プロゴルファーや男性ゴルファーは、アイアンのシャフトはスチールを使用する人が多いです。
カーボンのイメージは女性ゴルファーだったり、力量の減った年配者が使用するといったイメージがあります。
xxio7のアイアンにカーボンシャフトがありますが、打った手ごたえはいったいどうなのでしょうか。
アイアンのスチールシャフトとカーボンシャフトの違い
アイアンシャフトのスチールとカーボンを比較してみましょう。
まずスピン量とボールの上がりやすさに差があります。
抑えた弾道で打ちたいのであれば、スチールが適しています。
逆にボールを浮かせ、高い弾道の球を打ちたいのであれば、カーボンが適しています。
一般的にカーボンは設計の自由度が高く、先端側を柔らかく作れるので、打ち出し角、スピン量を増やすことができます。
それが高弾道に繋がるのです。
この高弾道を意識して作られているのがxxio7アイアンのカーボンですね。
次にトルクの違いです。
スチールの方がトルクが少なく、カーボンの方がトルクが多めです。
正直トルクに関しては慣れも関係してきますが、トップからシャープに振り下ろすにはスチールの方が違和感がないでしょう。
そしてトップで間を作ってゆっくり切り返したい場合は、カーボンの方がタイミングがとりやすいです。
最も大きな違いは「打感」です。
スチールとカーボンでは振動の仕方が全く違います。
スチールに慣れているとカーボンの振動は心地悪く感じるでしょう。
もちろん逆もしかりです。
クラブを変えると誰しも多少なりとも違和感は感じるので、打感は慣れと言ってもよいでしょう。
xxio7のアイアンの特徴
xxioといえば年間売り上げが10年以上No.1という大人気のモデルです。
そのシリーズのxxio7のアイアンはメーカーも絶対の自信を持って進めているモデルです。
現在シリーズ9代目まで出ているのですが、伝説と言われているのが7代目なのです。
xxio7のアイアンは、ゴルファーのパワーを最大限に引き出すダンロップ独自技術の「デュアル スピード テクノロジー」(ヘッドスピードとボールスピードの2つのスピードアップ)を搭載しています。
新開発のカーボンシャフトにより、いままでのモデルよりもヘッドスピードがアップします。
ゴルファーのパワーを最大限に引き出すため、ドライバーと同様の「MP700カーボンシャフト(中調子)」です。
これで、ヘッド重量が重くなってもヘッドスピードがアップするのです。
MP700カーボンシャフトは先端が柔らかく大きくしなることで打ち出しがより高くなります。
「高く強く突き進む」という性能を進化させたことで、スピン量の増加を抑え、打ち出し角を高くして大きく飛ばすのです。
重量が55~60gなのでスチールを使っていた人にはとても軽く感じるかもしれませんが、振りやすさには満足するでしょう。
xxio7アイアンのカーボンの評価
xxio7の純正カーボンシャフトのsを試打された方の評価を参考までに。
日頃スチールシャフトを使用しているので、さすがにカーボンシャフトは軽い感じがします。
しかし軽い印象はあるものの、カーボンシャフト特有のふにゃふにゃとしなる感じはしません。
ヘッドスピード40m/sくらいの人に向いているでしょう。
打感は弾き系の打感で、トランポリンのようにポーンと飛んでいく感じです。
しかし柔らかいので打感は非常に良く感じます。
メーカーが推しているデュアル スピード テクノロジーの効果か、高弾道で飛距離は伸びます。
他のアイアンより確実に1番手以上は飛んでいる感覚です。
シャフトだけでなくスイートエリアが広いので、多少芯を外れても、飛距離は落ちないし、球も曲がらず、なんと言っても打感に変化がありません。
ヘッドスピードが45m/sくらいの人でも、シャフトのフレックスを選べば、十分に満足できるクラブでしょう。
それ以上にヘッドスピードがある人だと、物足りないだけでなく、上手く打てない可能性があるかもしれません。
レディースクラブでは物足りないならxxio7アイアンのカーボンへ
ゴルフもだいぶ上達して、ヘッドスピードも上がり飛距離も伸びてきた女性ゴルファーが次に悩むのは更なる上達のためのクラブ選びです。
レディースクラブではもう満足できないけど、スチールは重すぎて18ホール振りきれない!と思いますよね。
そんな悩める女子ゴルファーにぜひトライして欲しいのが、メンズのxxio7アイアンのカーボンです。
シャフトのフレックスもR2~Sまであるし、重量も55~60gなのでそこまで苦になる重さではありません。
レディースクラブからすると約20gほどは重くなりますが、物足りなさを感じ出した人であれば十分に振れる重さです。
長さが少し長いので、短く持ったほうが振りやすいはずです。
また初心者向けと言われているだけあって、ヘッドも大きく、スイートエリアも広いので、憧れのロングアイアンも難なく打ちこなすことができるでしょう。
女性ゴルファーでロングアイアンを打ちこなせるってかっこいいです!
またシャフトのキックポイントが中調子なので、長めのシャフトであっても程よく安定したショットが打てるでしょう。
レディースクラブからレベルアップしたいならxxio7アイアンのカーボンシャフトに挑戦してみてください!
xxio7アイアンのスチールはどうなの
それでもやっぱりスチールが好きという方は、xxio7アイアンにはもちろんスチールもあります。
カーボンだけでなくスチールにも力を入れているようで、日本シャフト㈱と共同開発した、しっかり振り抜ける「NSプロ920GH for XXIO」を使用しています。
xxio7のためだけの手元重心設計のスチールシャフトになっています。
シャフト重量は92,96gと他のスチールより若干軽めです。
しかし違和感を感じるほどの差ではありません。
それでも重量を意識されている方なら、重量が足りない、もっと重さと粘りが欲しいなと感じられるかもしれません。
スチールシャフトもカーボンシャフト同様、キックポイントが中調子なのでとても振りやすく安定したショットが打てるでしょう。
xxioのは若い人からベテランゴルファーまで幅広く対応しているクラブというイメージがありますが、このxxio7アイアンのスチールに関しては、どちらかというとベテランゴルファーの人を対象としています。
打ちやすいですが、コントロールは非常に難しいです。
カーボンも飛ぶのですが、スチールはそれ以上に飛ぶので、昔に比べ力も落ちてきたけどまだまだ飛距離を落としたくない!というベテランゴルファー向けかもしれませんね。
xxio7レディースもあります
xxio7にはレディースシリーズもあります。
もちろんウッドからアイアンまで全てカーボンシャフトです。
レディースにもデュアルスピードテクノロジーを搭載しているので、力のない女性ゴルファーでもパワーを最大限に出すことができます。
またおしゃれにこだわる女性のために、バッジ・シャフト・グリップの色がピンクとブルーから選ぶことができました。
カーボンシャフトは全クラブ「MP700Lカーボンシャフト」を使用していました。
部分別重量設計で、重心を手元にすることで、軽く振るだけで飛距離が出ます。
シャフトの重量、43~48gとxxioらしくとても軽いです。
フレックスもL~Rと3種類から選ぶことができるので自分のヘッドスピードに合わせて選ぶとよいでしょう。
シャフトだけでなくヘッドも「やさしく飛ばせる専用設計」で低重心でボールが上がりやすく飛距離が伸びる作りになっています。
また「打ちやすい女性設計」でメンズに比べ0.2mmソールを厚くしてあるので低く深い重心位置でかなり打ちやすくなっています。
初心者から中級者の女性ゴルファーにオススメです!
プライドより打ちやすさを重視して
男性ゴルファーはプライドからなかなかスチールからカーボンへ移行したがりません。
しかしゴルフはプライドよりも振りやすさです!
xxio7アイアンのカーボンシャフトは従来のカーボンシャフトのイメージを完全に払拭した作りになっているので、試打してみるだけでも価値はあります。
安定したショットと飛距離が欲しくないですか?
中古市場には結構出ていますから、探してみるといいですよ。