雨の日のラウンドを苦手とする人は結構いるでしょう。
プライベートなラウンドであればキャンセルも可能ですが、公式競技やコンペだとそう簡単にはいきません。
せっかく参加するのであれば、ゴルフを楽しみたいですよね。
そのための格好や準備をお教えします。
また雨の日のラウンドを中止する基準についても少し触れてみましょう。
雨の日のゴルフで大事な格好(レインウェア)
雨の日のゴルフで必須な格好と言えば、やはりレインウェアです。
中にはスイングが上手くできないからと濡れるの覚悟で着用しない人もいます。
そんなレインウェアには普通に使用するような安いカッパもありますが、多少値が張ってもゴルフ専用のものをオススメします。
そしてゴルフ用のレインウェアでも高いものから安いものまで様々あります。
それぞれ機能等が違いますが、着用した時に自分が一番動きやすく、スイングするのに問題ないものを選ぶと良いでしょう。
そこで失敗しないゴルフウェアを選ぶポイントを教えます。
まずは袖の脱着が可能かどうかです。
暑い夏に長袖は辛いですし、夏用と冬用と季節ごとに持つのも大変です。
袖の脱着ができれば1つ2役になるので非常に便利です。
サイズはジャストサイズではなく、少し大きめのサイズが良いです。
なぜならレインウェアの中はゴルフウェアを着るので、重ね着してもゴワゴワしたり、動きづらくならないものを選ぶのが大事です。
そして軽量で通気性が良いかです。
重いレインウェアでは雨の中18ホール回るのは大変です。
また通気性が悪いレインウェアは、汗と雨で最悪な状態になってしまいかねません。
雨の日のゴルフで大事な格好(レインキャップ)
雨の日のゴルフでは、カートに設置されている傘を使うことができます。
しかし実際にショットする時は傘を差すことはできません。
そこで活躍するのがレインキャップです。
ゴルフショップへ行くと普通のキャップと別にレインキャップとして陳列されているはずです。
そんなレインキャップは、防水加工されていて、なおかつ通気性も良く蒸れないようになっています。
レインキャップは、雨の日の格好では定番と言っても良いでしょう。
しかしレインキャップに1つ欠点があります。
キャップタイプだとツバの部分から雨雫が垂れてくるので、集中したいパッティングの際にどうしても気になってしまうことです。
それがどうしても気になる人には、ハットタイプをオススメします。
ハットタイプであれば雨雫は垂れてこないので集中力が欠けることはないでしょう。
レインキャップは、急な雨にも対応できるように常にキャディバッグに入れて置くと良いでしょう。
また通気性も良く蒸れないので、雨の日だけでなく、汗だくになる夏のラウンドで被っても良いかもしれません。
雨の日のゴルフに持っていくと良いもの
雨の日のゴルフで気にして欲しいのは格好だけではありません。
雨の日に持っておくと色々と便利なものをここで紹介します。
まずはタオルです。
クラブハウスに置いてあるゴルフ場もありますが、大抵のゴルフ場では持ち出し禁止になっていることでしょう。
ですから濡れた時に軽く拭けるように、2~3枚準備しておくことをオススメします。
またタオルは身体だけでなく、濡れたクラブを拭くのにも使えます。
1枚はクラブ用に汚れても大丈夫なタオルを準備しておくのがベストです。
次にビニール袋(密封できるジップ式のもの)です。
スマホやタバコ、距離測定器など濡れると困るものを入れて置くと良いです。
カートの中も意外と雨は降り込んでくるので濡れる可能性は高いからです。
そして時期によりますが、雨に濡れた後に身体が冷えてしまうので、カイロを常備しましょう。
雨の日にゴルフして風邪を引いて仕事を休むなんて格好悪すぎます。
身体を冷やさないように十分気をつけましょう。
最後に防水スプレーです。
レインウェアやレインキャップなどに事前に掛けておくと防水性も高まりますし、持続力もあるのでオススメです。
雨の日ゴルフで格好よりも重要なこと
雨の日ゴルフの格好、持っていくものを紹介しましたが、それら以上にもっとも重要なことがあります。
それは「グローブ」です。
天然皮革のグローブを使っている人は多いでしょう。
あのピッタリと手に馴染む天然皮革は、一度使うと手放せなくなります。
しかし小雨くらいならそれでも問題ありませんが、強い雨の日に天然皮革のグローブを使うと確実に滑ります。
ですから雨の日ゴルフでは、繊維系のグローブを使うようにしましょう。
天然皮革のグローブは比較的高めですが、繊維系のグローブの値段はピンからキリまでです。
雨の日ゴルフでは、グローブは質より量で良いのです。
理想的なのは、ハーフラウンドで3枚変えることです。
そしてランチの間に、乾燥室に入れて、3枚ともしっかりと乾かしましょう。
グローブが濡れていると、グリップも滑るため全くゴルフになりません。
理想はハーフで3枚ですが、2枚でも良いので濡れたら交換できるグローブは準備しておくことをオススメします。
雨のラウンドでスコアを落とさないために
雨の日ゴルフでは、格好と準備するもの、そしてもう1つ大切なことがあります。
それはスコアを落とさないためにすることです。
雨の日のゴルフは環境的にプロでも難しい状況ではあります。
しかし少しでもスコアを落とさないためにできることはあるのです。
まずどんなに気をつけていてもグリップやボールは雨で濡れてしまいます。
ですからショットの前にはそれらを必ずしっかりと拭くようにしてください。
グリップを濡れたままにしておくと滑るので、ミスショットで済めば良いですが、飛んでいってしまったら、自分も怪我をするかもしれませんし、他人に怪我をさせる可能性もあるので大変危険です。
またボールも濡れたままだと飛びませんし、上がらないので距離感が良く掴めません。
ボールを拭いたからと言っていつものように飛ぶわけではありません。
雨の抵抗によっても飛距離は当然落ちるので、いつもより1~2番手大き目のクラブを選ぶと良いでしょう。
ラウンドを中止する基準とは
「雨の日の格好もOK!持ち物もOK!」と準備万端でも、外を見るとひどい雨で、ラウンドしようかどうしようか悩んだ経験があるでしょう。
どんなに強い雨でもゴルフ場がクローズしなければラウンドは可能です。
では中止する基準とは一体何なのでしょうか。
まずは天気予報を見て事前に判断することです。
雨で中止したい時は、キャンセル料が発生しないように最低でも3日前にはゴルフ場にキャンセルの連絡をしましょう。
天気予報で判断する目安は、4mm異常の雨なら中止にするのが一般的です。
それ以下ならラウンドするのに問題のない雨量になります。
次にゴルフ場へ行くまでの交通手段が断たれてしまった場合です。
遠出をする場合などは、ゴルフ場に交通情報を確認し、危険な場合は理由を言ってキャンセルしましょう。
先に少し触れましたが、最後はゴルフ場がクローズした時です。
前日から続くひどい雨等でグリーン上に水が溢れたり、バンカーが池のようになっていたりとゴルフ場がプレーは不可能と判断した時にクローズします。
この場合はゴルフ場がプレーさせないのですから、どんなにプレーしたくともプレーはできませんので、中止するしかありません。
憂鬱な気持ちを少しでも前向きにして楽しもう
雨の日は、ゴルフでなくとも何となく気持ちが上向きにならない人が多いです。
しかし中には雨の日のゴルフを楽しんでいる人もいます。
もちろん無理にとは言いませんが、なるべく楽しめるように格好や準備を万端にして雨の日ゴルフに挑みましょう。