ゴルフのスコアカードの書き方を覚えて初ラウンドに備えよう

最終更新日:2018/05/27

初ラウンドを控えているあなた、スコアカードの書き方を知っていますか?

スコアカードとは、ゴルフのスコアを記入していくカードです。

プレーする際は必ず記入しなければなりません。

今回は、初ラウンドに向けてスコアカードの基本的な書き方や、ゴルフ上達のための書き方を説明します。

ゴルフラウンド前に知っておくべきこと

スコアカードは、各ゴルフ場でもうらうことができます。

ゴルフ場によって違いますが、大抵の場合チェックインの際にもらうロッカー番号が書かれたスコアカードホルダーに挟まれて渡されます。

そうでない場合でもスタート室前やカートに置かれているので、自由に取ることができます。

また記入するための鉛筆もスコアカードホルダーに刺さっているか、スコアカードが置かれているところにセットになって置かれています。

スコアカードがあっても鉛筆がないと記入できないので、プレー前に必ず確認するようにしましょう。

そんなスコアカードには、通常用と公式用のタイプが2種類あります。

通常用とは、スコアホルダーやカート、スタート室前に置いてあるもので、同伴競技者のスコアも記入でき、ホールのハンディキャップも載っています。

対して公式用とは、通常用よりも実にシンプルで、自身がマーカーを努める同伴競技者のスコアを書きます。

競技終了後に切り取り、両者がサインをして提出するタイプです。

しかし基本的なスコアカードの書き方に大きな違いはありません。

ゴルフのスコアカードの内容

スコアカードは、ゴルフ場によって仕様は違いますが、書いてある内容自体に大きな違いはありません。

スコアカードにいろいろと書かれているのでその内容を紹介します。

これを知っているだけでスコアカードの書き方がスムーズに理解できるでしょう。

まず各ホールに充てられた番号で、アウトが1~9番、インが10~18番になります。

次に各ホールのハンディキャップは、マッチプレー時にプレーヤーのハンディの差を埋めるために使用されている数値ですが、普段は使いません。

この数値をホールの難易度と勘違いしている人が多いので気をつけましょう。

次に各ホールの距離は、設定されている各ティーグラウンドからの距離をヤード表示で書かれています。

そして各ホールのパーの打数で「3・4・5」と書かれています。

自分と同伴競技者の名前と打数記入欄と、アウト・インのスコアの合計を記入する欄があります。

自分の署名と同伴競技者の署名欄があるので、互いに確認したあとにサインするようにしましょう。

中には、コースレイアウトを載せているスコアカードもあります。

基本的なスコアカードの書き方

スコアカードの書き方でまず最初に悩まされるのが名前を書く順番です。

接待ゴルフや上司とのゴルフの際に間違っては失礼に当たります。

良く偉い人や年上の人を一番最初に書き、自分を一番最後に書く人が多いです。

これは一見正しいように思えますが、実は間違いです。

接待であろうと、同伴競技者が上司や年上であろうと、自分の名前を最初に書いてください。

自分の名前以降の順番に特に決まりはないので、年功序列や役職順、プライベートラウンドであれば実力順やティーアップ順でもOKでしょう。

またコンペ等で提出する際は、ニックネームや略ではなく、漢字で正確な名前を記入してください。

次にスコアですが、打数を書く人とパー±の打数を書く人がいます。

後者の方が合計スコアを計算しやすいのですが、前者の方が正しいスコアの書き方です。

プライベートであれば後者で問題ないのですが、コンペ等で提出する際は前者の書き方をしてください。

またスコア誤記のないように、それぞれでスコアを記入し、確認し合うようにしましょう。

スコア誤記は公式競技では、競技失格やペナルティになるので日頃から気をつけるようにしてください。

ゴルフ上達のためのスコアカードの書き方(パット数)

スコアカードの書き方を工夫することでゴルフ上達に役立てることができます。

まずはパット数を記入することです。

パッティングはスコアの半分を占めるほど重要なショットになります。

1打1打が大切なパッティングを、1ラウンドでどのくらい打っているのかを把握することは非常に大切です。

1ラウンドで36パットであれば、平均2パットになるので、それを目安に自身のパッティングの良し悪しを判断すると良いでしょう。

それを超えているようであれば、完全にパッティングは苦手な方に入るので、より練習を積む必要があります。

そして1パットが続いているのにも係らず、パー以上ばかり叩いている場合は、パーオンできていないと言うことなので、ショットに問題があると考えられます。

また1ホール毎にパット数を数えることで、1ホールでの自分のボール運びを頭の中で整理することができます。

意外とこれは非常に大切で、頭の中で整理することで、マネジメント力が付いてきます。

スコアカードにもパット数を記入する欄がある場合もあるので、ぜひ活用してください。

ゴルフ上達のためのスコアカードの書き方(クラブとショット)

次に紹介するゴルフ上達のためのスコアカードの書き方は、使用したクラブとその弾道です。

使用したクラブ全てを書くのが理想ではあるのですが、スコアカードにそこまでのスペースはありませんし、時間の余裕もないでしょう。

ですからティーショットをメインに記入してください。

ティーショットでドライバーを使用したら、”1W”や”D”と記入します。

そして目標地点よりも右に行ったら”→”や”R”、左に言ったら”←”や”L”を記入します。

またショートやオーバー、分かれば飛距離を記入すると更に良いです。

OBや池、バンカーに入った時もしっかりと書いてください。

余裕があれば、ショットの際の風向きや強さも書いておくと良いでしょう。

終わったことを何故と思うかもしれませんが、ラウンド終了後にこのスコアカードを見返すことで、自分が苦手なクラブやショットの癖、ミスショットの原因など様々な情報が分かるからです。

自分が苦手なクラブやショットの癖等分かれば、どのような練習に力を入れれば良いのかが見えてくるでしょう。

スコアカードアプリを活用

スコアカードの書き方は理解できたでしょうか。

昔はスコアカードを大切に貯めている人が多かったのですが、近年はスマホのアプリを使ってデジタル化している人が多いです。

ラウンドしながらスマホに入力していく人もいれば、一旦紙ベースのスコアカードに書き込み、自宅に帰ってからアプリにデータを入力する人もいます。

そんなスコアアプリの便利なところは、データを分析してくれるところです。

平均スコアや平均パー率、フェアウェイキープ率など様々なデータを分析してくれます。

さらにプレーしたゴルフ場ごとや全データなど細かくデータを見られることも魅力です。

またアプリによってはスコアを登録することができ、JGA/USGAハンディキャップを取得することができます。

このハンディキャップを取得すると、公式競技に出られたり、自分のモチベーションにもなります。

伸び悩んでいる時などに、数字ではっきりと自分の実力が見えると、やる気が何倍も増えます。

最近はアプリもたくさんの種類があるので、自分の使いやすいものを見つけ出しましょう。

スコアカードの付け方は自然と慣れる

初めてのラウンドでは、ショットに忙しくスコアカードを付ける余裕すらないかもしれません。

しかしラウンドを重ねるごとに、ラウンドもスコアカードを書くことにも慣れてくるでしょう。

何よりも大切なことは、平常心でラウンドすることです。

慣れるまでは無理にスコアカードを付ける必要はありません。

最初は中~上級者に甘えても良いのです。