100を切るためのゴルフ上達のポイント!傾斜地の打ち方

最終更新日:2018/01/02

練習場ではうまくショットが打てるのに、ゴルフ場へ行くとなかなかうまくショットが打てない、というのは良くありますよね。

「スイングは練習通りのはずなのに・・・」という方はゴルフ場に当たり前にある傾斜地に対応できていないことが考えられます。

そこで傾斜地の打ち方をマスターするだけで、ラウンド中のショットが格段に良くなります。

ゴルフコースでは平坦なところからはほとんど打てない

ゴルフ練習場は基本的には平坦で人工芝、芝の長さもほとんどないライになっています。
実際平坦なところからしっかりショットができるというのは、スコアメイクの大前提としてとても大切なことです。

ですが、ゴルフコースに一度出てしまえば、林間コースと呼ばれるアップダウンの少ないコースであっても本当に平らだと言える場所はほとんどありません。
山岳コースや丘陵コースでフェアウェイに至っては、傾斜していることがあるのですから油断できないですよね。
グリーン周りだって、砲台グリーンやすり鉢状のグリーンの周りは傾斜していることが多いので油断大敵です。

練習場ではなかなか傾斜地の打ち方を練習することは難しいですが、スコアアップと傾斜地の打ち方の上達は切り離せないものです。

どのように打てば良いのかコツを覚えて、傾斜地を攻略していきましょう。

傾斜地の打ち方がゴルフ上達のカギ

傾斜地からショットを打とうとする時、トップしてしまったり、ダフリが出てしまったり、なかなか傾斜している場所から抜け出せなくなることはありませんか。

傾斜地の打ち方をマスターすることもとても大切ですが、スコアマネジメントから考えれば、無理にフルショットするのではなく、1打を使ってフェアウェイのなるべく平坦なところにゴルフボールを出すというのも大切なことです。

そしてフルショットであっても、コントロールショットであっても、傾斜地の打ち方で大切なことは、傾斜に沿ってスタンスを取り、体も傾斜に沿った傾きにすることです。
足場は傾斜しているのに、上半身が平坦な時と同じアドレスをしていてはヘッドアップの状態になってしまったり、アッパーすぎてしまったりという、トップやダフリの原因を作ってしまうからです。

極端に傾斜に合わせて傾こうとするのではなく、まずは傾斜しているということを意識し、傾斜している地面に対して、真っ直ぐ立つことです。
傾斜に対して真っ直ぐということを意識するだけで、上半身は自然な傾きになるはずです。

傾斜に沿ってアドレスが取れるだけでも、傾斜地の打ち方はとても簡単になるはずです。

つま先下がりの傾斜地の打ち方

アマチュアのゴルファーの方でも、つま先下がりの傾斜地の打ち方は意外と打ちやすい、気にならないといった方も多いはずです。
なぜならば、体重はつま先に掛かるので、アドレスの取り方、スイングの仕方は平坦なところから打つのと変わらない、もしくは下半身の切り返しなどは平坦なところよりも左に切り返しやすいからかもしれません。

ただし、つま先下がりで気をつけなくてはいけないことが2つあります。

まずは、つま先下がりの傾斜だということを意識せずに状態を起こして立ってしまうと体が起き上がりやすいのです。
結果ヘッドアップしてしまいますから、アドレスを平坦なところよりもどっしりと構える必要があります。

次に、平坦なところでスイングするよりもつま先に体重が掛かり、切り返しも大きくしやすくなる分、振り遅れの状態になってしまいやすいです。
これを完全に抑えることは難しいので、つま先下がりの傾斜ではアドレスを少し左に向けて取るように心掛けると良いです。
これは、縦振りになりやすい傾斜であることでボールが捕まらなくなることへの対策にもなります。

つま先上がりの傾斜地の打ち方

アドレスをしづらいのがつま先上がりの傾斜地です。

ゴルフの打ち方ではつま先側にやや体重を掛けるように、と言われてきた初心者ゴルファーが多いはずです。
それがつま先上がりになってしまうと踵側に自然と体重が乗ってしまいます。

傾斜地の打ち方はその傾斜に合わせて立つことが大切ですが、つま先上がりの場合、そのまま立ってもアドレスになりません。
ですので、少しつま先立ちをして踵を地面から浮かすような感じで立つと良いです。
ただしあまり極端にやってしまうと不安定になってしまうので、踵が地面から離れるかどうか、くらいの感じでアドレスしてみましょう。

後は通常通りスイングをしたいところですが、気をつけたいのは、つま先上がりの場合はつま先下がりの場合とは逆に下半身の切り返しをしづらく、動きが止まってしまいがちになることです。
そうするとボールは左にフックしやすくなってしまいます。

つま先上がりの傾斜地から打つときはターゲットよりやや右を向くようにアドレスをするように心掛けましょう。

左足上がりの傾斜地でゴルフボールが上がらない

左足上がりの傾斜地も、他の傾斜地同様に傾斜なりにアドレスをするのは大前提です。

凄くアッパーに構えているように感じるかもしれませんが、左足が上がっているので、傾斜に沿って立つようにすれば問題ありません。

さて、その状態からゴルフボールを打つと、あまり高さがないな・・と感じたことはありませんか?

でも左足上がりの傾斜地から打った場合、球は上がらなくて良いのです。
というよりは、球はあなたが考えているよりも上がっているものです。
打った先がまだ登り傾斜していた場合、いつもと同じような高さの球が打てても、地面が傾斜しているので、球が上がっていないと勘違いしがちなだけなのです。
ですから、球を上げようとむやみにアドレスの時に球を左に置くこともしないでください。

左足上がりの傾斜地の打ち方は、球を右に置くことと、ターゲットより少し右を向くことがコツです。
球は右に置いておかないと、左側が上がっているため、ダフリを誘発しかねません。
また、つま先上がり同様、左足上がりは下半身の切り返しをしづらいので、左にフックしがちですから右を向くというのもポイントです。

左足下がりの傾斜地の打ち方

左足下がりの傾斜地の打ち方はつま先下がりと同様に切り返しがしやすいので、少し左を向くようにしましょう。
「下がり傾斜は左を向く」と覚えてしまえば、つま先下がりと左足下がりの時は左を向くことができますね。

つま先下がりと少し違うのは、左足下がりの場合は最初から左足に体重が掛かるようになっていることです。
フルショットの時は右足にやや体重が掛かるようにアドレスするゴルファーも多いでしょうが、傾斜なりに立つことを心掛けてください。
緩やかな傾斜であれば少し右足に体重を乗せても良いのですが、急な傾斜の場合は傾斜に沿うことを優先し、左足体重で軸を動かさないようにスイングしましょう。

傾斜地の打ち方はなかなか練習しづらいのですが、左足下がりの傾斜地の打ち方の場合は少し練習しておくと良いでしょう。
打ちっぱなしでゴルフの練習をする時から、左足体重でスイングする練習をしておくと、左足下がりのショットは攻略しやすくなります。

傾斜地の打ち方でゴルフのスコアアップ

ゴルフのスコアアップを本気でしたいなら、傾斜地の攻略は必須です。

練習場ではなかなか再現できない傾斜地ですが、少しのコツを覚えておけば、ラウンド中だって怖くありません。

傾斜地の打ち方をマスターしてゴルフスコアアップを目指しましょう。