ドライバーは国内外のメーカーによって特徴的な違いはあるか

最終更新日:2020/01/10

ドライバーはメーカーによって違いますが、その特徴を知るとより良いドライバーを見つけることができるかもしれません。

ゴルフ用品の先駆者たる海外メーカーと、日本人のために作っている国内メーカーの違いについて考えていきます。

ドライバーはメーカーの特徴を理解すると合うものが見つかる

ドライバーはメーカーによって特徴があると言われています。

自分に合ったドライバーを選ぶことができれば、それだけストレスなくティーショットを迎えることができます。

ドライバーを構えたときの違和感があっても、その理由が分からなければ引きずってミスショットに繋がることがあります。

ドライバーを選ぶときは、第一に飛距離を求めるわけですが、ストレスを感じさせないことも考慮すると、より信頼度の高いドライバーを見つけることが重要です。

その信頼度とは経験則による場合もありますし、伝聞によるものもあります。

また有名プロゴルファーが使用していたり、広告宣伝を参考にすることもあるかもしれません。

ただ実際に握ってみて、構えてみて、ボールを試し打ちしてみれば納得して選ぶことができるはずです。

ところが納得して購入したはずのドライバーなのに、数ヶ月経つとなぜか合っていないような気がしてくることがあるものです。

もしこのような経験があるようなら、メーカーの特徴を把握してから選ぶようにすると自分に合ったドライバーが見つかるかもしれません。

国内メーカーのドライバーの特徴は日本人に合っていること

基本的には日本国内用に販売されているドライバーは、日本人の平均身長である170センチを基準に作られていると言われています。

そうした日本のメーカーはもちろんのこと、海外メーカーでも日本国内向けであれば、日本人にとって使いやすい品となっています。

ただし海外から並行輸入した海外メーカー品の多くは、基準となる170センチの身長に合わせていません。

欧米用であれば身長180センチを基準としているため、まずは国内用か海外用なのか、その特徴を見分ける必要があります。

特に海外メーカーの場合には、並行輸入品が多く出回っているため注意が必要です。

なお自分の身長が欧米並みの180センチであれば、国内用のドライバーよりも並行輸入されたドライバーのほうが合っている可能性があることも覚えておくと良いでしょう。

国内用か欧米用かを見分けられないときは、「カチャカチャ」と呼ばれる可変スリーブが付いていて、身長差をカバーしてくれるものから探すのが良いと考えられます。

国内メーカーの特徴はドライバーの先駆的な技術開発

ドライバーはメーカーによって特徴があるのは皆さんご存知でしょう。

「日本人に合う」という観点ではやはり国内メーカーがおすすめですが、価格とゴルフのスキルを考慮してみる必要があります。

国内の代表的なメーカーと言えば、国産第1号のゴルフクラブを作ったミズノです。

上級者から初心者用まで様々なグレードはありますが、どちらかというとアスリートタイプの印象が強く、またそれに見合った価格帯の物が多くなっています。

さらに販売店が限定されていることから極端な値崩れがないため、いわゆるセール品に巡り合うことができればチャンスと思ったほうが良いかもしれません。

ミズノはカチャカチャが登場する前からドライバーのライ角調整ができるモデルを出していました。

それだけ前から、各ゴルファーに対するカスタムフィッティングにこだわり続けていたことが分かります。

このほかにもヤマハ、プロギア、マルマン、そして本間など初心者からアスリートまで対応するクラブ作りをしているので、あとは価格と好みで選んでも外れはないはずです。

国内メーカーの特徴を表しているいるドライバー作りのコンセプト

国内ゴルフメーカーではありますが、すでに世界的なメーカーとして認知されているのがブリヂストンです。

国内はもちろんのこと、海外で活躍するトッププロが、ブリヂストンを使用している場面を観る機会は多いはずです。

すでに巨大メーカーとなっているので、初心者用からトップアスリートまで幅広いニーズに応えるだけのノウハウを持っています。

元々ブリヂストンは世界的なタイヤメーカーですから、タイヤの素材となる耐久性のあるゴム製品を作る技術を持っていたわけです。

そのノウハウを活かしてゴルフボールを作り、やがてドライバーやアイアンなどのゴルフクラブも製造するようになります。

大資本を活用して多くのトッププロをサポートしたことで、一般ゴルファーにもアスリートタイプのクラブがクローズアップされることになります。

当初は難しいクラブという特徴を持つイメージが強かったのですが、ゴルフが大衆化されて競技人口が増えたことで、初心者でも扱えるドライバーやアイアンの開発に力を入れるようになります。

ドライバー選びで迷いがあったら、ブリヂストンから選ぶと失敗はないかもしれません。

国内メーカーと海外メーカーのドライバーの特徴の違い

海外のゴルフメーカーで作られているドライバーの特徴は、前述しましたが海外市場用と日本市場用の2種類があることです。

すでにヨーロッパの多くの国は他民族になっているので、一概に平均身長を求めることはできませんが、海外市場用のゴルフ用品に関しては身長180センチを基準サイズとして作られていると言われます。

一方マーケットの規模としては日本も大きな市場になっているので、日本仕様のゴルフ用品がアジア向けの基準サイズとなっています。

日本人の体型が大型化しているとの実感はあっても、統計上の身長は170センチのままであり、それを基準としています。

ゴルファーの身長の高低はライ角に影響を与えるため、海外市場向けのドライバーを購入すると、ライ角がアップライトに感じて、グリップ位置を上げて構えなくてはいけなくなります。

ドライバーに関しては、ティーアップしたボールを打つので、ライ角が多少違ってもマイナスになることは少ないかもしれませんが、構えたときに違和感があるようなら、海外市場向けの並行輸入品の可能性があります。

国内外のメーカーを問わずドライバーの特徴は人を選ばず?

日本の国内市場ではタイヤメーカーのブリヂストンとダンロップが双璧ですが、海外市場では歴史あるPINGやキャロウェイなどのゴルフ用品メーカーや、代表的なスポーツメーカーがゴルフ用品を手がけているものに人気があるようです。

実は幅広い層を意識したものづくりでシェア率を高める日本市場用と、対象とするユーザーに特化したものづくりをする海外市場用のクラブは、同じメーカーが作っているわけです。

ただニーズに合わせた販売戦略から、日本国内では初心者からトップアスリートまで同じモデルを使えるようにしています。

ただそれは外観だけのプロモデルであって、性能は初心者でも扱えるオールラウンドのモデルになっています。

つまりドライバー選びでは、メーカーの国内外を問わず、日本国内市場向け製品は、初心者から上級者まで扱えるというのが特徴と言えます。

それに対して海外仕様のドライバーに関しては、シャフトの傾きを表すライ角や、フレックスやバランスなどもチェックしてから決めるようにしましょう。

ドライバーはメーカーの特徴を押さえると「はずれ」なし!

ドライバーを選ぶときにメーカーの特徴を押さえておくと、「はずれ」をつかむことはないはずです。

見分けるときのポイントは性能重視ではありますが、海外メーカーに関しては国内向けの製品なのか、並行輸入品なのかのチェックが大切です。