初心者ゴルファーやラウンド経験があまりない人が、初めて経験する際に戸惑うのが、パターの際の「オッケー」です。
経験を経ていても、このオッケーを出す距離やタイミングには戸惑ってしまいます。
同伴競技者同士しっかりとオッケールールに決め事をしておかないとトラブルの原因になります。
ルールやマナーに関してここでしっかりと学びましょう!
パターのオッケールールとは
ラウンドを重ねていくと、たまにパターでオッケールールを提案してくる人がいます。
これが初めての方だとルールをよく理解していないので戸惑うことがあるかもしれません。
そんな時戸惑わないためにも、パターのオッケールールについて知っておきましょう。
パターでするオッケーとは、マッチプレーでは正式なルールとして存在しています。
しかし、ストロークプレイではルールとして正式には認められていません。
しかしスロープレイを避けるための手段として取り入れている人がいるのです。
仲間内のラウンドでは、ワングリップやワンピン以内ならOKにしようといったようにルールを決める場合があります。
あくまでも仲間内でのルールであって、正式なルールはないので気を付けてください。
パターのオッケーで気を付けなければならないのが、中にはスロープレーを避けるためと言っても嫌がる人がいます。
スタート前にしっかりとどうするかを同伴競技者と意思確認やルール設定を行うようにしましょう。
パターのオッケーは1打に含まれるの?
パターのオッケールールを適用した場合、初めての人は1つの疑問にぶつかるでしょう。
「果たしてオッケーの1打はスコアに含まれるのか?」
です。
答えは、もちろん「含まれます」。
オッケーとは、ただ目をつぶっていても入れることができるだろうと想定してカップインさせることなく終わらせるというだけです。
例えば、パー3でナイスショットを打ち、オッケーの距離に寄せたとします。
それでオッケーをもらってノーカウントだとしたら、それはホールインワンになってしまいます。
そんなゴルフはあり得ないですよね。
そう考えれば混乱することもなくなります。
スコアを良くするためにオッケールールを適用するのではなく、あくまでも時間短縮で適用するのだの理解しておいてください。
勘違いをしてオッケーのパターをスコアに含まなかったら、スコアを誤魔化したと同伴競技者に勘違いされてトラブルの元になるので十分気を付けましょう!
パターでのオッケーにもタブーがある
オッケーパターが仲間内のラウンドでのものだと言っても、タブーな行為があるので気を付けましょう。
それは、オッケーのおねだり行為です。
あくまでもオッケーとは同伴競技者が「オッケー」と判断して認めた場合のみに適用されます。
自分で、これはオッケーだろうと判断して、勝手にボールを拾い上げたり、「これオッケーでしょ?」や「オッケーでいいですか?」などとおねだりするのは厳禁です。
仲間内のルールだとしても、これはマナー違反にもなります。
気分を悪くしてしまう人もいるので要注意です!
また目をつぶっていても入れられる距離だとしても、それがバーディーパットやパーパットであったり、短くても下りパットであればオッケーを出してくれない場合もあります。
ですから必ず同伴競技者が「オッケー」と言ってからボールを拾い上げるようにしましょう。
またその際にお礼を言うと更に好意的なのでオススメします。
パターのオッケーはサービスルールではない
こんな場面がありませんか?
オッケーをもらったのにパッティングをすることです。
しかし慌ててするあまりそれを外してしまうこともしばしばあります。
でもそこはもう既にオッケーが出てるのでもちろんノーカウント。
これをどう思いますか?
たまにパターのオッケーをサービスだと勘違いしている人がいます。
パターのオッケールールはあくまでも「スロープレーを避けるため」にあるのです。
時間短縮のために行っているのにオッケーを出してもパッティングをしては意味がありません。
オッケーをもらったらお礼を言い、速やかにボールを拾い上げましょう。
スロープレーとはグリーン場が一番の原因です。
ゴルフ場が混んでいる時に、一番待ち時間が発生するのは、パー3ではありませんか?
それはパー3はほぼグリーン場でのプレーになるからです。
そこで採用されるようになったのが最後のパッティングを省くオッケーパターなのです。
もちろん十分プレーファーストできているのであれば何の問題もありません。
しかしそう言った人はオッケールールを最初から取り入れないでしょう。
オッケーパターの恐怖
スロープレーを避けるために行うパターのオッケールール。
しかしこのルールに慣れてしまうととんでもないことになります。
それは1m以内のパッティングが入らなくなるのです。
とくに初心者ゴルファーの場合、3パットが常、なんてこともあるかと思います。
そういったときに、後続者が詰まっているのを配慮して、上級者ゴルファーが1、2m残っていても初心者ゴルファーにオッケーを出すことがあります。
もちろんプレーファーストでラウンドすることは大切なのですが、それが毎度毎度続いてしまうとパターはなかなか上手くならないでしょう。
厳しいコンペに参加するとオッケールールなんて存在しません。
するとそんなときにオッケーに慣れてしまっていると、オッケーの距離の経験不足で、下手するとあまりもの緊張にイップスが発生する可能性だってあります。
ラウンドに少し慣れてきて、周りに迷惑をかけない程度のレベルになったら、自分のパッティングのためにもオッケーをもらっても練習のためパッティングする許可をもらうと良いでしょう。
ゴルファーとしての信念を!
ベテランゴルファーで、仲間内とばかりラウンドしているとパターのオッケーを利用するようになる人がいます。
それは危険を犯さなくて済むからです。
オッケーを想定して、1打目のパッティングをオッケーの距離に寄せるようなパターをするだけです。
確実に2パットであれば良いといった考えになってしまうのです。
オッケーの距離に計画的にショートしてオッケーをもらう。
ゴルフの楽しみっていったい何なのでしょう?
と問いかけたくなります。
10mや15mのロングパットが入ったときの喜びは、言葉に表せないです。
しかしショートしていたら、それが入ることは絶対にありません。
そんなゴルフをしていたら、周りもゴルフを楽しめないですし、自分も何のためにゴルフをしているのか分からなくなるはずです。
ゴルフとはみんなで楽しんでプレーをすることが一番大切です。
そのために細かなマナーやルールが設定してあります。
それを悪用することはゴルファー失格です。
経験を経てもゴルファーとしての信念を忘れないようにしましょう!
パッティング イズ マネー
パターとはラウンドの約4割りを占めるショットです。
ツアートーナメントを見ているとよく分かると思いますが、プロたちのショットに大きな差はありません。
優勝を飾る選手は、その日はパターが何をしても、どこからでも入る1日です。
そのくらいパッティングとはゴルフで重要なのです。
オッケールールが悪いとは言いませんが、パターの1打を省くのは、ゴルフをする上でもったいない行為のようにも思えます。
ラウンドする際は同伴競技者たちとしっかり話し合い採用するかしないかを決めるようにしましょう。