ゴルフを趣味にしていると色々な人たちとプレーする機会が生まれます。
そしてそんな人たちとより親交を深めるため、ゴルフコンペを開催し、幹事に抜擢されることもあるでしょう。
そのゴルフコンペの幹事には、やらなければならないことがたくさんあります。
その中でもスタートと締めの挨拶は幹事として重要なポイントとなるので要チェックです。
ゴルフコンペで幹事がしなければならないこと
まずはゴルフコンペを開催するにあたって、幹事がしなければならないことから紹介します。
最初にゴルフコンペを開催するゴルフ場、予算、開催日を決めます。
そして参加者を募り、人数がほぼ確定したらゴルフ場を予約します。
この際、参加者の年齢や住まい、ゴルフレベルなど考慮する項目は多々あります。
次は案内状の作成です。
開催日、ゴルフ場、ゴルフ場の所在地、当日のスケジュール、料金(参加料も記載)、組み合わせ表、コンペ方式、注意事項、緊急連絡先を記載します。
最近はアプリでグループトークができるので、接待や会社関係でなければそれを使うと手間も掛からずスムーズにできます。
次は表彰式に必要な物の準備です。
表彰状や賞品ですね。
順位表はゴルフ場にお願いすれば出してくれるところもあるので確認してください。
当日は受付・昼食会場の手配・スコア集計の依頼、表彰式会場の手配、打ち上げの手配と盛りだくさんなので、いつも以上に早めにゴルフ場へ行っておくようにしましょう。
そして参加者が全員集まったら、スタートの挨拶と注意事項を伝達しゴルフコンペスタートです。
ラウンド終了後は、表彰式をし、打ち上げとなります。
そしてゴルフコンペは幹事の締めの挨拶で終わります。
ゴルフコンペでのスタートの挨拶のポイント
ゴルフコンペの幹事の挨拶はスタートと締めの2回です。
まずはスタートの挨拶のポイントから紹介します。
スタートの挨拶の流れは、①朝早くからの参加の労に対するお礼と労い、②場が盛り上がるようなエピソード等の紹介、③ゴルフコンペでの注意事項やプレー終了後等のスケジュール案内です。
この3つのポイントを自分なりのスタイルにアレンジしながら挨拶することで、ゴルフコンペの相応しい挨拶となります。
長々とまとまらない話をしたり、ありふれた固い挨拶にならないように注意してください。
また会社関係のゴルフコンペであっても仕事に関する話は控えるようにしましょう。
ゴルフコンペでのスタートの挨拶とは、その日のゴルフコンペが和気あいあいと楽しくできるかどうかが決まります。
参加者全員が楽しい気持ちでプレーできるような挨拶を心がけることが大事です。
挨拶の言葉や流れも大事ですが、それ以上に大切なのは、いつもよりも声のトーンを気持ち高め、ハキハキと明るく、元気に話すことです。
ゴルフコンペでの締めの挨拶のポイント
ゴルフコンペでの締めの挨拶には2パターンあります。
最後の最後、表彰式終了の挨拶と、表彰式の開会でする挨拶です。
もちろんどちらもする場合があるのですが、表彰式の開会で挨拶をする場合は、表彰式後の締めの挨拶はより簡潔にするようにしてください。
締めの挨拶の流れは、①暑い・寒い・強風・足元の悪い等厳しい天候の中でのプレーへの労い、②場が盛り上がるようなゴルフコンペ中のエピソード、③帰路への気遣い、④終了の言葉です。
スタートと違い、表彰式ではお酒が入っていたり、疲れていたりするので、この4つのポイントを自分のアレンジを加え、簡潔に分かりやすく話すようにしましょう。
挨拶は基本的に長すぎず、そして短すぎずが鉄則となります。
長すぎると参加者は退屈になりますし、疲れが倍増してしまうかもしれません。
また短すぎても盛り上がりに欠け、楽しかったゴルフコンペに良い印象が残りません。
締めの挨拶は2~3分程度が理想的です。
また絶対NGなのが、幹事がお酒に酔い過ぎてしまうことなので、そこだけは注意してください。
自分の役割を忘れてしまうほど飲みすぎないようにしましょう。
ゴルフコンペのスタートの挨拶例文
それでは今後幹事になるかも知れない方の参考になるように、ゴルフコンペスタートと締めの挨拶の例文を紹介します。
まずはスタートの挨拶です。
おはようございます。
ゴルフコンペの幹事を任されました○○と申します。
どうぞよろしくお願い致します。
皆様、朝早くからご苦労様です。
・しかし超がつくゴルフ好きの皆様にとっては早起きはいつものことで、ゴルフともなると気持ちが高まりすぎて、アラームがなる前に起きた方も多いのではないでしょうか。
・前回のゴルフコンペでは栄えあるブービー賞を戴きまして、今回ゴルフコンペの幹事に抜擢されることとなりました。
さて、早くプレーをしたくてウズウズしていらっしゃる方も多いようなので、今回のコンペの説明をさせていただきます。
(ゴルフコンペでの注意事項や流れ等を説明)
皆様に喜ばれる賞品を用意してありますので、いつも以上にベストを尽くし、良いスコアを出し、奮ってお持ち帰り戴きたいと思います。
(プレー終了後の案内)
温泉につかり、一杯飲みつつ、ゴルフ談義を賑わしたいと考えております。
酒の肴にならないように、珍プレーや大叩きなどなさいませんように影ながら祈っております。
では、皆さんご健闘ください!
ゴルフコンペのスタートと締めの挨拶例文②
次にゴルフコンペの締めの挨拶例文を紹介します。
本日はお忙しい中、ゴルフコンペに参加していただきましたありがとうございました。
また(お暑い・お寒い・強風・足元の悪い)中でのプレーお疲れ様でした。
皆さん、スコアの方はいかがでしたか?
・今日は○○さんの珍プレー、いや好プレーがきらりと光り、表彰式が非常に楽しみであります。
・名プレーヤーと名高い○○さんの豪快なドライバーショットは圧巻でした。
・今日は18ホールで一生分くらいのバンカー練習をさせていただきました。
幹事として至らない部分が多々あり、皆様にご迷惑をお掛けした点もあるかと存じますが、この場を借りてお礼申し上げます。
ご縁がありましたら次回もまたゴルフコンペを開催させていただきますので、その際はまた皆様の参加をお待ちしております。
外もだいぶ暗くなってきましたので、お帰りは安全運転の上、お気をつけてお帰りください。
以上を持ちましてゴルフコンペを終了とさせていただきます。
皆様、一日お疲れ様でした。
幹事の仕事は締めの挨拶で終わりではない
締めの挨拶をして終わりとホッとしていたらいけません。
ゴルフコンペの幹事の仕事はそれで終わりではないからです。
表彰式が終わったらゴルフ場に迷惑をかけないよう参加者たちへ解散を促しましょう。
特にスタート時間が遅いコンペや初心者が多くラウンドに時間が掛かってしまった場合は、表彰式も遅い時間になります。
ゴルフ場は早く閉めたがるので、表彰式会場では長居をさせないように気をつけましょう。
参加者全員が帰ったことを確認したら、忘れ物がないかなどチェックをします。
忘れ物があった場合は幹事が預かり、参加者に連絡を取り、郵送または届ける、、取りに来てもらうなどします。
ここで幹事の仕事は全て終了です。
こうしてみると、ゴルフコンペの幹事はやらなければならないことが多い上に気を遣うので非常に疲れます。
慣れていない人はゴルフをプレーするよりも気づかれの方が大きいはずです。
しかし一度経験すると参加する側になった時に幹事への気遣いもできるようになります。
とても大変ではありますが、経験して悪いことはないので、機会があれば是非挑戦してみてください。
ゴルフコンペの幹事は社会人の良い勉強
ゴルフをプレーすること自体社会人として役立つことが沢山あると言われています。
ゴルフコンペの幹事では更に沢山あります。
会社である程度の地位に就けば、挨拶をする機会は良くあるので慣れます。
しかしそうでない人は、人前で挨拶をする機会はそうそうありません。
ゴルフコンペの幹事はそう言った点でも社会人として成長できる良い機会になるはずです。