ゴルフのルールによるワンクラブの測り方を知っていますか?

ゴルフのルールでは、長さを測る尺度をレングスと言い、その道具はクラブを使用します。

ワンクラブ・レングス、ツークラブ・レングスと表現します。

そこで測る基点の定め方などの確認と、新ルールによる改正点などを紹介します。

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ゴルフルールでワンクラブが長さの単位

ゴルフのルールでは、ドロップする範囲をゴルフクラブの長さで決めています。

「ワンクラブ・レングス」「ツークラブ・レングス」とクラブの長さを基準に、1本分2本分と距離を測ることになります。

レングスとは長さという意味なので、ワンクラブ・レングスは「クラブ1本分の長さ」が正しい解釈です。

この距離を測るためのクラブは、好きなクラブを選んでも問題ありません。

狭義で考えると現に使うクラブが正しいと思われますが、クラブを取り替えることを認めている以上、1番長いドライバーがワンクラブの長さと考えるのが一般的です。

またルールでは「ワンクラブ・レングス以内」と定めていますから、長いクラブで測って短いクラブの長さでドロップしても問題はありません。

一応、測るときの所作は決まっていて、まず基点をマークして、そこからワンクラブ・レングスを測ってマークします。

このとき芝面には2つのマークがあって、ドロップが完了してから、両方のマーカーを回収します。

ゴルフルールではワンクラブ・レングスの基点が重要

ワンクラブ・レングスをドロップの範囲とするのは、動かせない障害物と異常なグランド状態からの救済です。

最初に基点を設定するわけですが、ゴルフのルール上はこの基点をニアレストポイントと言います。

ニアレストポイントが決まったら、そこにクラブを置いた先端がワンクラブ・レングスになります。

このとき、グリーンにピンが立っているホールとドロップポイントが、ボールのあった位置よりも近づかないようにしなければいけません。

またワンクラブ・レングス以内にドロップをしたのに、バウンドして転がって範囲から出てしまうことがあります。

まずニアレストポイントよりもホールに近づいた場合は、再ドロップをしなければなりません。

次に、ドロップした地点よりもツークラブ・レングス以上転がった場合も、やはり再ドロップが必要です。

またドロップしたボールがグリーンや池に入った場合にも再ドロップが必要になります。

さらに「完全な救済」を受けられなかったときも、同じように再ドロップしなければなりません。

ワンクラブの救済をやり直すゴルフルールの条件とは

ワンクラブ・レングスの救済を受けるときは、上記の4つの要件のうちのどれか1つでも当てはまれば、再ドロップしなければならないゴルフルールがあります。

その中でも特に気をつけたいのは「完全な救済」です。

動かせない障害物であるカート道路にスタンスがかかること、無罰で救済を受けることができます。

ところがニアレストポイントからワンクラブ・レングス以内にドロップをすると、打ち出す方向の先を遮る樹木があって邪魔になるとします。

あえて片足をカート道路にかけた状態にして狙うと、邪魔な樹木は気にならないとします。

しかし片足が障害物の上にあった場合は、「完全な救済」とは認められないので、再ドロップしなければならないと定めたわけです。

つまり中途半端な救済のほうが有利だとしても、それは認めないというものです。

ゴルフは審判のいない競技です。

自分に厳しく他人に寛容であることを第1として、ルールに対して厳格に向き合うことが大切なことになります。

ゴルフルールで定めたワンクラブの基点のニアレストポイント

ワンクラブ・レングスの救済を受ける場合には、基点となるニアレストポイントを決めなくてはいけません。

ゴルフルールに定められているニアレストポイントとは、救済を受ける前のボールの位置にもっとも近い箇所のことです。

もっとも近い箇所とは、ホールに近づかずかないことが大原則で、次に救済の原因となる障害がなくなる箇所の中でもっとも近い1点であることです。

分かりにくい表現なので、具体的に動かせない障害物であるカート道路上のボールを想定します。

進行方向の右側にニアレストポイントを設定すると、スタンスをとってクラブヘッドをセットしたところになります。

一方で左側だと、カート道路のすぐ横にニアレストポイントを設定することができるので、正しいニアレストポイントは左側になります。

ニアレストポイントにマークし、そこからワンクラブ・レングスを測って、そこにもマークします。

この2つのマークを結んだ線よりもホールに近づかなければ、救済のドロップは完了です。

新しいゴルフルールでワンクラブの範囲や基点名称が変わる

2019年の新ルールによってドロップの仕方は変わります。

ニアレストポイントを定めて、そこからワンクラブ・レングスを1単位にする現行の測り方は変わりません。

変更されるのはドロップする高さと、後方線上のドロップの仕方、そして再ドロップの条件の3つです。

また新しいゴルフのルールによって名称も変わり、ニアレストポイントという名称はなくなって、リファレンスポイントオブリリーフ(救済の基点)と言われるようになります。

またワンクラブ・レングスレングス以内といった表現ではなく、リリーフエリア(救済エリア)と言うようになります。

ドロップするときは肩の高さから膝の高さに変更されることから、ドロップ後のバウンドで規定の範囲外に出る確率は少なくなるはずです。

ただし再ドロップの要件だった2クラブレングスの範囲がなくなり、リリーフエリアを越えたら再ドロップになります。

なお2回再ドロップしてもリリーフエリアから出た場合は、2回目のボールが落下した地点にプレースします。

新しいゴルフルールでは池の処理でもワンクラブの計測が必要

新しいゴルフのルールでは、ドロップの仕方や名称が変わります。

それ以外に後方線上のドロップについても新たなものに変更されます

池に入った場合、境界線への侵入口とピンを結んだ後方線上にドロップすることができましたが、この場合のみ横にバウンドしても不問としていました。

ところが新しいルールではリファレンスポイントオブリリーフを定めて、そこからワンクラブ・レングス以内がリリーフエリアになります。

ここが1番間違えやすいところなので、ドロップで後方線上を選択した場合には、基点にマークをすることと、跳ねて転がったときにはワンクラブ・レングスの計測が必要となることを覚えておくことです。

ここでお気づきになると思いますが、ワンクラブ・レングスはもっとも長いドライバーでも計測できるので、必要があればドライバーと使うクラブを持って後方線上に向かわなければならないということです。

おそらく慣れれば煩わしさはなくなるでしょうし、もしかするとルールの修正も行われるかもしれませんので、しばらくは注視していたほうが良いかもしれません。

新ルール導入でワンクラブを測るドライバーも変わるかも

ゴルフルールでは長さの単位をワンクラブとしています。

計測に使うクラブはドライバーで、実際に使用するクラブはウェッジでも差し支えはありません。

しかし実際には池の後方でドロップするときに、ドライバーを持っていくことは少ないかもしれません。

今後の運営上においては、現に使用するクラブになっていく可能性があると言えるでしょう。