ゴルフのプレーが分かりやすいルールブックが変わる2019年度

最終更新日:2018/09/28

全てのゴルファーに朗報です。

現行のルールブックが新しく生まれ変わります。

来年の2019年1月に全てのゴルファーにルールが分かりやすくゴルフがプレーしやすいようになるのです。

そこで今回は、どのように分かり易くプレーがしやすくなるかお話します。

2019年のルールブックに書かれるゴルフのルール

2019年のルールブックは今までのルールブックとは全く違ったものになります。

ルール改正を行う目的は何なのでしょう。

そのルール改正の目的は、上記で述べたようにルールが分かりやすくプレーがしやすいようにすることです。

それとともにプレーの進行を促進することです。

ゴルフの世界では今も昔もプレーの進行について様々なアプローチを行ってきました。

しかし、どれもがあまり成果を出すことはできませんでした。

それは現行のルールではトラブルがあった時の処置に時間が掛かってしまう場面があったからです。

それらを解決するために2019年に大規模なルール改正を行います。

ルール改正で行われることは、まずゴルフ用語の名称の変更です。

さらに分かりづらかったルールの変更、救済の仕方や処置の仕方の変更などがあります。

これらをいくつかピックアップして紹介していきます。

2019年のルールブックが変わるゴルフ用語

ゴルフの用語には様々な名称があります。

ティーインググラウンド、バンカー、ウォーターハザード、パッティンググリーンなど決められた名称があります。

この決められた用語が2019年のルールブックでは変更されることになります。

①ティーインググラウンド

ティーイングエリアという用語に変更されます。

②スルーザグリーン

ジェネラルエリアという用語に変更されます。

スルーザグリーンとはプレー中のホールのティーインググラウンド、パッティンググリーン、コース内の全てのハザードを除いた場所を示します。

③ウォーターハザード

ペナルティエリアという用語に変更されます。

ウォーターハザードとはコース内の池や川など黄色の杭で囲われた場所を示します。

ペナルティエリアはウォーターハザードと呼ばれる場所だけではありません。

林やブッシュなどボールを見つけることが困難な場所も含みます。

このように様々な用語が変わっていくことになります。

ただしバンカーやパッティンググリーンの名称は変更ありません。

2019年のゴルフのルールブックから変わるドロップの仕方や救済の受け方

2019年のゴルフのルールブックでは様々なルールが変わっていきます。

①ドロップの仕方

これまでドロップ仕方は肩からドロップすることになっていました。

それが2019年のルールブックからは膝の高さからのドロップすることになります。

このルールの変更でボールがドロップした箇所で止まりやすくなるでしょう。

そうすることでボールがより良いライの状態で打つことができるようになります。

②バンカー内の救済の受け方

バンカー内では今までは小石や葉っぱなどのルースインペディメントは取り除くことができませんでした。

しかしルール改正後は取り除くことができるようになります。

さらにバンカー内から打てそうにない場合は、2打罰を払うことによりバンカー外にドロップすることが可能になります。

③ボールを捜索のルールの変更

ボールを捜索する時間が短くなります。

今まで捜索する時間は5分間でしたがルール改正後は3分間になります。

捜索中に誤ってボールに触れてしまった場合は1打罰でしたが、ルール改正後は無罰になります。

④ボールの確認のルール変更

確認するためボールを拾い上げる時にプレーヤーのマーカーに確認を取らなくても良くなります。

ただし拾い上げたボールは元のように戻さなくてはいけません。

2019年のゴルフのルールブックが変わるパッティンググリーンのルール改正

2019年のゴルフのルールブックではパッティンググリーン上でもルール改正が行われます。

①パッティンググリーンでピンを抜かなくて良くなります。

ルール改正後はパットを行う時でもピンを抜く必要がなくなります。

このルールで下りのパットなどでも自身に有利な状態でパットを行うことができるようになります。

②パットの線に触れられるようになります。

パッティンググリーン上ではプレーヤーはこれからパット行う時にホールに向かうラインに手を触れていけませんでした。

それがルール改正後はこれから打つパットのラインに手を触れられるようになります。

このルールでライン上にある細かい砂などを手で動かすことができるようになるのです。

③ライン上にある傷を修復できるようになります。

今まではボールマークしか修復できませんでしたが、ルール改正後はスパイクマークなども修復できるようになります。

このルールで不意にボールの転がりがずれることが少なくなるでしょう。

2019年のゴルフのルールブックが変わるキャディの役割

キャディにはプレーヤーをサポートするために様々な役割があります。

プロのゴルフの試合ではプレーヤーと2人3脚でプレーしています。

プロゴルファーにとってキャディは欠かせない存在です。

しかし2019年のルールブックではキャディの仕事が少し変わってきます。

①プレーヤーのアドレスの後方、またはその近くに立ってはいけない。

プロの試合ではプレーヤーがアドレスに入った時にキャディが後方からアドレスの向きを確認しているのを良くテレビ中継などで見かけます。

しかしこの行為が2019年のルールブックでは禁止されています。

これに違反した場合は2打罰を受けます。

②パッティンググリーンでキャディはボールを拾い上げられるようになります。

キャディはプレーヤーの許可なしでボールをマークして拾い上げることができるようになります。

2019年のルールブックが変わって許される行為

2019年のゴルフのルールブックでは今まではできなかった事ができるようになります。

①距離測定器の使用

コースの高低差や風の方向を測ることはできませんが、目標までの距離は測ることができます。

ローカルルールにより使用することを禁止することもできます。

②ラウンド中にクラブが損傷してそのクラブの性能が変わったとしてもそのまま使用することができます。

しかし、クラブの損傷がプレーヤーにあった場合はそのクラブを他のクラブと取り替えることはできません。

③ボールがOBになってしまった場合は、打ち直しやプレ4からのプレーではなくOBとなった付近から2打罰で打つことができます。

このルールはローカルルールのみで起用することができます。

④動いているボールが偶然にプレーヤーやキャディ、携帯品に当たったとしても無罰になります。

⑤バンカーやペナルティエリア以外でボールが地面にくい込んでいる場合は、ボールを救済することができます。

しかし、ローカルルールで短く刈った芝でなければいけないなどの制限も設けられます。

⑥ペナルティエリアではクラブをソールすることができるようになります。

バンカー内では今まで通りソールすることはできません。

ルール改正でプレーファーストを目標にゴルフをしよう

2019年のルールブックには今までの分かりづらかったルールが分かりやすく書かれています。

これらのルールによって今まで処置に時間をとられていたことが短縮されるでしょう。

さらにルールが分かりやすくなることで、これからゴルフを始めたい人にもゴルフが始めやすい環境になるのではないでしょうか。