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ピッチング以下のウェッジをロフト角の観点から考える

2017.11.7

攻めのゴルフをしたいと、ピッチング以下のウェッジをキャディーバッグに入れているゴルファーが増えています。

確かにプロの華麗な技を見て自分もと考えるのがゴルファーの心理ですが、自分のクラブのロフト角はご存知でしょうか。

100ヤード以内のアプローチの仕方と、ロフト角から見るウェッジについて考えていきます。

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ピッチング以外にもロフト角の違うウェッジがある

グリーンオンを狙うクラブの代表格と言えばピッチングウェッジですが、近頃はアマチュアゴルファーも別種類のウェッジを使うことが普通になってきています。

昔は芝草からグリーンを狙うのがピッチングウェッジ、砂の上から打つときはサンドウェッジと使い分けていました。
もちろん、ボールを高く上げなければならないときは、芝草でもサンドウェッジを使って、ボールをポンっと上げて落としていました。
トーナメントコースと言えども、今ほどゴルフコースの難易度は高くなかったので、この2つのウェッジで対応できていたのです。

ところが現在のコースは、アンジュレーションが強く、しかもグリーンを硬くしていることから、ピンポイントで攻めることができる止まるボールが求められています。
結果として道具は進化して、アプローチウェッジやロブウェッジが登場したわけです。
そのウェッジをプロが使用したことからアマチュアにも広がり、ゴルファーの多くが数本のウェッジを持つことになってきました。

もともとウェッジという名称は、木を切るときに差し込む「くさび」の形に似ていることから名づけられたものです。
日本ではそのウェッジを省略して、「ピッチング」「アプローチ」「サンド」と呼ぶことが多く、またアプローチやロブウェッジは「56度」「60度」とロフト角で呼ぶのが一般的となっています。

ピッチング以下のウェッジをロフト角並べると6本も必要?

ウェッジの中ではピンチングウェッジが1番ロフト角の立っているクラブで、逆にロブウェッジは1番フェースが開いているクラブです。

ロフト角の順で並べると、ピッチングウェッジ<アプローチウェッジ<サンドウェッジ<ロブウェッジとなりますが、もしもすべてのウェッジをキャディーバッグに入れているのであれば、繋がりが重要になってきます。

アイアンを購入するときは、同一メーカー・同一モデルを使うのが一般的です。
最近多くのメーカーは、ピンポイントを狙うアイアンにも「飛び」を求めて製造しているため、いわゆるストロングタイプと呼ばれるロフト角の立ったアイアンを販売しています。

モデルによって違いますが、ピンチング45度・アプローチ51度・サンド56度はストロングタイプの代表的なセッティングです。
この場合には、ピッチングとアプローチの間に6度あるので、ロフト角の差がありすぎるような気がします。
そのため、48度で間を埋めるという考えも浮かびます。

またサンドが56度であれば、ロブウェッジの58度は入れたいところです。
もしも使いこなせるのであれば、60度が入るとさらにピンポイントで攻めやすいでしょう。

ただこうして必要だからとピッチング1本、アプローチ2本、サンド1本、ロブ2本で、100ヤード以内のクラブを6本も持つことになってしまいます。

これでは本数制限オーバーのルール違反です。
ルール違反にならないよう取捨選択し、セッティングしなければなりません。

ピッチング以下のウェッジはロフト角4度差がベスト?

キャディーバッグの中に入れられるクラブの本数は14本です。

ドライバーとアイアン5・6・7・8・9番にパターで合計7本なので、これに100ヤード以内のウェッジ6本を入れると13本です。
するとドライバーと5番アイアンの間にあと1本しか入れることはできません。
そしてちょっと窮屈なクラブセッティングのような気がします。

そこでストロングタイプのアイアンセットではなく、ノーマルのスタンダードタイプでロフト角を考えてみましょう。

ピッチングが48度、アプローチが53度、サンドウェッジ58度だとどうでしょう。
少し間隔が広いと感じるかもしれません。

このアプローチを少しストロングタイプの52度に入れ替えると、ロフト角の差は4度になって繋がりの良いセッティングになってきます。

あとは56度を入れればOKですし、もしも60度が使えるようならプラス1本で、合計は最大で5本で済みます。
これであれば、ドライバーと5番アイアンの間にユーティリティを2本入れることができ、クラブ選択が楽になるはずです。

アイアンセットは通常3度から4度の差でセッティングされているので、その差を繋げていくと違和感のないクラブ選択ができます。

ロフト角によってピッチング以下のウェッジの役割を明確に!

ピッチング以下のウェッジをロフト角に合わせてセッティングできたら、次に考えるのはその打ち方です。

本来は打ち方に合わせてクラブをセットするわけですが、実際にショップで購入するときに「使わないかもしれないので8番アイアンは抜く」ということはまずできません。
ウェッジも同じことが言えて、キャディーバッグに入っている中から、ロフト角に合わせた打ち方をするほうが実践的だと言えます。

もちろん使っている中で補充の必要があれば、さらにロフト角の違うウェッジを加えるか差し替えることになりますが、それはしばらく使ったあとのことです。
基本的にウェッジは100ヤード以内で使うので、役割は明確になっているはずです。

まずピッチングは100ヤードを基点にグリーンを狙うクラブ、アプローチは80ヤード以内でピンをデッドに攻めるときに使うクラブ、ロブウェッジはグリーンをピンポイントに狙うクラブです。

ちなみに、ここでのサンドウェッジはヘッドの底にバンスがあるので、バンカー専用と考えています。
明確に使い方を決めることで、それぞれのウェッジの打ち方が決まり、クラブ選択で迷いはなくなります。

難しいロブウェッジからロフト角の立ったピッチングに変更

問題は使いこなせるかです。

ピッチングウェッジは100ヤードから80ヤードを打ち分ける距離感と方向性の練習が必要です。
アプローチは80ヤードから50ヤードを打ち分け、バックスピン量の多いショットが打てる練習が必要です。
そしてロブウェッジはボールをしっかり打っても、短い距離を正確に狙えるフェースコントロールの練習が必要です。

クラブの長さで考えると短いほうが扱いやすいはずですが、ロフト角の大きなロブウェッジはボールの下をくぐったり、インパクトでスイングが緩んでしまったりと、打ち方が難しくなります。
まして数ヤードの距離を、フェースを開いて止めるような打ち方をする60度は、難易度の高いウェッジになります。

そんな自分の技量を超えたクラブセッティングは、マイナスになることが多く、避けたほうが賢明です。

ただロブウェッジをやめるとなると、別なクラブで役割を果たせるよう、別な打ち方も練習しなければなりません。
そんな簡単なアプローチの仕方としては、ピッチングを使うピッチエンドランがあります。

難易度の高いロフト角の開いたウェッジよりピッチングを使う

ロフト角の大きなロブウェッジは、カップに向かって攻められる有効なクラブですが、反面で扱いが難しいという欠点もあります。
ボールの下をくぐったりトップしたりと、大きなミスショットとなる可能性の高いクラブです。

上級者にならないと、短い距離でバックスピン量を増やすショットは難しいし、なによりも必要とするコースセッティングがされたところでなければ、使う場面ではないのに無理にロブショットを打つことになります。

グルーン周りで安全なアプローチと言えばピッチエンドランです。
残り距離によりますが、ピッチングウェッジならキャリーとランが1対2、アプローチウェッジなら1対1の割合で考えます。

打ち方は、ショットとストロークの2通りがあり、通常のスイングの振り幅を小さくしたショット、パッティングと同じようにヘッドスライドさせるストロークです。
芝状態が良くヘッドが抜けるようであればストローク、芝に沈んでいるようであればショットを選択します。

打ち方の心得は「カップに沈めること」です。
オーソドックスですが、この打ち方を覚えるとロブウェッジは必要なくなり、14本の選択肢はさらに広まることになるでしょう。

ピッチングウェッジよりもロフト角の立ったクラブが有効?

ピッチエンドランには、ピッチングやアプローチウェッジだけではなく、さらにロフト角の立っている9番アイアンや8番アイアンを多用しているゴルファーは大勢います。

特に番手の大きなアイアンの場合には、パッティングのようなストロークの場面で使うとグリーンオンのミスがなく、しかもカップインが狙えるリカバリーショットが期待できるのです。

これを覚えるとウェッジ選択が楽になるでしょう。

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