの比較が出来ます。
各ホールのスコアとパット数を記入するとショットとパットの貢献度を分析する事も出来ます。

また、障害物、OBによってスコアに影響があった場合やショートホールでの使用したクラブの番手を記入する事で、実際の設定距離との比較や高低差があるホールの番手の選び方など次回の参考にすることが出来るのです。

ただしグリーン上での記入はしない様に、次の組のプレイヤーの為に速やかにホールアウトしてください。

 

ハンデを知ってゴルフをもっと楽しもう!

今回はゴルフのハンデについて説明してきましたが、JGAによる公式なハンデやペリア、新ペリアなどの略式で計算されたもの、友達と決めた簡易的なものを含めたハンデを使用することにより、誰でもゴルフを楽しむことが出来ます。

また、ゴルフのハンデはストローク数だけではなくドライバーを使わない、7番アイアンだけを使うなど限られたクラブを使用する事をハンデにして、形式にとらわれず、ゴルフを楽しむ事も出来ます。

さらに、初心者でも競技指向ゴルファーなら、ホームコースの月例競技への参加や、インターネットのゴルフサイトの主催する競技なども参加することが出来ます。

初心者でも技量に応じてクラス分けされているので安心です。

そのほか各都道府県のゴルフ連盟でも競技を開催しています。

普段のゴルフ仲間で行うゴルフとは違い、初対面の同伴競技者とラウンドする競技ゴルフの独特な緊張感を体験する事によりメンタルを鍛える事も出来ますし、他のゴルファーから刺激を受けたり、同じ競技指向のゴルフ仲間が出来たりと、メリットがたくさんあります。

是非、自分のゴルフスタイルに合わせた、ハンデを活用してゴルフをもっと楽しんでみて下さい。