ゴルフ上達にはミート率の高いアイアンショットが優先!

最終更新日:2017/11/06

ゴルフではボールコントロールするためにミート率を重視しています。
特にピンポイントを狙うアイアンの場合は、ミート率の高さによって方向性や距離感、またバックスピンなどの球筋を打ち分けることができるようになります。

ただミート率を高めるには毎日の練習が必要です。

そこでミート率を高める自宅での練習方法を紹介します。

アイアンのミート率を上げるためにはゴルフの練習が大事

アイアンのミート率を上げることは、スコアに直結する重大なポイントです。

ゴルフで結果を残そうとすると、心理的にドライバーの比率が高く、誰もが一生懸命練習するものです。
飛ぶように曲がらないようにと練習した結果、もしかするとボールを打った回数を数えるとドライバーが一番多いのではないでしょうか。

でも1ラウンドの使用頻度で考えると、ドライバーは最大で14回です。
ミドルやロングホールのティーショットにアイアンを使うと、さらに使用数は減ってしまいます。

一方でアイアンは18ホールすべてで必ず使い、しかも2打目や3打目、たまには4打目もアイアンを使う使用頻度の高いクラブです。

ドライバーの飛距離や方向性も大事ですが、そのショットをリカバリーするアイアンはもっと大事ということになります。

そこでアイアンの練習を薦めるわけですが、やたら滅多ら打っても上手くはなりません。フェースでしっかりボールを捉え、ミート率を上げる練習が大事になります。

アイアンのミート率を上げる練習用のゴルフグッズ

アイアンのミート率を上げる練習は意外に簡単です。
ただ繰り返し練習をしなければならないので、できるだけ毎日、少しの時間でもボールを打ち続けることが技術アップのカギになります。

毎日練習すれば上手くなる、それは誰でも知っていることですが、時間やお金そして続ける根気が必要なので、始める前に二の足を踏んでしまいそうですね。

しかし心配は無用です。
最初は時間もお金も不要、根気というほどの気構えも必要ありません。

近くにゴルフショップがあればそちらで、なければネットショップでウレタンボールとゴムティーを購入してください。
ウレタンボールは何層かの色が付いているので、ボールの回転が分かり練習にピッタリです。
もちろん衝撃によって壁が破壊されることはないので、室内で使用することができます。
ウレタンボールは30個で1000円以下、ゴムティーは1個100円から200円程度です。
あとはゴムティーを押さえるマットですが、玄関マットやパンチカーペットの古いもの、もしくは薄いベニヤ板にカッターで穴をあけてゴムティーの先を出せるようにします。
これで簡易自宅練習場のできあがり、あとは空いている時間に練習するだけです。

アイアンの芯で捉えてミート率を上げるゴルフの練習とは

自宅でアイアンのミート率を上げる練習環境が整ったら、あとは練習あるのみです。

自宅の練習は一生懸命悩みながらやるようなものではなく、イメージとしてはアイアンというクラブに慣れるためと考えてください。
ですから、食後のちょっとした空き時間とか、テレビを横目で観ながらとかで十分です。
住宅事情が許すのであれば壁を目標に、もしもボールの痕や音が気になるようであれば、バスタオルをハンガーラックなどにぶら下げて、それを目標にするといいでしょう。
目標箇所にはガムテープで目印をつけおきます。

実際にウレタン製のゴルフボールを打つ練習です。
部屋のサイズにもよりますが、目標(壁)から2メートルは離れて、7番アイアンでバックスイングに支障のない場所を選んでください。
室内では最大でハーフスイングまでしかしないので、天井や照明などを気にする必要はありません。

場所を確保できたらゴムティーにボール乗せて、ボールの正面に両足を揃えて立ちます。足を閉じたままでスイングをしますが、振り幅は時計の針で5時から7時です。
背筋を伸ばし、左手の甲を目標に向けて払うように打ちます。

このときフェースの真ん中よりも少し右下(ネック側)でボールを打つようにしてください。
そこがミート率を上げるのに重要なスイートスポットです。

ゴルフの不思議!アイアンのミート率とシャンクの意外な関係

アイアンのミート率を上げるには、スイートスポットでボールを打つことが必須です。
しかしスイートスポットを意識して打ち出すと、必ずやってくるのがシャンクです。

ゴルフクラブのシャフトを繋いでいる部分が「ネック」で、そのネックの下の脹らみをホーゼルと言います。
シャンクはこのホーゼルに当たるために起こるものです。

スイートスポットはホーゼルのすぐ横にあるため、少しでも手元が狂うとシャンクになります。
先輩から「シャンクが出たら上手くなっている証拠」なんて声をかけられたりするのも、スイートスポットを意識したスイングに慰めの気持ちで言ってくれているわけですね。

でも練習では、目を閉じていてもテレビを観ながらでも、スイートスポットに当てることだけを繰り返すことになります。
振り幅が小さいので、わずかな期間で確実にスイートスポットでボールを打つことができるようになれるのです。

そうして自分で合格点を出せたら、振り幅を4時から8時でまたしばらく練習し、さらに3時から9時のハーフスイングまで広げていきます。

ここまでのポイントは「あせらないこと」、自分に甘く早めに合格点を出して身についていないと、最初からやり直しになってしまいます。

ゴルフの練習をあせらず続けるとアイアンのミート率がUP!

自宅で1週間くらい7番アイアンだけを練習すると、余程のことがない限り、スイートスポットでウレタン製のゴルフボールを打つことができるようになります。

「なぜ自宅なのか」「室内なのか」と言えば、飛距離や方向を気にしないで練習ができるからです。
そして毎日練習してもお金が掛からないから…ですよね。

屋外の練習場では、スイングの失敗をボールの行方で判断しがちです。
フェースで捉えることが目的なのに、ボールを追っているといつまで経ってもスイング改造はできません。

また練習場では5時から7時のショットだけで止められず、結局他のクラブを振ってしまい、身体が覚えたミートするスイングが消えてしまうことになります。

まずは「あせらないこと」、ゆっくり覚えても1か月あれば確実にミート率の高いゴルフスイングができるようになります。

アイアンのミート率はゴルフ練習場のマットで確かめる

自宅でのゴルフ練習でミート率が高くなれば、段階的に振り幅を広げていきます。

最初は自分でも実感できるほどの上達で、練習にハマってしまいますが、毎日やっていると飽きがきてしまうものです。
ゴルフに限らず子供のときの絵日記のように、毎日繰り返すことは難しいものです。

そこでゲーム性を取り入れると、少しはやる気がでるのではないでしょうか。
壁やバスタオルにつけた目標のガムテープに、10回ボールを当てたら終了です。
もちろん回数は自分で設定して、5回でも20回でもOKですが、あまり多いと面倒くさくなってしまうので、5分程度で終了できる設定にしましょう。

またアイアンも最初の7番だけではなく、すべてクラブでも同じようにスイートスポットで打てるようします。

これらがすべてできるようになったら練習場に行き、スタンスを広げて強いスイングでボールを捉える練習をしてみましょう。
確実にボールを捉えると、抵抗感なく振り抜けているはずです。
そう感じたらボールをマットの上に直に置き、一般的なショットの練習を始めてもOKです。

ゴルフ練習はアイアンの振り幅を広げてミート率を高める

アイアンのミート率を高めるためには、スイートスポットを意識して繰り返しボールを打つことです。

強振するとスイングがブレるので、最初は振り幅を狭く、しかもここで根気よく、スイングが身体に染み込むまで練習を続けることです。

意識してフェースで捉えることができれば、あとは比較的早くマットの上でボールを打つことができるようになるはずです。