【ゴルフ教えて!】ティーグラウンドの色はどうやって決める?

最終更新日:2016/11/28

ゴルフ場で各ホール最初に打つ場所のことをティーインググラウンド、またはティーグラウンドと呼びます。

ティーグラウンドは一箇所ではなく何箇所かが用意されています。

距離が短い方が簡単な気がしますが、ティーグラウンドは実際どうやって決められているのでしょうか?

単純に間違えてしまうこともあるでしょうが、敢えて練習のために選ぶというのも許されるのでしょうか?

ゴルフ場のティーの色の違い、ターゲット、使える範囲など

ゴルフ場のティーは、赤色が女性用のレディースティー、白色は一般的にアマチュア男性が使用するレギュラーティーもしくはフロントティーです。

また競技等を行なったりプロが使用するのが青色でバックティーと呼ばれています。

またチャンピオンティーというバックティーの更に後ろに黒色のティーグラウンドがある場合もあります。

これも競技ゴルフで使用しますが、一般の人は使用できないようになっています。

ティーグラウンドは2つのティーマーカーによって定められた奥行き2クラブレングスの仮想の線で囲まれた長方形の区域です。

ティーグラウンドの2つのマーカーを結ぶ仮想ラインより前から打つとペナルティーになります。

後ろ過ぎてもペナルティーです。

使える奥行きは2クラブレングスと決まっています。

それより後ろに下がるとルール違反です。

区域外のボールとはティーアップしたボールが仮想線の外側にある場合をいい、ボールの一部でも区域内に入っていればペナルティは科せられません。

ゴルフレベルが上がれば後ろの色から打っても問題なし?

ゴルフレベルが上がれば後ろのティーから打っても問題はありません。

しかし青色のバックティーより後ろの黒色のチャンピオンティーは競技用なので一般の人の使用は認められていません。

またゴルフ場によっては使用ティーを制限しているところもあります。

レギュラーティーやレディースティーに制限はありませんが、バックティーを使用する場合は実力(ハンデ)を申請しなければならないところがあります。

スタート室でOKをもらえたら、青い旗などの目印をカートに付けてバックティーから回ることができます。

制限がなかったとしても、使用ティーは、自分の実力に合わせて選ぶようにしましょう。

背伸びし過ぎて自分のレベルに合わないティーから回ってスロープレーに繋がってしまうと他の人に迷惑がかかります。

苦戦する中でもある程度スムーズに回れるティーを選択しましょう。

特に女性が白色のレギュラーティーで回る際、男性が青色のバックティーで回る際は自分のドライバーの飛距離や最悪3~4オンはできるくらいのレベルであることを確認しましょう。

男性が赤色ティーを使うのはアリ?ハンデになる?

ゴルフコースのティーはそれぞれの技量に応じて距離が短い設定でプレーしたり、長い設定でプレーしたりすることができるようになっています。

あなたの技量はこれだからこのティーから回らなければならない!というような決まりはありません。

男性が自分の技量や練習のためなどに赤色のティーを使っても何の問題もないですし、ハンデにもなりません。

もちろん大会やコンペ等ではそれぞれ決まりがあるので自分でティーは選べません。

男性でバックティーで回りたがる方は結構いますが、レディースティーから回るのにもたくさんのメリットはあります。

ティーショットでドライバーを使わずに同伴者の女性と同じ飛距離が出るクラブを使います。

セカンド以降もミドルアイアン以上は使いません。

使用クラブを限定すると距離が短くても物足りないことはありません。

日頃あまり使わない番手やマネジメントが変わってくるのでセカンド以降のゴルフの内容がよく見えてきます。

男性諸君、恥ずかしがらずに一度練習と思って赤色ティーからラウンドしてみてください!

ゴルフのHDCP取得の際、ティーの色は影響するの?

ゴルフのHDCP取得の際、ティーの色は影響します。

HDCPの計算はプレーしたコースの難易度と10回以上のスコアで算出します。

しかし大叩きしたホールのスコアはレベルに応じて上限値を定めて調整します。

またベストスコアの50%で計算するので全スコアがHDCP算出のベースではないのです。

コース・レーティング/レートはスクラッチゴルファーにとってそのコースがどの位難しいのかを示すものです。

数字が大きければ難易度が高く、小さければ低いといったものです。

通常、小数点第1位までの数字で表示され、レディースティー71.5、レギュラーティー70.5、バックティー71.8などとそれぞれのティーごとに設定されています。

それをHDCPの算定に用いるのです。

上手な人にとって難しいコースは初心者にもアベレージゴルファーにも難しいコースになります。

ですから、これをもってコースの難易度を示すのです。

どちらにせよ自分のレベルにあったティーで回るのが一番性格なHDCPになります。

あまり気にしないでも大丈夫です!

黄色ティーではティーアップしてもいい?

黄色ティーは完全にローカルルールです。

ティーショットがOBになった場合、黄色ティー(特設ティー)から第4打をプレーします。

これを前進4打、もしくはプレーイング4と呼びます。

プレーのスムーズな進行を促すためのローカルルールです。

打ち直しはそれ自体に時間がかかるのと複数のプレーヤーがOBの場合や打ちなおした球がもう1度OBになってしまった場合はかなり時間がかかります。

それを回避するために作られたルールです。

黄色ティーは、ティーグラウンド同様、ティーアップしていいことになっています。

しかしローカルルールなのでゴルフ場によって違う可能性もあるので事前にゴルフ場に確認するとよいでしょう。

補足ですが、前進4打や前進3打のローカルルールを放棄して、元の場所で打ち直すことはもちろんルール上は問題ありません。

スロープレーにならない範囲で行なってください。

ただし、コースによっては打ち直しを禁止して”必ず前進”の処理を行なうように定めているゴルフ場もあるのでこれも事前に確認しましょう。

同じゴルフ場に良く行くなら違うティーから回ってみよう!

同じゴルフ場に良く行くならいろいろなティーから回ってみましょう。

同じロケーションでも、距離が変わるだけでコースマネジメントが大きく変わってきます。

セカンドショットの番手選びにかなり悩むでしょう。

日頃赤色ティーから回っているが、白色ティーから回るとセカンドショットはUTかウッドになるでしょう。

ラウンドで一番大事なのは、セカンドショットでどこまで戦略が立てられるかです。

セカンドショットで選択の余地がなくUTやウッドになってしまうという方はまだレギュラーティーからまわるレベルではないということになります。

もちろん赤色ティーからでもそうなってしまう方はしょうがないです。

飛距離を伸ばせるようにがんばりましょう。

男性にしてもしかりです。

バックティーから打ったときにセカンドショットの番手に選択の余地がなければそのレベルに達していないということです。

ホームコースで練習がてらであれば、スロープレーにならなければどのティーから回っても問題はありません。

短い距離のティーから練習してみるのも、日頃使用しない番手が活躍するラウンドになるので、練習になると思います!

イライラするなら前へ、ストレスなしなら後ろへ!

まず、ティーについて理解して欲しいのは、ティーに性別は関係ありません。

それぞれの技量に応じて短い距離や、長い距離でプレーしたりすることができるよう全プレーヤーに対しての選択肢です。

スロープレーになって後続者に迷惑をかけなければどのティーを使っても問題はないのです。

ドライバーの飛距離が達していなくても、セカンドからの運びが完璧ならどのティーから回ってもストレスなく回れますよね。

ただセカンドショットが上手くいかず、スコアが乱れてイライラするようであれば、背伸びをせずに自分の合ったティーグラウンドを選択しましょう。

しかし様々な距離でラウンドすることも練習の1つです。

この色のティーと決め付けずに挑戦してみてもよいでしょう!