ゴルフ場でスコアカードや鉛筆からエコ社会を考えてみる

ゴルフ場で無料に配布され、しかも制限なく使えるスコアカードと鉛筆、そしてマークですが、予備に持ち帰ったものを次のゴルフで使ったことがあるでしょうか?

今回はゴルフ場の経営上から、また環境上の観点からも、それらの消耗品のあり方についいて考えていきます。

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ゴルフ場でもらえるスコアカード用の鉛筆の名前

ゴルフ場でもらえる鉛筆ですが、あれをスコアカードの記入以外に使ったことはありますか?

無料でもらった鉛筆なので、おそらくキャディバッグの中に入っているか、もしくは自宅の机のかたすみに輪ゴムで留めて置いているかもしれません。

このあと、何かに役立てる予定はなく、また次のゴルフで新しいものが手に入るため再利用することもないでしょう。

もっともゴルフ場の鉛筆には、そのコースの名称がついていることがほとんどですので、選んでも持っていくのも面倒な気がします。

そんなプラスチック製のクリップつき鉛筆の商品名は、メーカーによって違いますが、ゴルフ界では「ペグシル」と呼称するのが一般的です。

中にゴルフ用鉛筆とも言うようですが、実はゴルフ場以外でも使われています。

例えばマークシートに線を引くための競馬場の鉛筆も、今ではこのペグシルタイプがほとんどです。

ただゴルフのようにスコアカードに挟んで持ち運ぶ必要がないので、丸型や三角形の形状のものが多いようです。

元々はスコアカードの記入用鉛筆として開発されたものが、今では多くの場面で使用されるようになってきました。

ゴルフのスコアカードに書き込んだ鉛筆を他にも使える?

ゴルフ場でスコアカードの記入に使う「ペグシル」は、競馬場などのマークシート記入用にも使われていますが、名称は「スコア鉛筆」と言われることが多く、ゴルフの名残はあるようです。

過去を振り返ってみると、ゴルフ場にペグシルが登場する前は、ものすごく短い消しゴムつき鉛筆でした。

最近は見なくなった消しゴムつき鉛筆ですが、消しゴム自体の能力の低さとシャープペンシルの普及によって、通常の文具からも消えてきています。

それと合わせてゴルフ場はペグシルに比べて単価の高さから敬遠するようになり、歴史のあるコースも徐々に切り替えていきます。

今では消しゴム付き鉛筆を使っているコースは極わずかです。

ただそんな消しゴム付き鉛筆にも利点はあります。

芯を出す時に角度をつけて削るため、芯先が折れる心配がなかったことから、スペアを持つ必要はありませんでした。

予備の紛失がない分だけ、費用もかからずに済みます。

また先端を削ると再利用できることから、手帳用や電話横のメモ用に利用することができました。

一方でペグシルは、1回使用したら次のラウンドで使うことはありませんし、自宅で再利用する機会もほぼないと考えられます。

ゴルフのスコアカード用鉛筆に長いタイプがないのなぜ?

そもそもゴルフ用の鉛筆は、どのタイプも短いものばかりです。

男性にとっては少し短いと感じることがあるため、スコアカード以外に使用することが少ないのかもしれません。

実はペグシルにも長いタイプは存在します。

一時期は多くのゴルフ場で導入しましたが、しばらくすると短いタイプに戻してしまいました。

その理由として、スコアカードの長さと合わず、先端が飛び出てしまうことや、長すぎてお尻のポケットに入れると折れてしまうことが多かったからです。

ゴルフの鉛筆に限ってみると、「大は小を兼ねる」ことはなかったと言うことなのでしょう。

自宅で使えないからと、使用済みのペグシルをゴルフ場に戻されても、先の丸まった鉛筆をお客様用に利用するわけにはいきません。

またスコアカード記入以外に使おうとしても、消しゴムで消せる鉛筆ではサイン用に使うことはできません。

結果的にゴルフ場もまた、その鉛筆を使用目的もなく延々と保管するだけになってしまいます。

もしも環境問題に関心がるようでしたら、使い捨てになっているペグシルを、次のラウンドでも再利用してみてはいかがでしょう。

先が丸まるとそれは書きにくく感じるはずです。

スコアカードや鉛筆はゴルフ場の貴重な財産?

ゴルフ場で無料に配布しているのは鉛筆だけではありません。

スコアカードやグリーン用のボールマークも無料で配布しています。

多くのコースでは、受付時にホルダーに入れてスコアカードが渡されます。

つまり新たなスコアカードは必要としないわけですが、来場した「記念品」として未使用のものを持ち帰ることがあります。

ただ余程のコレクターでない限り、そのカードを見返して思い出を懐かしんだり、カードコレクションを掲示していることはないはずです。

つまり、いずれゴミになるものを持ち帰るだけなので、その貴重な未使用カードは持ち帰らないようにしましょう。

ゴルフ場のスコアカードや鉛筆は意外に高価なものです。

発注量にもよりますが、スコアカード+鉛筆+マーク=10円程度です。

「なんだ、たったの10円か」と思うかもしれませんが、それは1人1セット使った時です。

ざっくり年間35,000人の来場者が2セット使うと、70万円、3セットなら100万円を超えてしまう計算です。

そのため現在のゴルフ界においては、大きな比重を占めるサービス品ということになるわけです。

厳しいゴルフ業界を助けるスコアカードと鉛筆の節約

ゴルフ場でプレーしてスコアをつけ、そのスコアカードからハンディキャップを取得できます。

以前はゴルフ場のメンバーにならないとハンディキャップを持つことはできませんでしたが、現在はゴルフ連盟がハンディキャップを発行してくれています。

もっとも取得したハンディキャップを必要とする競技は、やはりメンバー主体の競技会なので、技量認定書的な役割と考えたほうが良いかもしれません。

ただし海外コースでは、ハンディキャップ制限を設けているところが多く、ある程度の技量がないと申し込むことさえできません。

そのため海外でプレーをする機会があるようなら、もしくはハンディキャップによる出場資格を必要な連盟主催競技に出場する予定があれば、通常のスコアカードではなくコントロールカードに記載します。

通常のラウンドで使用するスコアカードからコントロールカードに転記して、同伴プレーヤーにサインをしてもらいます。

日付や自署のサイン、またコースレーティングを差し引いた数値を記入すれば提出できます。

そして、このコントロールカードは通常のスコアカードや鉛筆同様にゴルフ場からのサービス品となります。

循環型社会を目指すゴルフ用鉛筆やスコアカードの再利用

政府や日銀の発表によると、景気は回復して労働環境は人手不足だそうですが、ゴルフ界はバブル崩壊やリーマンショックのあとを未だに引きずっています。

ましてゴルフ料金はデフレ脱却ができていないため、入場者の伸び悩みに低料金と、とても景気回復とは言いがたい状況です。

ゴルファーにとっては1本の鉛筆、1枚のスコアカードですが、できれば無駄な出費はしたくないというのが本音でしょう。

またゴルファーとしても、再利用したりコレクションとして収集する予定がなければ、ゴミを増やすだけになります。

循環型社会やエコロジーが声高に語られる中、ゴルフ場を利用から実践してみてはいかがでしょう。

ちなみ使用済みペグシルを活用しているのは、PTAの研修会、町内会(自治会)の回覧板のサイン用やアンケート記載用などが多いようです。

1人分は少量であっても、呼びかければゴルファーの家には結構な数が眠っているかもしれません。

無駄にスコアカードや鉛筆を使わずエコなゴルフを!

ゴルフ場のサービス品であるスコアカードや鉛筆は、基本的に1人1セットを想定しています。

それ以上使う必要があれば、もちろん構いませんが、予備に持った分を持ち帰ってもゴミになるだけです。

なるべく汚さずに、そのまま返すようにすれば環境に優しいエコゴルファーになれるかもしれません。