「おじさんクサイ」服装の1つにシャツインがあります。
ゴルフ場の服装マナーではそれが正しいことなのですが、ファッション的に見るとダサイと感じる人もいるようです。
そこでシャツインしていても尊敬されるような服装についてお話します。
ゴルフ場におけるファッションでおじさんクサイ服装とは?
一般的におじさん、おばさんを定義するのは難しいものですが、ファッション感覚で「おじさん」というと、そのあとに「クサイ」がついて「おじさんクサイ」ファッションセンスというのが多いようです。
決して褒め言葉ではありませんが、中には年齢の割にはイケてるなんて、思いがけない評価を受けることもあります。
逆に若いのにおじさんクサイと言われれば、それはファッションセンスがないことを指しています。
つまりはおじさんという年齢が悪いのではなく、「時代からズレてますよ」という比喩としておじさんという名詞を使っているわけです。
ゴルフでも同伴者のショットやパッティングで、毎回「ナイスショット!」「ナイスイン!」なんて声をかけたりすると、おじさんクサイと思われてしまいます。
同じように、服装でもシャツインはおじさんクサイ象徴のようなものになっているようです。
ゴルフの場合は、シャツをインすることが服装のマナーとされていますが、それでもファッション感覚では時代からズレていると思われてしまうようです。
おじさんクサイファッションがゴルフ場の服装マナー?
世の中的にはおじさんクサイ服装でも、ゴルフ場の服装マナーにおいては正しいファッションである場合は、後者を優先するのが正しい判断です。
ちなみにイケてないファッションであるかの評価基準は、シャツをインしているかではありません。
シャツをインしている人のファッションセンスがイマイチなので、おじさんクサイと揶揄しているだけなのです。
そこでシャツインしてもおじさんの臭気が感じられないファンションで、ゴルフをしてみてはいかがでしょう。
視線は上から下に向かうものなので、まずは頭に乗せるキャップから見てみましょう。
いわゆるベースボールキャップは、小顔の人に合うものなので、顔が大きめだったりアゴ下の肉が気になるようなら、ハットやハンチングなどの方がお洒落です。
季節にもよりますが、ストローハットや、パンツやシューズの色に合わせたハンチングなどは、無難にまとまるので失敗がないはずです。
おじさんが着ても素敵なゴルフシャツとファッションセンス
次はシャツインで懸案のゴルフシャツですが、ここはファッションセンスの本気度を見せたいところです。
おじさん的なファッションの代名詞と言えば「トラディショナル・スタイル」です。
その代表が、18世紀のスコットランドで発祥したダイヤと交差するラインの模様で、一般的には「アーガイル」と呼ばれています。
近代ゴルフ発祥の地の模様に、トラディショナル(伝統的)な服装は、おじさんには打ってつけのファッションです。
さらに英国から米国に渡ったトラディショナル・スタイルは、東海岸でアイビー・ルックとなって、紺ブレにボタンダウンやポロシャツが一世を風靡することとなった原点でもあります。
上流階級の子息が好んだファッションがアイビー・スタイルであれば、シャツインは当たり前のことですし、ファッションを知っているものにとって不自然さはありません。
逆にアイビー・スタイルで「シャツインが…」といったら、その人のファッションセンスが問われることになるはずです。
おじさんが格好良く見えるゴルフファッションとは?
ラグビー選手のように清潔感のあるアイビー・ルックのおじさんが、ゴルフ場に現われたら目を惹くことは間違いなしです。
アイビーファッションでは、上はボタンダウンかポロシャツで、下はチノパンが定番になります。
ここは定石通りのファッションにして、上がホワイト系ならダーク系パンツ、上がダーク系ならライト系のパンツを穿きます。
ここで気になるは汚れです。
ライトカラーのパンツは、汚れが目立つので注意が必要です。
特にティーやマーカーを出し入れするポケット口の汚れは要注意です。
お洒落をしているからこそ、汚れた服装は気になるものなので、できればダーク系のパンツに合わせられるように、シャツはライト系の物を選ぶと良いでしょう。
またワンポイントとなるベルトは必須です。
最近はベルトなしでパンツを穿いていることが多くなっていますが、シャツインしているときには、黒・紺・茶などのベルトでしっかりと主張したほうがスッキリと見えるはずです。
おじさんファッションでおすすめの重ね着ゴルフウェア
すでにおじさんクサさを利用したファッションとしては完成していますが、できればベストを用意したいものです。
男性的なボディラインを表すのもファッションの1つではありますが、トラディショナルな服装であればジャケットを着るかベストを着て、ラインを消したほうがスマートです。
つまり主張しすぎないシンプルな服装こそが、伝統的なファッションと言えるわけです。
デザインはシンプルなものを選びますが、できるだけブランド物にしたいところです。
もちろん機能性も重視しなければなりませんが、ここでお金をかけることでおじさんとしての真骨頂を見せつけることができます。
高級感のある服装をしていて、シャツインについて揶揄するわけはないはずです。
なおゴルフ用のベストとして使いますので、ニット製だけではなくナイロン素材のもので発汗によっても蒸れない裏地などもあります。
柄や色だけではなく機能性や時季などを考えながら、選ぶと良いでしょう。
おじさんに似合わないゴルフファッションとは?
ゴルフコースでは、トラディショナルなファッションで身を固めれば、例えシャツインしていてもおじさんクサイと笑われることはないはずです。
しかしプレー中のファッションがアイビー・ルックで、入場時はB系の服装ではガッカリ感は否めません。
当然ですがB系すなわちヒップホップ系の服装は、イケてると感じてもゴルフ場のドレスコードがそれを認めていません。
最低限はTPOを考えて、ゴルフ場に合った服装をすることが必要です。
その上でプレーのときの服装に合わせて、アイビー・ルックのブレザーを着用したいものです。
もちろん足元はコインローファーで、シャツはプレー用のポロシャツではなく ボタンダウンあたりが、トラディッショナルで素敵なファッションとして見えはるはずです。
ちなみに、「おじさん」に安物は似合いません。
流行に追われることはないので高級な1着を用意しておいて、あとはそれを使い続けていくほうが、結果的に安い買い物になるはずです。
これだけ準備をしておけば、「おじさんクサイ」なんて失礼なことを言われることはないでしょう。
おじさんによるゴルフの服装マナーとファッションの融合
ゴルフ場でシャツインをしていて、「おじさんクサイ」なんて言われないようにしたいものです。
まったく問題ないと思わせるお洒落なファッションで身を固めていれば、服装のマナーにあったシャツインであっても尊敬されること間違いなし…のはずです。