【ゴルフ上達】アドレスではソールはつけないようにしよう!

最終更新日:2016/10/17

ゴルファーの悩みとしてアドレスで力んでしまうことが挙げられます。

アドレスでソールをつけてしまうと体は動きが止まりやすく緊張し硬くなりやすいです。

ソールを浮かしたままスイングに入ると静⇒動ではなく動⇒動になりスムーズな動きが出来ます。

どうしてでしょうか?

ゴルフのアドレスでソールをつけるメリットはある?

以前、某有名プロがドライバーのティショットを打つ時に、クラブヘッドを浮かせるように変えたらショットが安定して良くなった。という記事が雑誌に掲載されていました。

 

普段あなたは、ソールを地面につけていますか。

それとも、浮かせて構えていますか。

 

多くの人は地面にソールをつけて構えていると思います。

ではそれはなぜでしょうか。

そもそもバンカーなどのハザードに入った場合以外において、意図的にソールを浮かして構えるということをしたことがないかもしれません。

ソールを地面に付けることで安心感があるという人もいるでしょうし、ターゲットに対して構えやすいという人もいるでしょう。

 

では、冒頭のプロはなぜソールせずに構えるように変えたのでしょうか。

もしかすると、ソールを地面に付けることのメリット以上にソールを地面から浮かせて構えることの方がメリットがあったのかもしれません。

ソールを地面に付けるかどうかについて深く考えたことの無い方はその部分について少し考えてみてはいかがでしょうか。

 

アドレスでソールをつけるのはフェース向きの確認のため

アドレスでソールを地面につけて構えることは、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ゴルフはターゲット(カップ)に向かってより正確に飛ばすことを目的としています。
いつも打つ時には、自然とクラブフェースをターゲットに合わせて構えていると思います。

その時、ヘッドを浮かせたままでフェースをターゲットに合わせてみて下さい。
とてもフェースの向きが合わせにくいのではないでしょうか。

特にアイアンはフェースの向きを合わせてにくい形状をしています。
また、パター以外はグリップが丸い形状をしています。

フェースの向きに対してグリップが正しいかを確認するのにも、ソールした方がヘッドの向きを合わせやすいと思います。

 

では、そのあとはどうしていますか?

ソールが地面についたままですか?

その状態からクラブを始動し始めていますか?

それとも、一度ヘッドを浮かせてから始動していますか?

ソールを地面に付けてフェースの向きを確認したのであれば、クラブヘッドを浮かせてからテークバックに入ってみると面白いことに気づくかもしれませんよ。

 

ゴルフのアドレスは緊張しやすい

ゴルフはご存じの通り、止まった状態からクラブを動かし始めます。
そのため、打つ前にワッグルなどをする人もいると思います。
ワッグルをすることで、スムーズにクラブを動かしやすくなります。

アドレスの状態は、精神的に少し緊張している場合が多いです。
とくにスタートホールなどは、かなりの人が緊張しているのではないでしょうか。

ちゃんとクラブに当たるかどうか不安ですし、体も十分にほぐれていない場合も多いと思います。

更に、一緒にラウンドするプレーヤー以外の人がティーグラウンド付近にいると緊張度は増すのではないでしょうか。

中には、多くの人に見られている方がパフォーマンスが上がるという方もいらっしゃるかもしれませんが、その方々は少数派の人だと思います。

また、静止した状態というのは、筋肉も緊張しやすい状態です。
意識したところで筋肉の緊張はなかなかほぐれてくれるものではありません。

意図的に筋肉の緊張を緩和させる方法を見つけることで、ティーショットが上手くなるかもしれませんよ。

 

ゴルフでソールを置いたらダフリやすい

ツアープロは、オフの間にハードなトレーニングをしている選手が多数います。

体幹トレーニングはもとより、下半身や上半身もしっかり筋トレをしています。

ですが、アドレスの時はとてもリラックスして構えていて、無駄な力が全然入っていないように見えます。

 

あなたのアドレスはどうですか。
アドレスで力を入れすぎていませんか。

 

リラックスした状態でクラブを構え、クラブヘッドが地面に付くか付かないかぐらいの状態のプロに比べて、アマチュアは強くクラブを握り、クラブヘッドをベタッと地面につけている人を良く見かけます。

2本の足でバランス良く立っているのではなく、まるで両足とクラブの3本の足で立っているかのようです。

そのようなアドレスからクラブを上げ始めると、ボールと体の距離感が保てません。
ダウンスイングでクラブを下ろしてきた時に手首の角度も保てずダフってしまう場合もあるでしょう。

アドレスでは前傾姿勢でクラブを構えるので、ついついベタッとクラブのソールを地面につけてしまいがちですが、両足でバランス良く立ち、クラブヘッドをソールしていても、ソールしていなくてもあまり違いが無いようなアドレスを心掛けて下さい。

 

アドレスで力みが取れたらいいこと尽くし

「アドレスが1番重要」というプロの説明を聞いた、又は記事を読んだ、という人もいると思います。

ゴルフスイング自体は、クラブを動かし始めてから、ほんの1、2秒で打ち終わっています。

その数秒の動きが上手くいくかどうかは、アドレスが良いかどうかで決まると言っても過言ではありません。

バックスイングがどうだ、ダウンスイングがどうだ、と色々試したところで、アドレスが悪ければ奇跡的な1球のグッドショットが打てても何度も続けて同じスイングが出来ません

 

そのアドレスですが、力んで構えている人がとても多いと思います。

まず、グリップは強く握る必要はありませんし、腕もだら~んとした感じで良いです。

クラブは、各メーカーがバランスを考えながら作っています。

そのクラブに仕事をさせたいのに、力を入れすぎるとその性能は全然活用できません。

とはいえ、足もふにゃふにゃに力を抜いてしまってはスイングした時にふらふらしてしまうので、下半身はどっしり構え、上半身は力まずにリラックスさせます。

そうすることで、スイングした時にクラブの性能が生きてきますよ。

 

パターもソールを浮かしてみよう

パターは得意ですか、それとも苦手ですか。

 

プロもアマもその日のスコアは、パッティングが良いか悪いかで大きく変わってきます。

1ラウンド中で会心のドライバーショットが1度でも打てればホールアウト後も良い印象が残ると思います。

では、会心のパッティングの印象はどうでしょうか。

ロングパットが1回でカップインすれば気持ち良いですが、ホールアウト後にはそれほど印象に残っていないのではないでしょうか。

 

パッティングはドライバーに比べると地味だと思います。

ですが、良いスコアでプレーをしようと思えばおろそかに出来ないのは皆さんもご存じでしょう。

パターの練習は、一般アマチュアの場合、コースに行ったときに少しボールを転がすだけで普段はあまり練習していない人も多いと思います。

パター練習は、家でも簡単に出来ますのでパターの練習をしてみましょう。

ドライバーと同様にソールを浮かして素振りをしてみて下さい。

実は、パターもどっしりと構えていないとスムーズにストロークが出来ません。

ソールを浮かせることでパターをする際のアドレスが安定し、良いストロークが出来るようになると思いますよ。

 

理想はソールしてソールせず

体のバランスがとれたアドレスが出来ていれば、ソールしていても大きなミスショットは出ないでしょう。

しかし、いつもソールする癖を付けてしまうとバランスよくアドレスを保つのは難しいです。

かといって、地面から高く浮かせてアドレスしていても、意識をしなくなればいつの間にかソールしているなんてこともあり得ます。

理想は、地面にソールがつくかつかないかの状態をいつも保てるのが一番いいと思います。

無意識でも出来るように練習で癖づけてみて下さい。