自分で企画して初めてのゴルフコンペを開催する時、やり方を知っていたほうがスムーズに進めることができます。
企画したコンペを告知し、実際に開催するまでに必要なこと、また注意しなければならないこと、さらに魅力のあるコンペにする極意について今回紹介します。
やり方さえ知れば誰でも簡単にゴルフコンペができる
よりゴルフを楽しむために、自分でゴルフの仲間を募ってコンペを企画してみてはいかがでしょう。
コンペを開催する時には、外していけない決まりみたいなものがあるので、そのやり方さえ知っていれば誰でも簡単にゴルフコンペを開くことはできます。
まずは参加者を集る必要があるので、企画をして募集しなければなりません。
それにはコースの選定が必要です。
コンペの組数分の予約ができなければ、せっかく参加者が集っても、開催することはできません。
そのため企画を立てる段階で、どこのゴルフ場でコンペを開催するのかを決めて、開催日時に想定する組数の予約が取れるのかを確認しておくことが必要です。
一般的には「仮押さえ予約」といって、数日程度で正規の予約に変えます。
なぜこんな二段階の予約方法をとるかと言うと、集めやすいプレー料金になるかを、見積もり合わせするからです。
少しでコンペ料金の低いほうが、当然参加者の増が期待できます。
最初のゴルフコンペは、安くてアクセスの良いコースを選定すると、参加者を集めやすいでしょう。
ゴルフコンペの参加者募集のやり方は決まっている?
コンペを開催するゴルフ場に予約ができたら、次は「コンペのご案内」です。
ゴルフ仲間とは言え、実際に自宅の住所を知っている人は限られているので、郵送による案内文の通知は現実的ではありません。
利用している練習場などで掲示させてくれる場合もありますが、練習場が主催者でないと参加者を集めるのは大変です。
そのため自分にとってもっとも確実に配布できるやり方を選択しましょう。
一般的には、案内文を作ってペーパーにして、直接渡すのが一番効果的です。
受け取る側も、主催者が誰であるのかを認識できますし、案内文を渡す時に口頭でも誘うことができます。
普段からSNSやLINEなどで、ゴルフについて発信しているのであれば、それらも活用すると良いかもしれません。
どうしても集らない時は、「親睦」を前提にすれば昔ながらの銭湯や公民館などで掲示してもらうことができるので、意外に多くの参加者を集めることができます。
とにかく簡単な方法で、なるべく早く案内文を配布してしまうことが大切です。
主催者として大事なゴルフコンペ内容と告知のやり方
ここまでは普通の飲み会の幹事でも同じようなやり方でしょうから、特別ゴルフコンペだからと言うことはありません。
問題なのは配布するゴルフコンペの案内文の内容です。
まず表題を提示して、開催コースと日時を記載します。
コンペの趣旨が親睦なのか競技会なのか、もしくはレクリエーションの一環なのかをハッキリと分かるような表題にすることが大切です。
また突然の誘いですから、都合をつけやすい日時であることをアピールするのも重要です。
次に重要なのは、出欠の返信日です。
期日を定めて、案内文を配布した人は欠席であっても連絡をもらうこと、または自分から確認することが大切です。
一方で案内をした以上、参加の意思があれば何とかするのが主催者の義務です。
例え「先着」で打ち切ると記載しても出席の返事があれば、なるべく意に応えられるようにと、ゴルフ場と交渉するのも主催者の役目です。
あとはコンペの参加費用とプレー代の概算額です。
参加費はパーティー代が込みなのか、参加賞があるのかも明記しておきましょう。
ほかには順位の決め方、つまりハンディキャップの算出方法や、ルールなども簡単に記載しておくと親切です。
案内状でゴルフコンペの賞を明記しないのが上手なやり方
ルールは当日のゴルフ場の混み具合や天候などを考慮して、臨機応変に対応したほうが良いので、案内文に詳細を記入しないほうが良いかもしれません。
コースが混み合っている場合は、6インチやワングリップOKなどコンペのための特別ルールでスムーズな進行を重視するやり方もあります。
ここで大事なことは、事前に文書で配布したルールを変えると、知らなかった人からクレームが出ることがあるので、「ゼネラルおよびローカルルールに準じ、コンペのためのルールは当日掲示します」と記載しておけば問題はないはずです。
表彰に関しては、参加者数が決まらないうちに、すべての賞を告知するのではなく、「優勝・準優勝ほか賞品を用意しています」としておくと、賞を増やす分にはクレームはでないはずです。
同じようにコンテストホールも「ニアピンやドラコンなど」とだけ記載し、実施するホールなどは記載しないようにします。
もしも予定参加者が集らなかった時、削減対象になる賞は明記しておかないことが鉄則です。
ゴルフコンペの受付のやり方を知らないと参加者が困る
案内文で意外に抜け落ちていることが多く、参加者が困っているのが集合時間と受付開始時間です。
ゴルフ場によっては、コンペの主催者が参加者の受付を済ませて、カードホルダー(ロッカーキー)を渡すやり方もあります。
この場合、当日早めに行って練習をしようとしても、主催者が受付をしていないため、練習や食事ができない場合があるので注意が必要です。
受付開始時刻は入場できる時間ですし、集合時間は最終受付時刻と言うことになります。
この間で受付を済ませてもらうことを最初に告知しておくと、未然にトラブルを防止することができます。
なお、受付の開始時刻はスタート時間の1時間前が一般的です。
主催者は、当日のスタート票(組合せ票)を記入しなくてはいけません。
すべてが4人組みでない場合、公式のコンペでは先頭組を3人にして進行を良くしますが、プライベートコンペでは最終組を3人組します。
返事がないのに突然やってきた人や遅れてきた人を、その最終組に入れるためです。
また主催者(幹事)は、集計等があるので先頭組でスタートしなければなりません。
遅れてくる人の受付(集金)はラウンド後に回して、他の人に金銭管理を頼むことのないようにしましょう。
表彰式のやり方とゴルフコンペの極意とは?
ラウンドが終了したら、残りは表彰式のやり方です。
初めてのゴルフコンペの場合、参加者の自己紹介というのがありますが、だいたい同じような挨拶が続くことが多いので、拍手だけのセレモニーになりがちです。
表彰が始まる前に「盛り下がり」の雰囲気が漂うことになるので、主催者のほうから名前を呼び上げて、各人を紹介してあげたほうがスマートです。
また優勝やブービーを受賞した時の挨拶も同じパターンになりがちです。
賞品授与の時に、インタビューのような形式でコメントを求めると、流れの良い表彰式になります。
ちなみに賞品は豪華である必要はありません。
確かに豪華であるほど喜ばれますが、その分だけ参加料が高くなっては意味はありません。
また食べきれないほど生モノやフルーツは豪華であっても意味のなく、お中元の残り物のような賞品は立派でも人気はないので、安価でも気の利いた品を探してみましょう。
魅力のあるゴルフコンペにする極意は、楽しめるラウンドと和気藹々の懇親会(表彰式)にあります。
ゴルフ仲間と楽しめる1日を作るように心がければ、きっと初めてのゴルフコンペは成功し、次回の開催を希望する声が起きてくるはずです。
ゴルフコンペの参加者を喜ばせるやり方を目指す
ゴルフコンペを企画する時は、参加者を第1に考えたやり方にすれば、多少のミスも皆がカバーしてくれるものです。
それを可能にするのは、「ゴルフ仲間」であることを強調しておくことが大切です。
コンペの成功とは、参加者が喜ぶことなのです。