エポンゴルフって聞いたことありますか?
地クラブブランドで大手メーカーのような知名度はないですが、アマチュアゴルファーの間ではじわじわと口コミで広がっています。
もちろんエポンゴルフを知らない人もいるのでしょうから、ここでエポンゴルフのことを知って、興味が湧いたら試打してみましょう。
試打する前にエポンゴルフを知ろう
ロマロやカムイなど大手メーカーじゃない地クラブブランドのゴルフクラブが徐々に口コミで広がり、人気が出てきています。
その中で設立が昭和52年と歴史も長く、人気が高いのがエポンゴルフです。
エポンゴルフは新潟県にある遠藤製作所の自社ブランド商品です。
遠藤製作所は、実はタイトリストやスリクソン、ナイキ等の有名ブランドを作っており、クラブ製造における技術は世界最高レベルです。
価格にこだわらず、最高の品質を維持して本物にこだわりゴルファーたちの要望に応えているゴルフメーカーです。
エポンゴルフが認めたショップでしか取り扱うことができないので、なかなかお目にかかれないのですが、そういったところも道具にこだわるゴルファーたちの希少価値感を増しています。
価格にこだわらず、性能や品質にこだわる人向けなので、当たり前ですが価格は高いです。
あえてコストのかかる製造をしているので、メーカー自体が品質に絶対の自信を持っています。
どんなゴルファーでも扱いやすいように、様々な視点で考えた作りになっているので、ウッド系からアイアン、パターに至るまで圧倒的なパフォーマンスで全ての人に認められています。
そんな特別な1本を試打してみたくないですか?
大手メーカーと変わらない、もしくは超えている
高価なだけあって、品質も良く、性能的にも多くの人をうならせているエポンゴルフですが、地クラブブランドということもあって、認知度はまだまだです。
しかし、大手メーカーと変わらないというよりも、それを超えているかもしれません。
とういうのも遠藤製作所は前述したように、大手有名メーカーのクラブ製作に携わっているからです。
ミズノゴルフや本間ゴルフは自社工場を持っているので、全パーツを自社工場で作っていますが、それ以外の大手メーカーは外注しています。
その外注先が遠藤製作所というメーカーが多いのです。
あなたが現在使っているゴルフクラブのパーツも、もしかしたら遠藤製作所が作った可能性があるということです。
世界最高レベルと言われる高性能のクラブ製作技術が大手メーカーに支持されている証拠なのです。
故に、そんな世界最高レベルと大手メーカーが認める製作所で作られているゴルフクラブであれば、同等、もしくはそれ以上である可能性は否めないです。
そんないろいろな面で追及されたエポンのゴルフクラブをぜひ試打してみましょう。
エポンゴルフクラブを試打『Personal LIMITED EDITION』
エポンゴルフのクラブにはたくさんのモデルがあります。
その中で、エポン『Personal LIMITED EDITION』の7番アイアンの試打感想です。
試打スペックは、シャフトがダイナミックゴールドのフレックスS200・キックポイントは手元調子、ロフト34度、クラブの長さ37インチです。
打感は、非常にソフトで心地よいです。
厚み感はさほどなく、球当たりが優しい感じがします。
音は方向性と距離感を感じ取りやすい軟鉄らしい優しい音です。
ヘッドが小さいので、敷居が高いように感じますが、ポケットキャビティらしい易しさがあるので、敷居が高いと敬遠する必要はありません。
もちろんポケットキャビティの長所である寛容さがあるので、ラインがとても出しやすいです。
飛距離性能に関しては、最近は飛距離重視のアイアンが増えているので、同じタイプのアイアンに比べると飛距離は大きくはなく、適度な距離と言ったところです。
操作性は抜群とは言えませんが、クセなく左右へ曲げることはできます。
ただマッスルバックのような敏感さはないので、マッスルバック使用者にとっては操作性に欠けていると感じるでしょう。
飛ぶアイアンでなく、適度な飛距離と操作性を持ちほどよい易しさを求めている人にオススメです。
エポンゴルフクラブを試打『Tour Wedge』
エポンゴルフではアイアンだけでなくもちろんウェッジもあります。
その中で、エポン『Tour Wedge』の試打感想です。
試打スペックは、シャフトはダイナミックゴールド、フレックスはS200、キックポイントは手元調子、ロフト58度、バランスはD2です。
打感は、ソフトで良い感触が手に残ります。
乗せて運びやすく、ボールの乗っかりがとても良いです。
ウェッジに大切なスピン性能はかなり高いです。
フェース面の工夫がなされてて、ボールをよく止めてくれます。
キャロウェイマックダディのような強烈なスピンではないですが、スピンがほどけるようなことはありません。
高度と言われるロブショットでも、ボールが良い感じに乗ってくれるのでフィーリングが出しやすいでしょう。
打ち出し角度も自然で、イメージを作りやすいです。
安定性に関しては、ミスヒットに対する寛容さがないので、難しいでしょう。
距離感は非常に合わせやすく、イメージよりも飛ぶといったことはなく、ピンをダイレクトに狙うアプローチには最適です。
難しそうな印象を受けますが、大変使いやすいウェッジなので、長く使い続けたくなるウェッジです。
エポンゴルフクラブを試打『AF-205フェアウェイウッド』
アイアン、ウェッジと来たら、フェアウェイウッドも気になりますよね。
エポンゴルフの『AF-205フェアウェイウッド』の3番も試打感想です。
試打スペックは、シャフトはFUJIKURA Speeder FW、フレックスS、ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、クラブ総重量は338gです。
打感は、アイアンやウェッジ同様ソフトでぼやけた感じがなく、コントロールしやすいです。
音は、はっきりとはしていますが、大きく過ぎず気持ちよく振り切ることができます。
安定性においては、難しくはないですが、高い直進性や曲がりにくいとタイプではありません。
3番ウッドに求められる球の上がりやすさは抜群です。
直打ちでも十分に高く上げてくれます。
球も拾いやすく、タフなイメージは受けません。
ただ十分高く上げてくれるというだけで、上がりやすさを強調したタイプではないので、大きな期待はしないほうが良いでしょう。
飛距離性能はかなり高いです。
シンプルな作りで、余計なものがない分それが飛距離に繋がっているのでしょう。
3番ウッドに操作性を求める人はあまりいないでしょうが、操作性に関しては、敏感に反応するタイプではないので、普通レベルと言って良いです。
操作するのではなく、自然に振り切りたい人に合います。
試打して気に入ってもお財布と要相談
ゴルフクラブには高いイメージがありますが、エポンゴルフのクラブはそれ以上を求められます。
高性能で品質も良いので試打後に欲しくなってしまうかもしれません。
参考までに、エポンのゴルフクラブの価格は、ドライバーが12万円前後、アイアンの6本セットで15万円からになります。
これも基本的な価格になりますので、装着するシャフトやグリップによってさらに値段は前後するでしょう。
このように大手メーカーのゴルフクラブに比べると若干割高です。
良いゴルフクラブであれば値段は関係ないという人も中にはいるかもしれませんが、そういった人ばかりではありません。
エポンのゴルフクラブは使用率も高くないので、安い中古を見つけるのは至難の技でしょう。
ゴルフクラブに限らず、良いものはどうしても高額になってしまうので、試打をして気に入ったとしても、財布と要相談ですよね。
しかし相性の良いクラブと出会うのはなかなかないことではあるので、購入した際はそれ以上の満足感を得られることは間違いないでしょう。
地クラブブランドにもっと注目してみよう
ゴルフクラブは大手メーカーだけでも様々な種類があります。
そんな大手を差し置いて根強い人気を持つのが地クラブブランドです。
大量生産でないことから丁寧な作りであったり、ゴルファーの要望に細かく応えていることが人気の大きな要因です。
ゴルファーにとって価格や性能、デザインと選ぶポイントは様々です。
視野を広げるためにも地クラブブランドのものも試打してみましょう!