ゴルフの原点であるマッチプレーの理不尽な組み合わせ

はるか昔、ゴルフが愛されたのは、マッチプレーの面白さによるものです。

現代ではストロークプレーが主流になり、楽しさを知らずにゴルフ人生を終える人もいるようです。

そこでマッチプレーの内容や組み合わせの仕方など、基本的な部分を紹介することでゴルフ本来の楽しさを知っていただこうと思います。

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マッチプレーの組み合わせ方とゴルフルールを確認

普段私たちがゴルフ場でするプレースタイルは、ストロークプレーが基本です。

18ホールを回ってスコアを競う競技なので、ホールアウトすることが勝敗を決する条件となります。

1回の競技で大勢の参加者が募れることや、ハンディキャップと併用すれば技量に関係なく競技を楽しめるのがメリットです。

ただ通常のプレー、つまり競技会でない場合は、緊張感に欠けることがあります。

ベストスコアを狙ってスタートしたのに、途中でトラブルに陥り目標スコアに届かないとなると、あとは豪快なショットや、スピンの効いたロブショットなどで楽しむしかありません。

同じようにマンネリ化を「つまらない」と感じている同伴者もいる場合、マッチプレーをやってみてはいかがでしょう。

1ホールずつ勝敗を決するので、緊張感やゲームの運び方など、ストロークプレーにはない楽しさが得られるかもしれません。

そして少しだけルールが違いますが、ある程度慣れたらマッチプレー競技に出場してみてはいかがでしょう。

そこで、ここからマッチプレーの組み合わせ方と少しだけ違うルールについて確認していきましょう。

マッチプレーの組み合わせはゴルフの1位と16位?

マッチプレーでは、すべてのホールで完全ホールアウトする必要はありません。

いわゆるOKパットが認められているので、タイミングを計ってOKを出すか、もらうことで進行していきます。

もちろんOKを出さなくてもゴルフのルール上の違反にはなりませんが、「小さい男だ」と思われるはずですから、相手に敬意を表して「コンシード」するの一般的です。

ちなみに通常のOKパターとは違って、マッチプレーのコンシードはアプローチが終わった段階で残り距離に関係なくOKする場合もあるので、駆け引きと共にタイミングに慣れが必要です。

気心知れた仲間とのマッチプレーであれば、相手の技量が分かるので、場合によってはティーショットの前に「このホールは負け」と感じることがあるかもしれません。

そんな時は、ストロークプレー同様にホールにハンデを設けて技量の差をなくす方法もあります。

競技の場合は、相手の技量に関係なくスクラッチで行うのが一般的です。

当然、強い人と当たると勝ち目はないわけですが、実はマッチプレーの組み合わせは、1番強い人と1番弱い人で競技をすることが普通なのです。

ゴルフのマッチプレーの組み合わせこそが公平?

マッチプレーにエントリーすると、最初はストロークプレーで予選会を開き、上位でマッチプレーの組み合わせるのが一般的です。

マッチプレーへの出場資格を得るため、ゴルフの予選会が開かれるため勝ち残る16人(8人や4人の場合もあります)は、そこそこの技量を持っていると言って良いはずです。

予選会はグロスで順位を決め、同スコアの場合はモーニングで決めるのが一般的です。

スタート順が早いほうが上位とするのがモーニングですが、16位を決める場合だけはプレーオフで決します。

9ホール(18ホール)またはサドンデス方式で、どちらを選択するかは、あらかじめ競技要項で決めておく必要があります。

そうして1位から16位が決まったら、1−16、2−15、3−14、4−13と上位と下位から順に組み合わせていくことになります。

また1・2・3・4の山は別になるように組み合わせるため、順当に勝ち上がっても準決勝でなければ当たらないようになっています。

マッチプレーの組み合わせでゴルフの力量は計れない

通常マッチプレーの組み合わせからすると、強い人が当然勝ち残るものです。

しかしそれはストロークプレーのハンデ上位者とは限りません。

マッチプレーには独特な駆け引きがあるので、ある程度の慣れが必要になります。

例えば、引き分ければ勝負が決まるドーミーホールになると、あえてパターを使わせずにコンシードを続けて、勝負どころのホールでパッティングのミスを誘うような心理戦が行われることがあるのです。

このような心理戦の巧者であれば、ストロークプレーよりも勝ち上がる確率が高く、ゲームとしてのゴルフを楽しむことができます。

それだけに、ストロークプレーの結果だけを参考にすると「番狂わせ」が起こることがあるのがマッチプレーの特徴と言えます。

あまりに巧者でありすぎて、中には実力以上の勝者が生まれることに嫌悪する主催者や参加者がいることもあるでしょう。

ただゴルフがスポーツとなる以前、ゲームとして楽しまれた時からのマッチプレーこそが本来のゴルフであるとするならば、勝者を称えるのがゴルファーとしてのマナーではないでしょうか。

マッチプレーの組み合わせで棄権はゴルフのマナー違反?

ゴルフのマッチプレーの場合、組み合わせによってはスタート前に勝敗が決していると判断して対戦しないことがあります。

「なんて失礼な!」と思うかもしれませんが、ストロークプレーで1位と16位の差はかなり大きく、70打と80打といった10打以上の差があるかもしれません。

これは普通に考えれば勝ち目はないので、棄権を選択しても責めることはできません。

ここで気になるのが、組み合わせ表に記される表記です。

一般的に棄権するとNRを使っていますが、NRはスコアーカードを提出しなかったと言う意味なので棄権ではありません。

オナー(栄誉)を重んじるゴルフにとっては、なんとしても避けたい屈辱的な表記なわけです。

ただ組み合わせ表にはNR(ノーリターン)とは記されません。

DNS(didnotstart)と表記され、日本語では「欠場」と言うことになります。

また途中で棄権した場合はWDですが、マッチプレーの場合は棄権した時点で相手の勝ちを認めることになります。

ちなみにDNSをScr(スクラッチ)と表記することがあります。

スクラッチは「ハンデなし」を想像しますが、組み合わせ表の選手名をなくす、つまり欠場を意味しています。

組み合わせ表でマッチプレーのゴルフ内容が分かる!

ゴルフ場で掲示されているマッチプレーの組み合わせ表は、そのまま成績表にもあるものです。

勝敗には3−2とか1UPのように表記されていますが、この成績を見ただけで戦いの内容がある程度分かることがあります。

まずマッチプレーはホールごとに勝敗を決して、18ホールで残りホールを全部勝っても負けとなることでゲームの勝敗は決します。

3−2(3&2)と表記されているのは「3 and 2」の意味で、2ホール残して3つ勝っていることを示しています。

1UPの場合は、18番ホールのティーグラウンドまでスクエア(引き分け)で、18番でホールアウトして勝者が決まったことを示しています。

もしも組み合わせ表に1UPや2UPがあれば、最後まで試合がもつれていたことが分かりますし、10−9であれば圧倒的に勝者が強かったことが分かります。

ただマッチプレーは、1ホールずつ勝敗が決まるため、途中で負けを自覚した時点で勝敗は決まるため、間延びしたようなプレーをすることはありません。

ちょっとゴルフにマンネリを感じているようなら、マッチプレーをすることをオススメします。

マッチプレー巧者は組み合わせ見据えてゴルフをするのが常識

紳士のゴルフと言われるのに、マッチプレーの組み合わせでは、強い者と弱い者が対戦するように作られます。

なんとも理不尽なようですが、これを見越して予選の段階でわざと中間の順位になるように調整する巧者もいるのも確かです。

このように常に駆け引きの上でゲームが進行する、まさにスリリングな競技を楽しむことができるはずです。