ゴルフラウンドで打数を忘れることがないように覚えるコツ

最終更新日:2018/09/19

ゴルフラウンドで初心者に多いのがホールアウトの際に打数を忘れることです。

右へ左へとクラブを持って走り、同伴競技者に着いて行くのがやっとで、自分の打数を数えている余裕がない人もいるでしょう。

しかし打数を間違えて申請してしまうとペナルティが課せられます。

そこで打数を忘れないためのコツを教えます。

打数を表現するゴルフ用語

ゴルフの打数は、「スコア」となります。

ゴルフはこのスコアを競うスポーツになるので、打数を忘れることはトラブルになる可能性があるのです。

また打数を表現するゴルフ用語があるのですが、それを覚えておくと同伴競技者に打数を申請するときに間違えることなく伝えることができます。

打数を表現するので「バーディー」は広く知られている言葉ではないでしょうか。

「-4」はトリプルイーグルと言い、俗称は「コンドル」です。

これはパー5でしか使用しませんが、ほとんど見かけることはありません。

「-3」はダブルイーグルと言い、俗称は「アルバトロス」です。

「-2」はイーグル、そして「-1」が皆さんご存知のバーディーとなります。

ここからが多くのゴルファーが使用する機会の多い打数です。

「E」はパー、「+1」はボギー、「+2」はダブルボギー、「+3」はトリプルボギー、「+4」はクワドラブルボギー、「+5」はクインテューブルボギーとなります。

+2以降ではボギーを抜いて「ダブル」や「トリプル」と言います。

また+4はパー4であれば「ダブルパー」と言い、それ以降は〇オーバーと言う人が多いです。

打数を声に出すと忘れることがない

打数を忘れることがある初心者ゴルファーは、まず自分の打った打数を数えることをラウンド中に習慣づけるようにしましょう。

ゴルフ中~上級者になると、自然と他の人の打数まで数えることができるようになります。

ですから中には数えなくても大丈夫と言う人がいるのですが、それに慣れてしまうといつまで経っても打数を数えることができません。

ラウンドデビューであろうが、数回しかラウンド経験がなかろうが、打数はしっかりと数えるようにしてください。

ある程度経験を重ねても打数を数えられないと、打数をごまかしていると悪い方に取られることがるので気を付けましょう。

それでも初心者ゴルファーの最初頃のラウンドはトラブル続きで余裕がありません。

ですから打数を忘れることのないように、打つ前に打数を声に出すことをオススメします。

例えばショットを打つ前に周りに誰もいなかっとしても、「〇打目打ちます」と宣言するのです。

声に出すことで記憶の手助けにもなりますし、毎回打数を自身で確認する作業にもなります。

ゴルフ用語で打数を忘れるのを防ぐ

ある程度ゴルフを経験してくるとゴルフ用語が理解できるようになります。

もちろん自分でゴルフ用語を勉強するのも良いですし、同伴競技者が口々にしているゴルフ用語が自然と身についてくるものです。

ゴルフ場ではパー72とスコアカード等に表示されています。

これはそこのゴルフ場の規定打数が72打と言う意味で、中にはパー71やパー73と言ったゴルフ場もあります。

また1ホールごとにも規定打数があり、パー3・パー4・パー5と決められています。

ゴルフラウンドに少し慣れてきたら、パーを前提とした考え方で打数を数えることで忘れることを防ぐことができます。

パー4を4打でホールアウトできれば、そのホールのスコアはパーとなります。

例えば2打目でグリーンに乗せることができたら「パーオン」と言い、パットを2打と想定してパーが獲れる確率が高いと言うことになります。

これを基準に「〇オン」「〇パット」と言う打数の数え方をするのです。

何打でグリーンに乗せ何打パットをしたと数えると、忘れることなく打数を数えることができます。

多くの人が忘れるゴルフルールのペナルティの数え方

ゴルフ初心者に限らず、間違えたり、忘れることが多いのがゴルフルールにおけるペナルティの打数の加算です。

ペナルティが課せられる代表的なシチュエーションは、OBやウォーターハザード(池や川に入る)、そしてロストボール(ボールを無くす)です。

初心者ゴルファーの場合、「ノーペナ(ペナルティ無し)で良いよ!」と言った甘い囁きがあることも多々あるのですが、コンペ等に参加するようになるとそうはいきません。

そのためペナルティの際の打数の加算方法もしっかりと覚えておくようにしましょう。

OBやウォーターハザード、ロストボールは、すべて1打罰で最後にプレーしたところのできるだけ近くでプレー再開することができます。

この時にOBやウォーターハザード、ロストボールになった球を考えず、2打罰と言う人がいます。

打数上は同じことにはなるのですが、1打目をOB、そしてプラス2打で打ち直しと少し複雑にしてしまいます。

ですから1打目がOB(+1)、そして1打罰(+1)でもう一度同じ場所から打ち直し(+1)と考えましょう。

そうすると連続でOBになった場合でも混乱することなく打数を数えることができます。

打数を決して忘れない救世主

先に紹介した打数を忘れない方法を試しても、みんなに着いて行くのにやっとで、どうしても打数を忘れると言う初心者ゴルファーも当然いると思います。

そんな人にも安心な救世主がいます。

それは「スコアカウンター」です。

スコアを1~15までカウントすることができる便利グッズです。

100円玉くらいのサイズで小さく、本体裏にクリップが付いているので、ポケットやグローブに取り付けて使うことができます。

1打打つたびにカウンターを1つずつ進めて行くと、ホールアウトの際に自分が何打打ったか確認することができます。

またホールアウトしたらワンタッチでカウンターを0に戻すことができるようになっています。

またシンプルなものからかわいらしいデザインのものまで種類も豊富なので、グローブや服装に合わせたものを選ぶことができます。

実はこのスコアカウンターは初心者ゴルファーの鉄板アイテムです。

ですからこれを使わなくなった、これが必要なくなった時にゴルフ上達を実感することができるのです。

打数申告を間違ってしまった場合

仲間内のラウンド等で打数の申告を間違ってしまっても訂正すれば良いだけの話かもしれません。

コンペ等でも「しょうがないね」で終わることもあるでしょう。

しかし公式競技等ではそのようなわけにはいきません。

打数を間違って申告してしまうことは過少申告や多く申告したこととなり、特に過少申告の場合は重いペナルティを課せられることもあります。

プライベートなラウンドであれば打数を忘れることでペナルティを課せられたり、責められたりすることはありませんが、常に正確な打数を申告できるように習慣づけておくことは大切です。

中には故意に過少申告するようなゴルファーも存在し、そのような人は周りから嫌がられゴルフに誘われなくなってしまいます。

では過少申告した場合のペナルティについてお話します。

公式競技等で過少申告してしまったら「競技失格」となります。

しかしスコアカードを提出する前に罰打を受けていたことを知らずに過少申告していた場合はこの罰の対象外となります。

数打の罰ではなく競技失格と、かなり重いペナルティを課せられるので十分気を付けましょう。

しかし多めに申告した場合は、多めの打数が反映されるだけでペナルティ等はありません。

打数を過少申告するのがゴルフでは一番の罪

初心者ゴルファーでも上級者ゴルファーでも同じで、打数は確実に、そして正確にカウントしなければなりません。

打数がラウンドの結果すべてを表すので、そこを間違ってしまうことはゴルフでは一番やってはいけないことになります。

初心者だから許される、そんなことはありません。

初心者だからこそしっかりと打数を数えられるようにがんばりましょう。