ドライバーでスライスを矯正する効果的な鉛の貼り方を知ろう

最終更新日:2018/05/23

ドライバースイングがスライスばかりで困っている。

特に初心者に多いドライバーのスライス。

スイングが間違っているのは分かっているけれど、すぐに直せるものでもありませんよね。

そこで少しでも早くスライスを矯正する為に、道具に変化をつけてみるのもありかもしれません。

やり方は簡単で、ヘッドに鉛を貼るだけです。

ネットを見ると多くのやり方がアップされていることからも、その効果には信頼性ありでしょう。

では、スライスを矯正する効果的な鉛の貼り方について見ていきましょう。

ドライバーがスライス、鉛で曲がり幅を矯正する方法

ドライバーショットがスライスする場合、ヘッドに鉛を貼ると曲がり幅が矯正できます。
では、そのために鉛を貼る位置はどこが良いのでしょう。

ヘッドの大きさ、シャフトの性質によってスライスを矯正する為に鉛を貼る位置は異なるのですが、一般的にはヘッドのシャフトに近い方、すなわちヒール側に鉛を貼ると良いと言われます。

この理由は、ヒール側に鉛を貼る事によって、ヘッドがターンしやすくなる事になるからです。

シャフトに近い方に鉛を貼ると、そちらが重くなりますよね。

シャフトとヘッドの中心位置までを重心距離と言いますが、ヒールに鉛を貼る事によってこの重心位置がシャフト側に移動してきます。

ヘッドの特性を鉛を貼る事によって矯正するのですね。

すると、遠心力が少なくなるためインパクトでヘッドが返りやすくなり、スライスの曲がり幅が少なくなる事につながります。

こうして、インパクトで無理に手を返して打たなくても、鉛の効果によって自然にヘッドがターンしてくれるのです。

ドライバーショットのスライスを矯正する方法

ドライバーショットのスライスは鉛を貼っても矯正できますが、別の方法も試してみましょう。

そもそもスライスするスイングというのは、右打ちなら利き手である右腕を使ってスイングしてしまう事に原因があります。

ダウンスイングは右手を使ってスイングすると、インサイドにクラブを降ろす感覚がないゴルファーでは、手が前に出てしまいます。

このダウンスイングの軌道からはアウトサイドインのカット軌道でしか振れないので、結果ボールはスライスしか出ません。

では、こうしたカット軌道を矯正するにはどの様な方法があるのでしょうか。

右手が原因のスライスを矯正するには、右手の親指と人差し指をシャフトから離す、すなわち両指とも広げた状態でスイングする方法がオススメです。

その理由としては、この2本の指を離す事によって、力が使いにくくなるからです。

右手の力を使わない様にするにはかなり効果的で、最初はボールが打てないかもしれません。

今まで右手の力でボールを打っていたので、この練習をすると初めはボールが当てられないのです。

しかし安心してください。

繰り返していると、左手のリードにスイングが変わってくるので、ボールに当たる様になれます。

この方法でボールが真っ直ぐ飛ぶようになったら、通常のグリップに戻してください。

きっと、左右のバランスの取れたスイングに変わっているはずです。

ドライバーショットはスライスを矯正せず、徹底してみる方法もあり!

ドライバーの大きなスライスと聞くと、初心者とか下手くそといったイメージになりがちですよね。

しかしです。

スライスも極めれば、立派な武器になるものだと考えを改めましょう。

右打ちなら左に出て右に戻ってくるボールを完全にコントロールしてしまうのです。

クラブに鉛を貼って矯正したり、スイングをドローボール打ちに変える事なく、スライスボールを完全にコントロールしてしまえば良いのです。

もちろん、腕の力だけのスイングではテンプラも誘発するので、スライスと言ってもパワーフェードに近いボールを目指します。

スイング軌道はアウトサイドインを保ちながら、曲がり幅をコントロールする為に、右サイドの力をコントロールしながらスイングを行います。

右サイド、特に右肩が前に出なければ、テンプラや大きく曲がるスライスボールになる事はありません。

練習では、ダウンスイング時に右肩が前に出ない様に、誰かに触ってもらいながら行うと良いでしょう。

繰り返し練習すれば、きっとコントロールされたスライスボールを打てる様になります。

ドライバーでのスライスを矯正する為に鉛を貼る位置を色々試す

一般的にはドライバーショットのスライスを矯正する方法としては、鉛をヒール側に貼ります。

ただ、ヘッド体積や重心距離によっては、この位置に貼るよりも効果的な場所があるかもしれません。

特に、大型ヘッドのドライバーは、曲がり幅を矯正する為鉛を貼る位置に苦労しそうです。

単純にヒール側に貼ると言っても、シャフトの付け根なのか、ヘッドの後ろ寄りなのかによっても矯正する度合いが変わってきます。

大型ヘッドの場合は、トゥ側に貼る事は少ないと言えるので、外側へ貼って試す事は少ないでしょう。

しかし、内側、ヒール側に貼る位置と重さについては神経を使います。

貼る鉛の重さについても、大型ヘッドはそれだけで重量もあるので、貼れても2グラム位まででしょうか。

これ以上重くすると、今度はヘッドが重くなりすぎて、余計スライスしてしまう可能性が出てしまうからです。

曲がり幅を矯正する鉛の位置と重さは、何回も繰り返し試して決める必要があります。

鉛を貼るのと同効果、ドライバーのウェイトコントロール機能

今や、ドライバーヘッドにウェイトコントロール機能は当たり前に備わっている時代になりました。

こうしたドライバーはヘッドの重心位置が前後、左右に変えられるので、スライスやフックといった球筋はもちろん、ボールの高低も調整・矯正できます。

また、ウェイトコントロール機能については、球筋別に説明書に細かく記載されています。

理想は中弾道のドローボールなのでしょうが、個々のスイングによって説明書通りの球筋にはなりません。

ヘッドウェイトを何回か動かしてみて、適度な球筋になる所を見つけなければなりません。

このやり方は鉛を貼る時でも同じですよね。

しかしウェイトコントロール機能は鉛を貼らなくて済む分、楽だと言えます。

ただ、競技中にウェイトや鉛を貼り替えたりはできませんので、注意が必要です。

当たり前ですが、ゴルフ競技はあるがままの状態でプレーしなければならず、道具も例外ではありません。

youtube動画を使って鉛を貼る位置を参考にしてみる

youtubeにも鉛を貼る位置、スライスを矯正する方法がたくさんアップされていますよね。

動画だと実際のスイングと球筋が見えるので、スライスを矯正できているのかが確認できます。

大体ヒール側に貼った物が多いとは思いますが、中にはトゥ側に貼った動画もあり、こちらもスライスを矯正しています。

鉛を貼る量と位置は動画を見れば分かるので、便利ですよね。

インパクトでヘッドがきちんと返ればアウトサイドインでも、スライスはしますがボールは必ず綺麗に戻ってきます。

こうした鉛を貼る方法をyoutubeで見ると、鉛の大きさが決まった物ではなく、自由な大きさにカットできるタイプが良いと感じられます。

こちらの方が細かい調整ができるので、矯正するのには向いているのですね。

ただ、鉛は気分的な部分もあるので、本当にドライバーのスライスを矯正したいなら、努力してスイングを矯正する必要があるでしょう。

一般的にスライス矯正の効果的な鉛はヒール側に貼る事

大型ヘッド主流の時代、スライスを矯正する為の鉛を貼る位置は、ヘッドのヒール側です。

大型ヘッドでなくとも、現代ではドライバーのヘッド体積は400ccを超えたものが殆どです。

こうした大型ヘッドに鉛を貼る場合はヒール側なのです。

その方がインパクトで効果的にヘッドが返ります。

また、大型ヘッドはトゥ側に鉛を貼るとクラブが暴れコースがコントロールできなくなる恐れがあるので注意が必要です。