雨の日のラウンド。
どんなに対策していても様々な持ち物が濡れてしまいます。
この中で一番厄介なのがゴルフシューズです。
放っておくと傷みやすくなりますし、臭いもひどくなります。
クラブのお手入れはキチンとするのに、ゴルフシューズを放置していたりしませんか?
そこで雨で濡れたゴルフシューズのお手入れと、臭くなったゴルフシューズの消臭方法を教えます。
ゴルフシューズの臭いの原因
ゴルフシューズの臭いの原因を汗と思っている人は多いです。
しかし実は汗自体にはさほど臭いはありません。
臭いの原因は、その汗を好物にする「雑菌」によるものなのです。
雑菌が繁殖すればするほど臭いは酷くなります。
雑菌の栄養となるのは、汗や皮脂、そして高温多湿の状態です。
この3つの栄養素が揃うのが、雨の日のラウンドなのです。
それが夏ともなると雑菌には最高の環境になるわけなのです。
特にゴルフシューズは、例外はありますがほとんどの人は毎日履きません。
その上ラウンドになるとかなりの距離、時間、歩くことになります。
そのため、足から発生する汗を吸い取り雨で濡れたゴルフシューズは、使用後のお手入れが重要になってきます。
濡れたゴルフシューズを乾かすだけでは雑菌はなくなりません。
それなのに乾燥もさせず、そのままシューズケースや箱などに入れてしまうと大変なことになるのは容易に想像できます。
しっかりと乾燥させることはもちろんですが、それと合わせて除菌しておくと、臭いだけでなく衛生面にも有効です。
雨に濡れたゴルフシューズの乾かし方
雨に濡れたゴルフシューズのお手入れは、家に帰る前から始まります。
ゴルフシューズによって作りが違いますが、中敷のあるものであれば、ラウンド後にまずは中敷を外しましょう。
中敷は汗も雨もじっとり吸い込んでいます。
この中敷に臭いの原因となる雑菌が繁殖しやすいのです。
中敷のないものは仕方ありませんので、無理に中の布を外す必要はありません。
雨の日に限らず、ゴルフ場のロッカールームには大体新聞紙が置いてあります。
お風呂に入っている間に、新聞紙を丸めてゴルフシューズに詰めてください。
もし追いつかないくらいに濡れている場合は、使わないタオル等である程度中の水気を取ってから新聞紙を詰めましょう。
新聞紙を濡れたまま詰めていても意味がありませんので、新聞紙が十分に水気を吸ったら、新しい新聞紙に変えると乾燥しやすくなります。
そしてさらに帰る直前に新しい新聞紙に詰め替え、持ち帰ったら、湿気の無い所で干しておきます。
自宅に除湿器があれば、除湿器をかけて置いておくとしっかり乾かすことができるでしょう。
ない場合は、しっかりと乾くまで干してください。
ゴルフシューズの雨や汗での雑菌の臭いを防ぐ方法①
十分乾かしただけでも大丈夫なこともありますが、それだけでは臭いが出ることもあります。
そこで臭いをしっかりと取るには洗うのが一番です。
洗えれば良いのですが、中には洗えないゴルフシューズもあります。
そう言った場合に、雨や汗での雑菌の臭いを防ぐ方法がいくつかあるので紹介します。
古典的な方法は、10円玉を使う方法です。
10円玉は銅で作られていて、10円玉から銅イオンを発生させます。
そこに除菌消臭作用があるのです。
お金を靴の中に入れるのに抵抗ある人もいるでしょうが、ゴルフシューズに限らず、靴の中の除菌消臭方法としては最も知られている方法です。
もう1つの古典的な方法は、コーヒー豆を使う方法です。
使用前のコーヒー豆を使うのではなく、乾燥させたコーヒーの使いかすを使います。
使用したコーヒー豆を日干し、もしくは電子レンジで加熱して乾燥させてください。
それを茶こし袋や靴下等に入れてゴルフシューズの中に入れます。
ただしコーヒー豆をしっかりと乾燥させておかないと意味がないので気をつけてください。
ゴルフシューズの雨や汗での雑菌の臭いを防ぐ方法②
次に紹介するゴルフシューズの雨や汗での雑菌の臭いを防ぐのに使うものは、「重曹」です。
重曹は、ここ何年か万能お掃除グッズとしてテレビや雑誌などで注目されています。
そんな掃除に役立つ重曹は、ゴルフシューズの臭い防止にも役立ちます。
使い方はコーヒー豆同様、茶こし袋や靴下に入れて靴の中に入れるだけです。
重曹は消臭効果だけでなく、湿気を吸い取る効果もあります。
靴の中の湿気がなくなると雑菌も繁殖しづらくなります。
濡れたゴルフシューズを干す時に重曹を入れれば、臭いを取り、乾燥をも早めてくれるでしょう。
湿気を十分に吸い取った重曹は、硬く固まります。
それはゴルフシューズの汚れ取りに使えるので取っておくと良いでしょう。
実は雨で濡れたゴルフシューズを放っておくと、中の臭いはもちろん、外側など靴全体から臭いを出します。
乾かす前に、重曹で溶かした水にしばらく浸けて置くと、汚れも臭いもしっかりと取り除けます。
重曹を使ったこのようなお手入れは、雨に濡れた時に限らず、ラウンド等で履いた後などこまめにすれば、消臭や除菌がしっかりとできるでしょう。
どんな時でも活躍するのは除菌スプレー
雨や汗で臭いを発生させるのは「雑菌」=「菌」です。
先に紹介したゴルフシューズの消臭方法は、殺菌に繋がるものでした。
ですから一番手っ取り早く、そして高い効果をもたらしてくれるのは、除菌スプレーです。
新聞紙を入れて乾かす前に、除菌スプレーを吹きかけて、軽くタオルで拭いておくだけで臭いはかなり防げます。
しかし除菌スプレーは、除菌はしてくれますが、それ自体が水分になるので、吹きかけすぎると湿気が増えて逆効果になってしまいます。
市販されている臭い付きの除菌スプレーではなく、消毒用アルコールやエタノールを薄めたものを使用すると良いでしょう。
消毒液の臭いが気になる人は、それにアロマを混ぜると良い香りが付きます。
既に臭いが染み付いてしまった場合は、どの方法をとっても解決できない可能性があります。
そうなる前に、しっかりとお手入れをするようにしましょう。
お手入れの中で気をつけて欲しいのは、布団干しのように太陽に当てるのが良さそうですが、ヒビ割れなど痛みやすいので、時間がかかるかもしれませんが日陰干しを基本としてください。
臭いのない足にする方法
ゴルフシューズではなく、足自体の臭いを無くす方法もあります。
どんなにお手入れをしていても、やはり夏の雨の日など高温多湿な環境では、どうしても雑菌は発生してしまいます。
その上ゴルフシューズの中で何度も摩擦が生じるとなお更です。
そこで紹介したいのが「急速分解消臭ソックルデオル」です。
消臭効果に不満があれば、全額返金すると言うメーカーの自信の強さを窺えます。
メーカーの紹介欄には、
・靴下が穴だらけになっても消臭効果持続
・洗濯や日干しで消臭機能復活
と書いてあります。
口コミも悪くないので、臭いの気になる人には期待大の靴下です。
靴下の種類も豊富で、スポーツタイプだけでなくビジネスタイプも出ています。
夏場に活躍する踝までの短いタイプのものもあります。
またこのメーカーでは靴下だけでなく、Tシャツも出していて体臭を防いでくれます。
夏のラウンドでは日陰もなかなか無く、尋常ではない汗の量です。
ゴルフウェアのインナーにこのTシャツを着れば、汗の臭いを防いでくれるでしょう。
臭う前に対策しておくことが一番大事
ゴルフシューズは、雨に濡れると想像以上に凄い臭いを放っていることがあります。
晴れた日はそこまでないのですが、雨に濡れると臭いが倍増するのです。
面倒臭がらずに、練習の後、ラウンドの後など、使用した後は必ず汚れを取って、除菌、そして乾燥させるようにしてください。
キャディバッグの中に重曹を装備しておくのも良いかもしれません。