飛距離が凄くて非公認ボールになったbigyardは本当に飛ぶ?

最終更新日:2017/09/15

『bigyard(飛魂!)』のネーミングから飛距離が出そうな感じしますよね。
売り場でも『ぶっ飛び!!飛びすぎ注意!』なんてことも書いてあります。

飛距離に悩むゴルファーが多いのに、ボールを変えるだけで本当に飛距離が伸びるのか疑ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこでbigyardが何故飛ぶのか、そして本当に飛ぶのかを一緒に調べていきましょう。

飛距離が凄い非公認ボールbigyardとは

bigyardとは、非公認のボールで韓国製です。

・ツーピース
・高反発ブタジエンラバーコア
・432ディンプル
・コンプレッション90相当

新開発の高反発ブタジエンラバーコアとデュポン社製NEWサーリンレジンカバーとのマッチングで、従来の平均飛距離を10%も上回る爆発的な飛距離を実現します。

高反発ボールとは、通常のボールよりも硬くすることでボールの反発を上げています。
硬いボールは、ヘッドスピードが速い人だけでなく、ヘッドスピードが遅い人でも飛距離を伸ばしやすくなっています。

またbigyardは、通常のボールよりわずかに小さく、通常のボールよい2g重い作りになっています。

もしかしたら重いボールの方が飛ぶことに意外性を持つ人がいるかもしれません。
しかしピンポン球で考えてみましょう。
ゴルフクラブで軽いピンポン球を打つよりも重いボールを打った方が飛びますよね。
ですから非公認ボールは重めに作られているのです。

実際にボールの重さは45.59gとゴルフルールで規定されています。
ボールを飛ばすにはできるだけ重く作った方が有利になるので、重さに規定があるのです。

bigyardは本当に飛距離が伸びるの?

bigyardが紹介されているように本当に飛距離が出るのか、実際のボールを使用した人たちの口コミを見ていきましょう。

・かっとび系高反発のフレーズに弾かれて購入しました。
飛距離・スピン性とも価格を考えると200%満足!

・満足いく飛距離も出るし、傷も付きにくいです。

・ハードヒッターでスライスボールが良く出るのですが、フェード系で飛距離もそこそこでます。
ハードヒッターの人には良いのかもしれません。

・硬すぎてスピンが全く効かない!

・話題の割にはあまり飛距離がでませんでした。

こういったように良い、悪いの評価が分かれていました。
反発だけで考えると高反発の硬いボールの方がインパクトでの変形が少なく、エネルギーロスが少ない分だけ有利ではあります。
しかしボールが硬くなればなるほどスピンが掛かりにくくなります。

ですからスピンが少なくて飛距離をロスしている人が、高反発のボールを使うとさらにスピン量が減り、ドロップして逆に飛ばなくなる場合があります。

そういった人は軟らかいボールの方がスピン量を適正にすることができ、飛距離アップを狙えることになります。

クラブ同様、ボールにも相性があると言うことなのです。

bigyard以外のオススメ非公認ボール①

飛距離が伸びる非公認ボールはbigyardだけではありません。

ここからbigyard以外の非公認ボールを紹介していきます。

まず紹介するのは、ワークスゴルフの”飛匠”デッドラベル極です。

このワークスゴルフ自体が、ドラコン日本一で有名なメーカーです。
力のない女性や年配ゴルファーと高反発ドライバーとの相性は抜群です。

使用した人たちの口コミでも超高反発から得られる飛距離の凄さの評価は高いです。
さらに飛ぶだけでなく、サイドスピン量が減り曲がりにくくもなっています。

先に説明したように硬いボールはスピン量が減るといいましたが、このボールは超極薄アウターカバーのお陰で打感もソフト、高反発なのにしっかりと止まります。

実際に使った人の感想では、
「ティーショットの際にいつもより飛距離が出ていて、予想を超えたところにボールがあるので探すにに苦労しました」
とありました。

このボールは規制を完全に超えた非公認ボールなので、公式競技とは無縁で、飛距離重視という方だけにオススメのボールです。

bigyard以外のオススメ非公認ボール②

bigyardの紹介を見て飛距離の伸びに十分魅力を感じたのに続々他のものが出てくると悩んでしまうかもしれませんが、同じ非公認ボールであってももちろん相性があります。
ですから選択肢が増えた方が、より自分に合ったボールを見つけることができるでしょう。

そこで紹介するのが、AKIRAプロダクツのLD-400です。

AKIRAプロダクツと言うメーカーをあまり聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、地クラブのメーカーなのです。
非公認なら思い切り!と言わんばかりに、公式競技での使用は禁止されているダブルカバー3ピース構造を採用し、驚きの飛距離と軟らかい打感、そしてコントロール性能を実現しています。

なによりこのボールでもっとも特徴的なのは、3ピース構造による打感が軟らかい事です。

高反発のボールは一般的に打感が硬いものが多いので、軟らかい打感に驚く人が多いです。
軟らかいのに飛距離が出るボールと言うのが魔法のボールだと言う人もいるくらいです。
①飛ぶ
②打感が軟らかい
③曲がらない

こういった皆がボールに望むものが3拍子揃った非公認高反発ボールなので、公認ボールで実現できないのかと切に願う声が多いようです。

非公認に負けない!公認ボールで飛距離アップ

bigyardに限らず、他に紹介してきた高反発ボールが飛ぶことは周知のことです。

それでも公式競技に出る人や規制を超えたボールを使うのに抵抗があり公認ボールに拘る人もいるでしょう。

しかし公認ボールでも飛距離アップを助けてくれるボールがあるので紹介します。

それは人気実力共にある多くのプロゴルファーが使用している、クラブでも人気の本間ゴルフの「HONMA D1」です。

メーカーが謳っているのは”公認級でもワンクラブ上”の飛距離を狙えるボールです。
しかも世界のHONMAが出しているボールなのに価格が安いのです。

このボールの最大の特徴は圧倒的な飛距離の伸びで、アイアンであれば確実に1番手は伸びる言われています。
しかもディスタンス系は高反発で硬いボールが多いのでスピン量が少ないのですが、このボールはほどよく軟さもありスピン量もある程度あります。
もちろんスピン重視系のボールと比べると多少は劣りますが、飛距離を出せるボールでは満足いくバランスでしょう。

またパターでの転がりもよく最後のひと転がりの伸びがあると高評価です。
価格も安いので一度お試しで使ってみてください。

ゴルフは拘るとキリがないほど拘れる

ゴルフ好きな人やゴルフに夢中な人、上達に必死な人は、クラブをカスタマイズしてシャフトを長尺化したり、より手に馴染むグリップに変えたり、より飛距離を出すためにより正確性を増すためにと拘りを見せます。

その声に応えるように、各メーカーがクラブに対して飛距離を伸ばす研究に力を入れてきました。

年々研究は進みクラブは進化してきましたが、最近では大きな進化は望めなくなってきました。

そこで次に力を入れ出したのが、「ボールでいかに飛距離を出すか」です。
bigyardのようにルールを無視して反発力を追求した、飛距離重視の非公認ボールは驚くほどの性能を発揮しています。

現在発売されている全てのモデルの平均飛距離は確実に上がっているのですが、今回紹介したボールは更にその上を行くと言っても良いでしょう。

大げさに感じるかもしれませんが、試しに一度使ってみてください。

しかし道具にばがり拘っていても、ゴルフ上達の近道になるわけではありません。
道具は自分の努力の結果をサポートしてくれるものと思うようにしましょう。
練習を積んでいるからこそ、自分に何が必要なのかも分かり、選ぶことができるのです。

いづれ公式競技に出る予定の人は避けましょう

再三お話していますが、「非公認ボール」は公式競技で使うことは禁じられています。
それはルールで決まっていることです。

より飛ぶことは分かっているでしょうが、今は出ていなくてもいづれ公式競技等に出る予定の人は、非公認ボールの使用は避けた方が良いでしょう。

飛距離の違いはコースマネジメント、スコアマネジメントに大きく影響します。
いざ大会に出場した時、いつもと違う飛距離だと上手くマネジメントできなくなる可能性が出てくるので注意しましょう!