アプローチの練習は自宅の室内で行うことができれば、今よりもゴルフの上達が期待できます。
ただゴルフクラブを触ってるだけでも上達しますが、必要な道具を揃えて効率的な方法で取り組めば、その上達進度はさらに早くなるはずです。
ただ自宅の中は限られたスペースしか取れないことが多いので、道具を揃えるときには練習環境を想定してから準備をしたいものです。
さらに上達するためには「継続が力なり」ですが、実際に練習を続けていくための道具なども知る必要があります。
今回はアプローチの室内練習で使えるアイテムを紹介します。
室内でアプローチの練習をする方法はアプローチ名人で!
ゴルフには「スコアをつくる」という言葉があります。
ドライバーによる爆発的な飛距離はセカンドショットで有利となり、バーディーを狙える場面が来るかもしれません。
しかしながらフェアウェイのセンターを外して、ラフからのセカンドショットとなってはグリーンをとらえることができず、結果的に3オンになってしまうことはよくあることです。
このときリカバリーのアプローチショットが、ピンそばにピッタリとつける方法が分かればなんとかパーを拾うことができるでしょう。
ゴルフの規定打数でのパター数は2打ですから、1パット圏内に寄せることができたら、「スコアをつくる」ことができたわけです。
こうした寄せるアプローチは実力が試されるもので、それに見合う方法の練習が必要になります。
数多くの練習量をこなすためには、練習場へ足を運ぶだけでなく自宅での室内練習を取り入れたいものですが、そのためにはアプローチのための練習器具を準備しなくてはいけません。
室内での練習方法を考える上で重要なことは、練習器具を置けるスペースと、ボールが飛球するスペース、それとクラブを振るスペースを確保することです。
壁側に高さ120センチ×横幅60センチのスペースが室内に確保できれば、練習器具『アプローチ名人』を置くことはできるのでおすすめです。
参考価格:4,320円(税込)
室内のアプローチはリアルターフを使うゴルフの練習方法で!
『アプローチ名人』は組み立てキット式なので、ネットで購入すると箱詰めされて送られてきます。
高さ120センチで横幅60センチのマトを組み立てたら、あとは室内の壁際に設置すればマトに向けたゴルフの練習ができます。
マトは射的と同じ丸い円が描かれたものと、上下に4つのポケットがついたものがあり、ロブ、ピッチ、チップの飛球する練習方法と、ランニングの転がす練習方法の合計4つのアプローチができます。
1メートルある下部のリターンシートを引っ張り出すと、マトに当たったゴルフボールが落下して打席方向に戻ってきますが、このシートを利用することで室内でもランニングアプローチが可能になるのです。
これだけで室内でゴルフの練習方法は整いましたが、実際に練習をするときに打点部分にマットがないと床を傷つけてしまうはずです。
室内とはいえ本格的なゴルフの練習をするのであれば、それ相応のマットが必要になってきます。
そこで、アプローチ用マットの『リアルターフ 3センチ』を一緒に購入しておくようにしましょう。
参考価格:980円(税込)
本物の天然芝にそっくりの人工芝は、クリーンに打たないとボールが上がらずにミスショットになる構造ですので、自分の球筋を見ながら正しいスイングを身につけることができます。
ただし人工芝のマットだけでは床材にダメージを与えてしまうので、下部には毛布や座布団、もしくはコンパネなどを敷いておくと安心だと思います。
室内でのアプローチの練習環境をワンランクアップする方法
ターゲットとするマトと天然芝に近い人工芝マットがあれば、室内でのアプローチの練習環境は整いました。
一般的に室内の天井は240センチの高さですから、ゴルフクラブを通常の方法でトップの位置まで引き上げると、天井に穴が空いてしまう可能性もあります。
天井に当たらないよう常に意識しながら練習すると間違ったスイングが身についてしまうかもしれません。
しかしそこまで大きく振るのはフルショットの練習だけです。
室内でフルショットの練習はありえませんよね。
距離的に考えても、室内ではショートアプローチを練習することになりますが、実はこの小さな振り幅の練習方法がゴルフの技量アップのカギとなります。
グリップエンドを余らせてウェッジを短く握り、ハーフやクオーターのゴルフスイングを繰り返すとヘッドの軌道が安定し、ボールの最下部にリーディングエッジが入るようになります。
しかもインパクトでは床材への衝撃を最小限に配慮するでしょうから、ボールを払い打つ方法でインパクトするレベルブローのスイングが身につくようになるはずです。
このアプローチが身につくと、もう1段階レベルアップした練習にチェレンジしてもよいかもしれません。
ゴルフ場では、芝丈3センチのフェアウェイやエプロンからショートアプローチをするとは限りません。
ましてグリーン周りからのリカバリーショットであれば、芝丈の長いラフからのアプローチが想定されます。
そこで『リアルターフ 3cm』と同種ですが、芝丈の長いラフ用の『リアルターフ 4cm』を合わせて購入するとより実践的な練習が可能になります。
参考価格:1,450円(税込)
室内で安心できるゴルフボールを使ったアプローチの練習方法
室内練習用のマトとマット、それに実践的なラフ用マットまで用意できれば、ゴルフが上手くならないわけがありません。
購入したことに満足して、練習しなければ上手くはなりませんが。
このアプローチの練習方法を重ねると正しいショットができるので、マトのポケットを狙うことはできます。
一方で、慣れるまではトップしたボールが弾かれて思わぬほうへ飛んでしまい、予期せぬ被害が生じることがあるものです。
ただこの練習方法でミスショットをすると、室内の壁や家具などにゴルフボールが当たり傷つけてしまうことは想定しておく必要があります。
食器棚のガラス戸やテレビ画面もしくは窓ガラスなど割れてしまうものや、借家であれば室内の壁や天井に穴が空いてしまうと、退去時の修繕費用は莫大なものになることがあるでしょう。
室内練習用のボール『ひよこボール』を使ってアプローチを行えば、そんな心配はなくなります。
参考価格:700円(税込)
軽量で弾力性のあるウレタン製のゴルフボールは重さが8グラムなので、振り幅の小さいショートアプローチであれば、ミスショットしても大きな被害に発展することはないはずです。
ちなみに同種の室内用練習ボールには、発砲ウレタン剤で作られた軽いものや、中空のプラスチックボールなどがありますが、こうした打感や球筋が違いすぎて素振り練習の延長線上としてしか活用できないモノとは違いますのでおすすめしたいです。
アプローチの室内練習でゴルフスイングを作る方法
室内練習用のゴルフボールを使えば、ミスショットをしても大きな被害を出すことはないので、狭いスペースでもアプローチの練習をすることが可能になります。
しかもフェアウェイ用とラフ用の2枚の人工芝マットを用意しておけば、さらに幅広い練習方法で技術を磨くことができるでしょう。
室内練習を毎日繰り返すことで、ゴルフの技術は着実に向上しますが、できれば「なるべく早く」上手くなりたいと思うのは誰しも同じことです。
そこでゴルフスイングのフォームの矯正をしてくれる、グッズを取り入れた練習方法を追加で試してみてはいかがでしょう。
室内でのアプローチのスイングは、良くいえばコンパクトですが、実際には前屈みの手振りになりがちです。
その歪んだフォームは『三角先生』をつけただけで、簡単に修正することができます。
参考価格:1,728円(税込)
取り付け方法は、ビニール製の本体に空気を入れて膨らませると厚みのある三角形になるので、それを左腕につけるだけでフォームが矯正される代物です。
ゴルフクラブを構えた両手と左右の肩を結ぶと逆三角形ができますが、その基点となるグリップの少し上に三角先生をはめ込むと、正しいフォームをやさしく固定してくれるのです。
この状態でアプローチをしても逆三角形が崩れることはなく、必然的に軸を中心として正しいスイングが身につくというわけです。
アプローチの室内練習でゴルフのスイングプレーンを作る方法
スイングフォームを矯正していくと、アプローチのように振り幅が小さくても、軸を中心としたゴルフスイングできるようになってきます。
ただ本来のフォームは大きなスイングが基本になるため、室内での練習だけでは本当の意味での正しい軌道を作ることは難しいかもしれません。
しかしながら室内でスイングプレーンを意識した練習方法があります。
基本的なスイングプレーンとは、首元からゴルフクラブのヘッドまでを結んで、それを1枚の板に見立てたもので、この仮想の板を超えないようにスイングするための目安のことです。
一方でスイングプレーンには別な考え方があり、グリップからヘッドまでのゴルフクラブの傾きが、そのスイングプレーンとなるというものもあります。
どちらが正しいのか、動画をスロー再生する方法を用いれば、誰でも分析することができます。
実際の正しいゴルフスイングは、先ほど紹介した2つのスイングプレーンの中間を通っていることに気づくはずです。
これをオンプレーンと呼びますが、このオンプレーンを室内練習で作るのが、『アプローチ練習 シンプルマスターOP(オンプレーン)』です。
参考価格:4,146円(税込)
基本的には長いゴルフクラブでフルスイングをする道具なのですが、室内に設置してアプローチの練習方法としても使うことができるのでおすすめです。
天気のよい日や日中に練習できるようであれば、外に持ち出したくなるでしょう。
室内のゴルフ練習でアプローチショットが楽しめる方法
ゴルフの練習環境や方法が整っても、室内の練習は飽きてしまって長続きしないことがあります。
必ず上手くなることは分かっているのに、誰かに見てもらわないと長続きできないのは、ゴルフに限ったことではありません。
学生時代の勉強や、ダイエットの方法として行った運動など、誰にでも続かなかった経験はあるものです。
室内でのアプローチの練習も同じで、最初は難しさもあってゲーム感覚で励んでいるのに、やがて慣れてきて目を閉じててもアプローチショットができるようになると、次第にゴルフの練習自体に飽きがきてしまいます。
一方で頼まれもしないのに漫画を読んだりゲームをするのには苦がなく、寝る間を惜しんでも続けたかったはずです。
そこで室内でのアプローチも、飽きのこない方法を取り入れれば、長続きするかもしれません。
そこでおすすめのものとして、『チップインビンゴ』というゲーム感覚で楽しみながら、技量アップができるグッズがあります。
参考価格:4,760円(税込)
直径70センチの丸枠にネットが張られて籠のようになっていて、その表面にナイロン製の幕で蓋をする作りです。
幕には1~9までの番号があり、打ったボールが番号に当たると内に入る仕組みです。
縦横3列のポケットに入れることでビンゴを狙うゲームなのですが、ボールコントロールが身につく練習ができるようになるでしょう。
テレビでプロがチャレンジする的当てゲームを自宅でも楽しめるおすすめグッズです。
ゴルフゲームとして室内でのアプローチの練習をする方法
9枚の番号に当てる全部クリアや、横列・縦列・斜め列をクリアする方法など、自分なりに目標をたてれば、孤独な室内練習も楽しみながら続けていくことができることでしょう。
そうしてアプローチショットで打ち出す角度に自信がつくと、ゴルフ場でのバンカー越えでも無理に高い球筋にする方法を選択する必要はなくなり、スコアをつくることができるようになります。
ただゲーム感覚の練習方法は、慣れてくると面白味は半減してきて、やがて飽きてくるのは想像できると思います。
そうして飽きてきた頃には、また新しいゲーム用の練習グッズを購入してみてはいかがでしょう。
先に紹介した『アプローチ名人』と似ていますが、『ターゲットアプローチ』はゲーム性の強いポケットの配置になっているので、『チップインビンンゴ』以上に難易度の高いゴルフゲームが楽しめます。
参考価格:7,000円(税込)
高さは自由に選定できるので、室内の状況に応じて練習環境を整えることができるので心配ありません。
この練習グッズには、もう1つ良いところがあります。
取り付けるの箇所はカーテンレール、もしくはつっぱり棒を使い、ドアを開いて室内から廊下に向けたり、敷居の上(かもい)にカーテンレールを付けたりするだけで練習環境を作ることができます。
打席スタンスマット・ウレタン製の練習ボール・S字フック・つっぱり棒が付属でついていますので、アプローチ用練習機材がつけられない室内スペースでも、ゴルフの練習を可能にしてくれるのがポイント高いでしょう。
室内の練習方法はアプローチ用のゴルフ4点セットで!
自分用の部屋を持っている幸せな室内環境があれば、模様替えさえすればゴルフの練習をするための環境は十分に整えることができます。
もしそんな環境ができたのであれば、ちまちまと練習グッズを買い揃えることなく、ドーンと室内用の『アプローチ 練習 4点セット』を購入しましょう。
参考価格:5,900円(税込)
アプローチが上手くなるためには、まずなんといっても正しいスタンスが重要になってきます。
ショートアプローチの方法では、小さめのスタンス幅でも問題はありませんが、フェースを開いたアプローチショットは、ある程度のスタンス幅を取りたいものです。
肩幅のスタンスでゴルフクラブを構えると、かかとからヘッドまでの間隔はおよそ80センチです。
そこにゴルフボールを置くとなると、90センチ幅のマットが必要となります。
嬉しいことにこのアプローチ練習4点セットには、90センチ幅のアプローチマットがついているので、室内でも正しいスタンスでゴルフの練習に取り組むことができます。
このマットの裏面には衝撃吸収のためのゴムラバーがついていますので、室内でも安心して練習をすることができるのがよいですね。
またターゲットとなるマトのほかにも、打席のフェアウェイ用マットやラフ用マットがついていますので、さまざまな場面を想像しながらの練習方法がとれるはずです。
室内でのアプローチの練習方法はスイングマットを準備する
自宅に自分専用の室内スペースを持っている人は、そう多くはないかもしれません。
室内の共有スペースであるリビングでのアプローチの練習方法は、スイング方法やボールの行方に気を使いながらコンパクトなスイングが必要になります。
しかしながらテークバックしたゴルフクラブが家族に当たるのではないかと心配したり、アプローチショットで飛んだゴルフボールが家財道具にダメージを与えるのではないかと心配はつきません。
さらには室内でのボールの転がり音やスイングによる打音などが出ると、マンション等の集合住宅では周囲から苦情が出る場合も考えられます。
そんなときは『練習用 スイングマット』を使えば大丈夫です。
参考価格:2,000円(税込)
長さ60センチ×奥行き30センチのマットを使えば、寝室のベッドサイドでも十分に練習ができる方法があります。
マットには穴が開いていて、そこからゴムティを出すとティアップした状態になるので、ヘッドを打ち込む必要はなくなります。
備え付けのウレタンボールは床に転がっても騒音を発することはありませんし、畳んだ毛布や座布団をマトにすれば衝撃音を防ぐことができるでしょう。
つまりゴルフクラブをハーフスイングできるスペースさえ確保できれば、このグッズでアプローチの練習はできるのです。
アプローチの練習を室内でする時ゴルフに飽きない工夫が大事
アプローチの練習を室内でするときは、一定のスペースが必要です。
アドレスを取れるスペースとゴルフクラブを振れるスペース、あとはボールが飛んでマトに当たるスペースが必要です。
ただし練習環境が整わなくても、ゴルフクラブを握るだけでも上達しますし、狭い場所でも練習できる方法がありますので、工夫しながらでも毎日練習するようにしましょう。
孤独な自宅練習は継続することがカギになりますので、飽きないためにゲーム性の強い練習グッズを用意して、交互に楽しむとよいかもしれません。