ゴルフの練習器具は、素振りをしたり、ボールを打ったりすることで理想のゴルフスイングの形を作ることができます。
近年ではゴルフの練習器具は様々な種類のものがたくさん出ています。
その中で良くテレビ等にも登場しているぐにゃぐにゃシャフトの物があるのはご存知ですか。
その練習器具の上手な使い方とその効果について説明します。
ぐにゃぐにゃシャフトのゴルフ練習器具の効果とは
ゴルフの練習器具には実に様々なものがあります。
その中でもぐにゃぐにゃシャフトの練習器具の良さを知っているゴルファーは、ゴルフスイングの構造を良く理解している人でしょう。
トップからどう切り返すかがゴルフスイングの肝となるのですが、ぐにゃぐにゃシャフトはそれをしっかりと体感させてくれるからです。
トップからの切り返しをどんなに上手く説明されても、体感すること以上に理解することはできません。
ゴルフクラブを手で上げて、手で振り下ろすゴルファーがこの練習器具を使用するとぐにゃぐにゃシャフトは気持ち良く動いてくれません。
上手くしならせるにはボディーターンを使ったスイングをする必要があります。
トップから下半身を使って切り返すのですが、それができない人はこの練習器具を上手く使うことができないでしょう。
上半身と下半身をバランス良く使ったスイングをすることでシャフトをしならせることができます。
この練習器具を使うことで体を使ったゴルフスイングを手に入れることができるのです。
そして体を使ったゴルフスイングができるようになるとヘッドスピードが上がり、飛距離を伸ばすことができます。
オススメぐにゃぐにゃシャフトの練習器具①
まず最初にオススメするぐにゃぐにゃシャフトの練習器具は「スイングプロ」です。
この練習器具は「ぐにゃぐにゃ」と言うよりも「ふにゃふにゃ」と表現した方が良いのかもしれません。
スイングプロのシャフトはホースになっているので想像を超えるほど柔らかいです。
そしてヘッドが発砲ウレタンになっているのでボールを打つことはできず、素振り専用の練習器具となります。
この練習器具の使い方は、バックスイングでは左肩にヘッドが当たる、そしてフォロースルーでは右肩にヘッドが当たるように意識してゴルフスイングをします。
この練習器具を使って練習することで、正しいスイング軌道だけでなくスイングテンポを身につけることができます。
スイングプロには練習場用の「スイングプロⅡ」と、自宅練習用の「スイングプロインドア」があります。
練習場用のスイングプロは連続素振りを10回程度して、実際にゴルフクラブを使ってスイングします。
そうすると自分のクラブでさえシャフトを柔らかく感じられるようです。
シャフトを柔らかく感じることでヘッドが走る感覚を体感することができるのです。
練習へ行けない時はスイングプロインドアを使って素振り練習をすると良いでしょう。
オススメぐにゃぐにゃシャフトの練習器具②
次にオススメするぐにゃぐにゃシャフトの練習器具は「スピードスイングマジック」です。
この練習器具はテレビのCMや雑誌等で良く紹介されているので知っている人は多いでしょう。
ぐにゃぐにゃシャフトでタメを作ることで、シャフトのしなりやしなり戻りを体感できます。
こちらはスイングプロと違いスイング軌道やスイングテンポではなく、ヘッドスピードを上げることを目的とした練習器具になります。
シャフトの長さが45インチと30インチの2種類あるので、長い方は練習場用、短い方は自宅練習用にすると良いでしょう。
しかし長いシャフトの物はドライバーと同じくらいの長さになるので、よりヘッドが走る感じを体感できます。
スイングスピードマジックは、ボディーターンでのスイングでないとぐにゃぐにゃシャフトであってもしなりを体感することはできません。
手打ちをしているゴルファーでは体感できないので、ボディーターンができるようにまずはスイングプロで練習を重ねることをオススメします。
オススメぐにゃぐにゃシャフトの練習器具③
最後にオススメするぐにゃぐにゃシャフトの練習器具は「メガスイングドクター」です。
この練習器具は昔から良くある練習器具で、ぐにゃぐにゃシャフトの練習器具の定番と言って良いでしょう。
これは体にシャフトのしなりを覚えこませる練習器具です。
またスイングリズムを良くさせる効果もあります。
先に紹介した2つの練習器具と違い、実際にボールを打つことができるのが最大の特徴でしょう。
ゆっくり、力まず、そしてリズム良くスイングすると普通のクラブと同じようにナイスショットが打てます。
ゴルフクラブを使って練習をすると良いナイスショットが出ると欲が出てしまい、「もっと飛ばしたい!」、「もっと真っすぐ打ちたい!」とスイングに力が入ったり、打ち急いだり、手打ちになってしまったりするものです。
しかしこの練習器具でそのように打つと上手く打つことができません。
もちろんボールを打たずに素振りだけにも使えます。
この練習器具にはアイアンとドライバーがあるので、自分が悩むクラブに合わせて選ぶと良いでしょう。
同じぐにゃぐにゃシャフトの練習器具でもゴルフに対する効果が違う
オススメのぐにゃぐにゃシャフトの練習器具を3つ紹介しましたが、三種三様であることが分かったのではないでしょうか。
同じぐにゃぐにゃシャフトの練習器具でも用途も効果も変わります。
理想的スイングプレーンを身につけたい人は「スイングプロ」が良いです。
ヘッドスピードを上げたい人は「スピードスイングマジック」がオススメです。
そしてシャフトのしなりを体感、さらに正しいスイングリズムを身につけたい人は「メガスイングドクター」がオススメとなります。
練習器具を選ぶには、現在自分にとって何が必要なのかをしっかりと決めてください。
例えば初心者ゴルファーの場合、スイングがまだでき上がっていないので、ヘッドスピードを上げるためのスピードスイングマジックを使ってしまうと、スイングが崩れたり、ボールがさらに曲がったりと悪い方向に向かってしまう可能性が高まります。
ですから初心者ゴルファーには理想のスイングプレーンを身につけるためのスイングプロや、正しいスイングリズムを身につけるメガスイングドクターがオススメです。
練習器具は正しく理解して使うことでゴルフ上達効果絶大
今回はぐにゃぐにゃシャフトの練習器具に注目して練習器具を紹介しました。
練習器具には様々なタイプがあり、最近では複数の効果を兼ね揃えたものが多いです。
長くてぐにゃぐにゃのもの、重くて長いものと形状別の効果を複数兼ね揃えたものがあります。
その形状別の効果とは、短いタイプのものは室内で練習でき、短いことで手元の動きを確認したり、プロゴルファーのスイングをテレビで見ながら気になったポイントをその場で試すことができます。
対して長いタイプのものは長い棒を振ると言う日常ではない動きに慣れることができます。
また重いタイプのものは飛距離を伸ばすのに必要な体の使い方や筋肉を鍛えることができます。
そして柔らかいタイプの物はシャフトの使い方や切り返しのタイミングを体感することができます。
さらにボールを打てるタイプのものは、素振りは上手くできるのにボールがあると緊張してしまうような人が打ち慣れるのに効果があります。
このように自分が求める効能を上手く合わせ持った練習器具をしっかりと見極めて効率良く練習するようにしましょう。
ボールを打つだけがゴルフ上達のための練習ではない
ゴルフは練習しただけ上達すると言われています。
確かに多くのプロゴルファーも話しているように、ゴルフ上達に近道はなく地道な練習しかありません。
しかしそれはボールを何万個も打てば上手くなると言うことではありません。
ボールを打つことも大切ですが、上手く練習器具を使って理想のゴルフスイングを作り上げることも大切です。