ゴルフラウンドの予定が入ると、当日の天気予報をこまめにチェックしますよね。
雨予報の場合、その降水量もチェックするでしょう。
しかし実際のところ、降水量がどのくらいの雨なのかと言うのを知っている人は少ないのではないでしょうか。
では降水量3mmとはどのくらいの量で、ゴルフをするのは可能なのでしょうか?
キャンセルすべき降水量は一体どのくらいなのでしょう。
雨の降水量とは一体?
ゴルフラウンドの前1週間くらいは天気予報との睨めっこ。
雨の予報でも、少なければプレーをしたいと思うのがゴルファー心理ではないでしょうか。
そこで天気予報に表示されている降水量とは一体何なのか、ここで理解しましょう。
そんな降水量とは、雨の降る量を示しています。
さらに詳しく説明すると、雨がどこにも流れ出さずに、その場に留まった場合、どれくらいの深さ溜まるかを示した数字なのです。
故に水の量であるにも関わらず、リットル等で表記されず、mmで表記されているのです。
つまり降水量が3mmであれば、その場に深さ3mmになるぐらいの雨が降ると言うことです。
それでもいまいちどのくらいと言うのはイメージできませんよね。
降水量1mmであった場合、傘はなくても大丈夫であったり、雨が降ってきなと感じるくらいの量です。
ですからゴルフは問題なくプレーできます。
3mmはその3倍の量になるので、傘を必要としますし、ずぶぬれになるのは必至です。
5mmとなるとそれ以上なので、傘を差しても意味がないくらいの雨です。
コンペの幹事等をする際に降水量を知っておくと、決行するかの判断をしやすいので覚えておきましょう。
降水量3mmの雨でゴルフはプレーできるのか
雨の降水量によってゴルフをプレーするのにどのくらいの影響があるのでしょうか。
降水量0.5mmの場合、雨を感じることなく普段通りにプレーできます。
降水量1mmの場合、長時間であれば傘を必要としますが、残り数ホールくらいであれば傘がなくても十分プレーできます。
降水量2mmの場合、レインウェア等雨対策グッズを必要とします。
降水量3mmの場合、プロ仕様の撥水加工抜群のレインウェアが必要です。
降水量5mm以上の場合、ゴルフはキャンセルした方が賢明です。
このように降水量によって濡れることも考えますが、プレーへの影響もあります。
当然コースが濡れるので、晴れの日のプレーと同じようには進まず、攻略方法が変わってきます。
雨のプレーはプロや上級者でも通常のようにはプレーできません。
ですから、初心者ゴルファーは3mm以上の雨であればキャンセルすることも検討しましょう。
今後の良い経験にはなるのですが、雨の日のプレーを攻略できるくらいのレベルになってからが良いでしょう。
降水量3mm以上の雨がゴルフスコアに与える影響
雨の日のゴルフは、晴れた日のゴルフと様々なことが違います。
まず雨で体が濡れるので、レインウェアを着ていたとしても、ウェアが体にまとわりつきます。
またグローブが濡れることは避けられないので、全天候グローブを使っていたとしても、グリップは滑りやすくなります。
また傘を差すと、片手が塞がれるので、プレーとは関係ないですがいろいろなことに手間取ります。
どんなに雨対策をしていたとしても、濡れることや手間取ることは避けられません。
正直、煩わしいことが多すぎるので、普段通りの精神状態ではプレーできません。
また降水量が3mm以上ともなるとスコアへの影響も大きいです。
ドライバーのランが出ないので、飛距離が10~20ヤードは落ちます。
またフェアウェイであってもライが悪かったり、水が溜まっていたりするので、ダフったり、トップしたりのミスが出やすくなります。
さらにバンカーに入ったら最悪です。
砂が固く締まり、水が溜まっている状態になるので、一発で出るのは高難易度、ホームランで大きくオーバーする可能性も高まります。
またグリーン上でもボールは転がらず、パットがショートする確率が高まります。
そういったことから、スコアを10打落とすことは覚悟しておいた方が良いでしょう。
3mm以上の雨でもゴルフスコアを守る準備
3mm以上の雨であっても断れない時もあるでしょう。
その時のために少しでもゴルフスコアを落とさないために準備をしておきましょう。
実際プロや上級者は、雨の日でも普段よりスコアを落としたとしてもさほど変わらないプレーをしています。
そのために彼らがしている準備を教えます。
まずレインウェアです。
レインウェアにも様々なタイプの物がありますが、プロが着用しているレインウェアは撥水性も良く、雨の日でも違和感を最小限に抑えてプレーすることができます。
ただ、機能性が高い分、金額も高いものばかりになります。
またグローブは雨で滑らない製品を選んでいる上に、プロは1ホールごとに新しい物に替えています。
もちろんアマチュアでそこまでお金を掛けるのは大変なので、最低ハーフで2~3枚は準備しておくと良いでしょう。
それからプレー前の練習段階からレインウェアを着用することも大事です。
急にレインウェアを着てプレーすると違和感があるので、練習段階から着用してスイングすることに慣れておくことをオススメします。
最後に、傘の内側にタオルを挟み込んで置くことです。
グリップやボール、クラブフェースをショット毎に拭けるように、常にそばにタオルを置いておきましょう。
3mm以上の雨の時にゴルフプレーで注意すること
先に話した3mm以上の雨で準備することだけでなく、ゴルフをプレーする上で気をつけることもあります。
ドライバーに限らず、他のクラブでのショットでも、フェアウェイに落ちてもランがでません。
特にセカンドショットで気をつけて欲しいのですが、飛距離を短めに読んでクラブ選択をするようにしましょう。
雨の具合によっては2番手以上上げても良いくらいです。
またグリーンは非常に止まりやすい状況になっています。
普段はランを想定してピンまでの距離を飛ばしているかもしれませんが、ピンにダイレクトに飛ばし、スピンで止めるくらいの意識でショットしたほうが寄りやすいです。
それから傘を使用している場合、傘の置き方にも注意しなければなりません。
雨の日は、同時に風が強い可能性も高いからです。
ですから傘は先端を風上に向けて置くと、飛んで行くのを防ぐことができます。
またグリップを傘の中に入るようにクラブを置いておくと、グリップが濡れるのを最小限に抑えることができます。
細かい注意点ですが、このように小さなことに気をつけることが、大きなスコアの差になって現れるのです。
雨の日の中止の判断とそのキャンセル料
ゴルフは基本的に雨でも決行するスポーツです。
ですから降水量が何mm超えたら中止と言う基準は基本的にありません。
ただあまりにも豪雨の場合は、ゴルフ場自体がクローズ判断をして、プレーできなくなります。
しかしゴルフ場がクローズしない場合は、自分たちでプレーを中止するか決行するかを判断しなければなりません。
一般的に3mm以上は強い雨と判断し、キャンセルする人が多いです。
しかし雨の日のゴルフに抵抗がある人は2mmくらいから中止を検討する人もいます。
そうしてプレーをキャンセルする場合、ゴルフ場がクローズしていない時は、当然キャンセル料が発生します。
例外もあり、クローズしていなくても、台風が接近しているなど天候悪化の予報がはっきりしている場合は、ゴルフ場によってはキャンセル料を取らないところもあります。
最近は、平日であればキャンセル料を取らないゴルフ場も増えてきているので、天気予報を確認しながら、ゴルフ場にキャンセルの際の対応について確認しておくと良いでしょう。
キャンセル料はゴルフ場によってまちまちですが、当日の場合100%と言うところもあります。
これもまた事前にゴルフ場に問い合わせておくようにしましょう。
ゴルフは1人で行うスポーツではないので要相談
ゴルフは最大4人、最小2人で行うスポーツです。
同組の人が気持ち良くプレーできるか、雨でのプレーを苦手としていないか、そして雨の日のゴルフ場の対応はどうなのかなど、色々なことを事前に良く話しておくことが大事です。
嫌々プレーをしても、誰もゴルフを楽しむことはできません。
せっかくゴルフをするのですから、皆が楽しくプレーできるようにすることが大事です。