【ゴルフ教えて!】スループレーは短時間でお得なの?

最終更新日:2016/10/22

日本のゴルフコースは通常はお昼休憩を挟んで1ラウンド回るスタイルが主流となっています。

しかしアメリカンスタイルや早朝スタートプランだったりすると、ハーフを回って小休憩を挟んですぐ残りのハーフを回るスループレーというスタイルもあります。

何かメリットはあるのでしょうか?

ゴルフはスループレーの方がお得!

スループレーのお得なところは、価格と時間節約です。

もちろん食事代がない分が差し引かれるのでその分安くなります。

また、早朝や午後のスループレーになると少しだけ料金を安くしているゴルフ場もあります。

夏の早朝だと5時前だったりするところもあります。

約5時間と考えて、お昼前には終了します。

でもゴルフ場に向かう時間を入れると結構な早起きになるからお得になるのも納得です。

午後のスループレーの場合は、冬だと日没に掛かる危険性をともなってしまいます。

それもまたお得になる理由かもしれません。

しかし休憩がない分時間がかなり節約になります。

また早朝なら前半のハーフ、午後なら後半のハーフに人が減るのでかなりスムーズなラウンドができます。

故に、休憩時間を抜くプラスアルファーの時間節約になります。

上記のスタイルはアメリカではよくあります。

もちろんカジュアルスタイルのゴルフ場にはなりますが、お金を気にせずラウンドレッスンを多くできるので海外の選手がゴルフに強いのも理解できます。

ですので、練習ラウンドやたくさんラウンドしたい方はスループレーでお得にゴルフをするのをオススメします。

ゴルフはスループレーの方がリズムが崩れにくい!

スループレーは休憩を挟まないので、前半のリズムのまま後半へ向かえます。

もちろん休憩時間のビール1杯!もゴルフの醍醐味だったりもするのですが、通してのラウンドもそれなりの醍醐味があります。

前半好調に回っているとその好調なリズムを崩すことなく後半へ行けます。

しかしそれと共に集中力も必要としてきます。

ゴルフはとても神経を使うスポーツなので集中力が少し切れてしまうだけで大きなミスショットに繋がります。

18ホールも続けて回ると、特にアプローチやパターの時に集中力が切れてしまう人が多いです。

でもだからこそ、スループレーでは集中力を鍛える練習にもなります。

ゴルフで集中力は一番大事です。

ショットの前に動きを感じたり、物音がたったりするとプロのプレーヤーが仕切りなおしをする光景をツアーなどでよく目にすると思います。

集中の糸がプチっと切れてしまうからです。

もちろんプレッシャー等は全然違うのですが、ゴルフツアーも休憩なしのスループレーなので状況は同じになりますね。

ゴルフはスループレーすると、反省練習に時間が割ける。

スループレーは、早朝なら午後たっぷり時間ができます。

午後であってもスムーズに回れるので遅くはなりません。

その分反省練習にたっぷり時間が割けます。

実は、ラウンド後の練習はとても大事なのです。

プロもツアー中であってもツアーラウンドの後に反省練習を必ずします。

その日に気になったところを徹底して練習します。

たまにその風景を流す番組があるのですが、日が暮れるまでパットの練習をしている選手などたくさんいます。

ゴルフツアーもスループレーなのでそれが可能になるのです。

これはスループレーの一番のメリットです。

平日になるとラウンドする人も週末と比べるとグッと減るので、更にラウンドがスムーズになります。

ハーフが2時間で回れる方なら4時間弱で回れる可能性も出てきます。

普段のラウンドよりかなり早いラウンドになります。

その数時間を是非有効に使って下さい。

ラウンドした上に反省練習にまで時間が割けるとなると、1日をかなり有効に使うことが出来ます。

想像してください。

ゴルフ上達間違いなしですよね。

どうしてゴルフ場はスループレーが少ないの?

スループレーができないゴルフ場にもそれなりに理由があります。

1つは、普通のラウンドの人の間にスループレーの組をはめ込んでいかなければならないので、その日の組数が多かった場合、スループレーでない方に迷惑がかかってしまう可能性があります。

スタート室でその日の動きを管理しているので、スタート室がNOを出したらスループレーは出来ません。

料金表等にスループレーがあったとしても、注意書きで「予約状況によって受付できない場合もあります」とだいたい書いてあります。

コンペ等入っている日は厳しいでしょう。

次に、コース管理の問題があります。

コース管理の人は早朝と夕方が、コースを整えたり、カップの位置を変えたりと一番忙しい時間になります。

みんながスムーズに回って早くホールアウトしてくれればいいのですが、そうでない場合コース管理の方の仕事も遅い時間になってしまいます。

また、ワンウェイ方式をしているゴルフ場では日照時間の関係や効率を考えてスループレーをしないゴルフ場が多いのです。

スループレーでなければ、お昼休憩の時間をどう過ごすかが鍵!

スループレーでなかったとしても、時間を有効に使うことが大事です。

もちろん仲間と楽しく食事をすることも大切ですが、1時間フルには掛からないと思います。

だいたいゴルフ場の時計は5~10分早めてあります。

ですから、それでも少し早めに休憩を終えてパターやアプローチの練習をしてください。

ラウンド前のイメージ作りになります。

そして休憩で途切れたリズムを取り戻すきっかけにもなります。

その日に組数が多く、休憩時間も長めだったら、ゴルフ場にある練習場で何球か打つのもいいかもしれません。

お腹いっぱいになった体をほぐせます。

スループレーでなくとも、お昼休憩をどう使うかでその日だけでなく今後のあなたのゴルフも変わってきます。

一番のオススメは、練習グリーンでパットとアプローチを練習することです。

なぜなら、その練習はゴルフ場でしかできないからです。

アプローチは特にです。

グリーンの傾斜、速さ、芝目など実際のグリーンでしか学べないことをラウンドの空き時間をしっかり活用して自分の物にしてください。

休憩時間もそうなのですが、ラウンドの日に早めにゴルフ場に行ってパットとアプローチを練習することも大事です。

スループレーをする上で注意したいこと

長い休憩を挟まずにプレーするので体力に自信のない方は十分に気をつけてください。

カートだから大丈夫と考えがちですが4時間休憩なしでの運動ですし5km以上は歩く上に、毎回まっすぐにボールが飛ぶとは限らないので思った以上に体力を消耗します。

またゴルフコースは起伏も激しいので体力のない方はかなりきついです。

最後の方は集中力が欠ける可能性もあります。

そうなるとゴルフになりません。

特に夏の炎天下の中、長時間外にいるので水分補給など自分自身でしっかりと管理することです。

時間の効率を考えるとスループレーが魅力的ですが、まだあまり体力のない方にはオススメできません。

特に初心者の方は、ボールがいろいろなところに飛んでいって走り回ることになるのである程度、心に余裕を持ってプレーできるようになるまではスループレーは避けた方が無難です。

疲れる上に、スロープレーへのプレッシャーまで感じては全くゴルフを楽しめずに終わってしまいます。

せっかくゴルフを始めたのに、それが原因でゴルフが遠退いてしまうのはとても残念なことです。

自分のレベルでのメリットとデメリット

スループレーにはたくさんのメリットがあります。

もちろんそれでもデメリットは存在します。

デメリットを避けるには自分のレベルを知る必要があります。

ゴルフ経験が豊富で体力もあり、スコアもある程度出せる人ならメリットばかりになります。

しかしゴルフ経験が浅く、ラウンドするのが精一杯という人にはデメリットの方が多くなる可能性があります。

そうなると自分が楽しめないだけでなく、周りにまで迷惑をかけてしまうことになります。

スループレーのメリットを活用するためには自分のレベルをしっかり把握して挑戦することをオススメします。

疲れることなくスムーズにスループレーできるようになれば、更なるゴルフ上達に繋がることは間違いありません!