ゴルフのコースマネジメントの基本を押さえて目指せ100切り

最終更新日:2018/05/09

ある程度ゴルフが上達してくると次のステップは、コースマネジメントになります。

スコアアップするためには、ただ飛ばすだけではダメなのです。

状況に応じたショットを考え、それに近いショットができることが大事です。

そこで攻めたり、守ったりと状況によって判断すべきコースマネジメントの基本について説明します。

ゴルフのコースマネジメント

ゴルフのコースマネジメントとは、コースのレイアウトや自分のショットの傾向、風邪やライの状況などを考え、どのように攻めるか、そしてどう守るかを判断することです。

簡単に言うと、コース戦略のことです。

コースマネジメントをする際に、判断するのに基本となることは以下の通りです。

・バンカーの位置、そこまでの距離、バンカーから見たピンの位置
・ライの状況、風の方向や強さ
・自分の持ち球、得意なクラブや不得意なクラブ(距離)
・自身のゴルフのレベル
・その日のコンディションやメンタル

これらを考え、どこを狙ってくか、どのくらいの強さで打つか、どのクラブを使うかなどを決め、コースの攻め方を決めるのがコースマネジメントです。

高い技術を持っていてもコースマネジメントができないとスコアは伸ばせません。

またコースマネジメントがしっかりできても、その通りに攻められる技術が無いとスコアは伸ばせないものです。

そのうち技術は伴ってくるので、100切りを目指すくらいまで来たら、まずはコースマネジメントを意識するようにしましょう。

何も考えず、とにかく前に飛ばすだけでは、安定したスコアを手に入れることはできません。

ゴルフのコースマネジメントの基本は「逆算」

それではゴルフのコースマネジメントの基本を説明していきましょう。

まずコースマネジメントをする際に最も大事なことは「逆算する」ことです。

スコアを数える時はティーショットから1打ずつ数えますが、コースマネジメントをする際は、グリーンからの逆算で考えます。

ただティーグラウンドに立ち、思い切りドライバーを振って、出た距離からクラブ選択するような、飛距離を足していくコースマネジメントはオススメしません。

分かりやすくパー4を例えで考えます。

ピンの位置を考え、ピン側に確実に乗せるには、セカンドショットではどのクラブを使うのが高確率なのかを考えます。

そしてその番手を使うには、ティーショットではどの番手を使えば良いのかを考えます。

このように逆算すると、状況によってはティーショットで必ずしもドライバーを使うとは限らないのです。

コースマネジメントで大切なのは、グリーン近くでは得意な距離を残すことです。

そのためには得意な番手、得意な距離と言うのを作るようにしましょう。

ゴルフのコースマネジメントの基本は持ち球や癖を知ること

ゴルフでコースマネジメントをする際の基本として、自分のショットの癖や持ち球を知っておくことです。

コースマネジメントと言うと、コースレイアウトや状況でを考えることだけと思っている人も多いでしょう。

しかしそれだけではコースマネジメントとは言いません。

コースマネジメントをするためには、自分のショットの癖や持ち球を知っておくことはとても大事です。

・スライスなのか、フックなのか
・フェードなのか、ドローなのか
・ダフリやすいのか、トップしやすいのか
・弾道は高いのか、低いのか
・ショートしやすいのか
・得意なクラブと苦手なクラブ
・得意なライと不得意なライ

上記した以外にも様々なショットや状況において得意不得意があります。

もちろん悪い癖は改善していくことが良いのですが、そうそう簡単に改善できるものではありません。

ですから、完全に改善できるまでは上手く自分の癖と付き合っていかなければなりません。

そのためには自分の癖や持ち球を考慮したコースマネジメントをしなければならないのです。

ゴルフのコースマネジメントの基本はリスク回避

先にも話したように、ゴルフのコースマネジメント=コース戦略です。

ですからコースマネジメントをする際に、基本的にミラクルをマネジメントに含まないでください。

ホールインワンやアルバトロスが存在するように、ゴルフはミラクルが起こるスポーツです。

ゴルフではホールインワンやアルバトロスは、「事故」とも言うくらいです。

狙ってもないのに起こるからです。

100球に1打出るようなピンに寄せられるようなナイスショットが出たり、見事なアプローチでベタピンするようなミラクルがあるからこそ、ゴルフは止められませんし、心から楽しめると言うのは否めません。

しかしリスクを負ってまでミラクルを信じてしまうのは危険過ぎて、コースマネジメントとは言えません。

失敗をしたら、何打もプラスになると予測できるような場合は、如何に少ない打数でグリーンまで近づけることができるかを第一に考えましょう。

ショットを上手くコントロールできるプロゴルファーでも危険を顧みず攻めることはありません。

それを「リスクマネジメント」と言います。

ゴルフのコースマネジメントの基本はラウンド前日までの準備

ゴルフのコースマネジメントの基本中の基本は、ラウンド前にしっかりとコースのレイアウトをチェックしておくことです。

ホームコースなら、チェックしなくても良いかもしれませんが、初めてのゴルフ場へ行く場合は、HPなどで事前にしっかりとチェックしておきましょう。

コースレイアウトをチェックする際に注意して見て欲しいのは、ドッグレッグやブラインドホール等です。

最近は、ゴルフ場のHPやゴルフ場予約サイトに1ホールずつ細かいレイアウトが載せてあります。

中にはコース戦略やそのヒントが書かれている所もあります。

ですから当日にいきなりラウンドするのではなく、事前にイメージラウンドをしたり、逆算してみたり、頭の中でコースマネジメントをしてみましょう。

スコアアップしたいのであれば、こうしたちょっとした努力が大事です。

事前にコースレイアウトを把握しておくだけで、目の前に広がるコースの状況だけにとらわれず、コース全体を意識したコースマネジメント、リスクマネジメント、スコアマネジメントができるようになります。

コースマネジメントお助けグッズ!

ゴルフのコースマネジメントの基本を押さえたら、それに沿って少しでも攻められるためのお助けグッズを紹介します。

それは距離測定器です。

測定器には2種類あって、1つはゴルフスコープと言うレーザーで距離や高低差などを表示してくれる高性能な物です。

もう1つは、GPSナビと言う車についているナビのようなもので、人工衛星でグリーンまでの距離を測定する機械です。

コースマネジメントをする際に絶対的に必要なのは、飛距離と距離を知ることです。

もちろんベテランゴルファーやホームコースであれば、目視で距離を判断することも可能ですが、そうでない場合は正確な距離を出すのは難しいものです。

最近は公式競技での使用を認められています。

認められていなかったとしても、練習ラウンド等で測定しながらプレーをすることで、距離感を掴む練習にもなります。

ゴルフスコープの方が距離等が正確に出るのですが、値段も高く、機械自体が重いので、GPSナビを使っているゴルファーの方が多いです。

安いものでは1万円前後で購入できるのでオススメです。

コースマネジメントは意識することから

コースマネジメントは、やった方が良いからといきなり上手くできるわけではありません。

かと言って行わないとスコアアップは望めません。

日頃からコースレイアウトを意識し、コースマネジメントだけでなく、リスクマネジメントやスコアマネジメントをするようにしましょう。

そうすることで自分が得意とするマネジメントを見つけ出すことができるでしょう。

その時にあなたのスコアは確実にアップします。