橋本大地プロの提唱するゴルフ理論。3bとはなに?教えて!

最終更新日:2016/11/17

橋本大地プロは人気のレッスンプロです。

フェード最強論をうたい文句にゴルフ番組もやっています。

その中でフェードを打つためのスイング軌道を数字とアルファベットを使って『3b』が理想と表現しています。

一体3bとはなにを現しているのでしょうか?

プロゴルファー橋本大地のプロフィール

橋本大地プロは1972年に生まれ、福岡県出身で八女高校卒、身長174cm、体重70kg、血液型0型。
所属は富士OGMエクセレントクラブ伊勢大鷲コースです。

ゴルフを始めたのは18歳からで、2000年にツアーデビューし、ツアーデビュー戦はその年の5月の日本プロ選手権大会でした。

得意なクラブはパター。

その後プロコーチに転向してからは、横峯さくらプロを始め、宅島美香プロ、櫻井有希プロなどの女性プロゴルファーを指導し実績を残しています。

自身の出演するTV番組などではアマチュアゴルファーにもレッスンを行っています。

フェードボールを基本とする独自の『3b』を理想とするショット理論を編み出し、メンタル面を考えたコースマネージメント論などで注目を集め多数のゴルフ雑誌にも紹介されました。

レッスンDVDも発売され多くのゴルファーに支持されています。

 

橋本大地プロのフェード最強論の『3b』とは

3b理論を文章で説明するのはなかなか難しいことです。

ホールに対してのクラブの軌道をアウトからインにかけて5段階で表し、その中の『3』すなわちボールの真後ろからの真っ直ぐな軌道になります。

アウトサイドインやインサイドアウトと表現するならセンターサイドセンターみたいなイメージでしょうか。

次にボールに対して横から見た時のクラブの入射角がabcdと4段階で現し『a』は上から打ち込む感じで『b』はやや上から打ち込み過ぎないで打つ、『c』は真ん中より下目から打つややレベルに近い感覚で打つような感じ、『d』は下から打つどちらかと言うとすくい打ちに近い打ち方になります。

この中の『b』つまり上からボールは捉えるけれど決してドスンと打ち込むのでは無く、上から緩やかにボールに入っていく動きが『b』で、このスイング軌道と入射角を合わせたものを『3b』と呼び橋本プロが唱える最強フェードを持ち球とする為のスイングになります。

また3b理論で打てばロフト通りの球が出てミスも減ります。

パワーフェードが打て、ミスも減らせるなら是非実践してみたいところです。

 

橋本大地プロの『3b』を身に付けるためには

橋本プロが提唱する『3b』を身に着けるには、まず自身の今のフォームが実際どの様な打ち方かを正しく知る必要があります。

自分では真っ直ぐにクラブを振っているつもりでも、人から見るとインサイドから振っていたりアウトサイドだったりする事は良くあります。

その癖を理解した上でフォームを矯正していくのですが、元々インサイドからクラブが降りてくる人は『3b』の『3』、つまり真っ直ぐ真後ろから打つにはかなりアウトサイドから降ろすような違和感があると思います。

練習場ではボールの後ろにティーを2つ置いてその間をクラブが降りる様に意識するとか、ツアースティックという練習器具を用いて軌道を常に意識するとか自身で色々工夫ができると思います。

これに対して『3b』の『b』、つまり入射角は自分でどの角度から入っているか確認する術がありません。

試打コーナーでは精密な測定器が置いてありクラブがインパクトの瞬間どのあたりに入ったか、開いて入ったのか閉じて入ったのか等測定してくれますが個人で購入して練習場で1球1球確認するのは現実的ではありません。
ある程度自分で『b』を意識して打つと言う事が必要になって来ます。

実際意識して打つことによりミート率も上がりミスも減ったと言う声も聞かれます。

 

頭で『3b』理解しても実践するのは難しい

理論上は『3b』を理解できてもこれを実践するとなるとどうでしょう。

ゴルフは机上でするゲームではなく体を使ってするスポーツです。

3b理論に限らず本で読んだりDVDで見たりして頭の中では分かっていても思った打球が打てなかったり、コンペで優勝したいとか、ベストスコアを更新したいなど様々なメンタル面もスイングに大きな影響を与えます。
さらにゴルフコースは平ではなく傾斜があったり障害となる木々があったりします。

昔から良く言われますが、まさに体で覚える事が一番大切です。

けれども練習の間毎回ずっとプロが付いていて横で見ていて指導が受けられるわけではありません。

理論を理解してそれに近づく様に練習するのと、闇雲にボールを打つのでは雲泥の差があります。
女子プロでさえも最初『3b』を練習してそれなりの理論通りのショットが試合で出せる様になるのに早い人で数ヶ月、1年かかる人もいます。

実践するのは簡単でないかも知れませんが、理論を知っているのといないのではその先に大きな差が生まれるのではないでしょうか。

 

橋本大地プロのレッスン動画はどこで見られる?

3b理論を文章で説明するのは難しいと書きましたが、今ではインターネットやTV、DVD等色々な方法で動画を見ることが出来ます。
また写真や図解など言葉では浮かんで来なかったイメージが、目で見ることによってより分かり易く自分の中に取り入れることが出来ます。

”百聞は一見にしかず”ではありませんが、画像から取り入れイメージを作るのはは非常に有意義なことです。

橋本大地プロのレッスンはTV番組のとちぎTV製作、「チーム大地のゴルフON&ON」橋本大地のフェード最強論でその理論や練習法など細かに見ることが出来ます。
ホームページで映像配信もあり。CSスカイA、千葉テレビ、三重テレビ、群馬テレビ等でも放送されています。

またDVDでは「女子プロに学ぶ100を切るGOLF 橋本大地コーチ&渡辺舞/木村美耶 『ゴルフ女子必見! 徹底レッスン』」「プロフェッショナル・レッスン 宅島美香プロ&橋本大地コーチ篇2011」などが販売されていますのでいつでも見ることが出来ます。

繰り返し見てイメージを記憶し練習に活かし体に覚えさせるのは3b理論を身に着ける近道でもあります。

 

この理論はすべてのクラブに共通します

橋本大地プロの3b理論はアイアンもドライバーも全てのクラブに共通します。
ドライバーはレベルブロー、アイアンはダウンブローの意識が強いと思いますが、これはクラブの長さによるものでウェッジはシャフトが短くなるのでスイングが自然と経て振りになりますし、ドライバーはシャフトが長くなるので横振りになります。

3b理論はボールに対してのクラブの軌道と入射角の事なので基本は全てのクラブに対して同じ理屈となります。

ただ実際にショットを打ってみると理屈で言うほど簡単な事ではありません。
ドライバーにおいては『3b』の『b』を意識過ぎると俗に言うテンプラと言う高く上がって距離の出ない打球になってしますでしょうし、アイアンではダフリと言う手前に打ち込んでチョロになります。

ドライバーにはドライバーの『3b』、アイアンにはアイアンの『3b』の感覚があるとは思いますが基本は全て同じなのです。

その意識と練習と体で覚えたショットでコースに出ても『3b』が実践出来ればミスの少ないロフト通りの最強フェードで攻めることが出来るのです。

コースマネージメントにおいてもロフト通りの球が打てれば、自分の得意とする距離を残してグリーンを狙うなど多彩な戦略が出来より楽にスコアメイクが出来るでしょう。

 

最強フェードでクレバーなゴルフを

アマチュアゴルファーはとにかくドローボールに憧れる人が多いです。

とくにドライバーショットでは軽くドローがかかった打球は美しい弧を描き落ちたボールはランも出て飛距離も出ます。

けれどアイアンショットとなるとどうでしょう?

グリーンを狙うアイアンショットでドローボールを打つと距離は稼げるかもしれませんが速いグリーンや下り傾斜のグリーンではボールは止まりにくいのです。

それを念頭においてショットすることは必要以上にゴルフを難しくしてしまいます。

アイアンにおいては番手を上げれば良いだけで無理にドローボールを打つ必要はありません。
3b理論でロフト通りの球が打てれば番手を上げる事さえ必要ないのです。

ティーショットでもパワーフェードが打てれば距離的にはそれほど遜色はありません。
むしろ転がるボールは少しのミスでもOBゾーンへと向かって行くことでしょう。

3b理論で最強フェードが打てればミスや危険が減少できコースマネージメントも容易になります。
後は自身の得意な距離で思う存分ピンを攻めれば良いのです。

橋本大地プロの3b理論で今日からクレバーでアグレッシブなゴルフを目指しましょう。