汚くなったゴルフ用グローブは洗うことでメンテナンスしよう

最終更新日:2018/10/18

ゴルフで使用したグローブをキャディバッグにしまっておくと、次に使うときには悪臭がしたり、カチコチに固まっていたりと、残念な状態になっていることが良くあります。

もし汚れや臭いがあるのなら、その元を洗うことで消してしまいましょう。

本皮と合皮のグローブの洗い方を紹介します。

洗うことができるゴルフ用のグローブを確認する

ゴルフで使っているグローブが汚い、または異臭がするようになったら、もう換えても良いタイミングでしょう。

グローブは消耗品なので、一定の使用期間が過ぎれば交換していくものですが、水で洗うことで汚れや臭いを消すことができる場合があります。

ただし洗えないものもあるので、まずはグローブのタイプについて確認してください。

グローブの材質は本革と合皮の2種類があります。

このほかにもウレタンやラテックスでカバーされているものもありますが、これらは洗っても問題はないと考えて良いと思います。

基本的に本革は、洗わずに洗浄を兼ねた保護クリームでメンテナンスします。

皮革を水洗いすると油分がなくなるので、乾燥してからカチコチに固まってしまうからです。

雨の日に使ったグローブを乾かさずにキャディバッグに入れておくと、シワクチャに固くなっている『あれ』です。

ですから本革のグローブは、日ごろから保護クリームでメンテナンスしていれば、水洗いをしないで済むはずです。

本来は洗えない本革のゴルフ用グローブを洗う方法

基本的に本革製のゴルフ用グローブは水洗いをおすすめできません。

皮革の特性は肌に密着する伸縮性とグリップ力ですが、洗うと油分がなくなって乾燥してから、ひび割れしたり無理に伸ばすと破けたりすることもあるからです。

それでも手汗を吸収してグローブから異臭がするようであれば、水洗いで臭いの元を洗い流さなくてはなりません。

本来は水洗いに適さない本革のグローブですから、滲みこんだ手汗を手際良く洗い流すようにします。

方法は、自分の手にはめて、手洗い用の石鹸をつけて洗います。

30~35度の肌癇のぬるま湯にグローブを浸けて、固形石鹸は軽く握る程度で十分です。

石鹸で擦ってしまうと、いつまでも濯ぎが必要になるので、心配であれば右手に石鹸をつけて、その右手でグローブを洗うようにしてください。

いつまでも石鹸のヌルヌル感が取れないような気はしますが、ザッと洗ってすぐに濯ぐようにしましょう。

その後タオルを握って皮革に含まれている水分をしっかり取り除き、そのあとグローブを外して、タオルを押し付けてさらに水分を抜きます。

あとは風通しの良いところで陰干しして、乾いてから潤いのあるハンドクリームをつければ完了です。

本革のゴルフ用グローブを洗うとその先はどうする?

本革のグローブを洗うのコツは、なるべく手早く済ませることです。

直射日光は皮革を固くしますので、乾燥させるときは日陰で風通しの良いところを選ぶようにしましょう。

いつまでも濡れたままにしておくと異臭がするので、必要であればエアコンによる除湿が効果的です。

洗うときに使う石鹸はベビー用のものか、敏感肌に適合したものがおすすめです。

洗い終わったあとは日常で使われているハンドクリームが効果的です。

また皮革用のクリームを使うと洗い流された油分を補充できるので、併用するようにすればより効果的でしょう。

ハンドクリームは最初に左手に塗ってからグローブをはめると、内部にも行き渡りますし、型も整えることができます。

これで本革グローブは何度でも洗えると思うかもしれませんが、2回目以降は皮革本来の皮質が落ちてしまうので、1回を限度で水洗いをするようにしましょう。

ただし本革グローブは色落ちするので、黒や紺また赤などに着色されているものは、洗わない方が良いでしょう。

またクリーニング店では、ゴルフ用のグローブの洗濯も扱っていますが、2,000~3,000円がクリーニング代の相場なので、この場合は買い換えた方がお得かもしれませんね。

合皮のゴルフ用グローブはザブザブ洗うことができる!

ゴルフ用グローブのもう1つのタイプ、合皮グローブは気にせずに洗うことができます。

こちらは汚れがひどければ洗濯機で洗っても大丈夫ですし、グローブをはめたまま手洗いしても綺麗に汚れを落とすことができます。

手洗い用の石鹸やハンドソープ、洗濯洗剤などでも問題はありません。

ただし甲側のマジックテープの上についているロゴマークが色落ちするかもしれないので、気になるようであれば丁寧に手洗いするようにしましょう。

合皮の場合は、雨用グローブとして使うこともあり、水に対して強いのが特徴です。

手汗などの汚れを落とすのであれば、食器用の中性洗剤をつけて、やさしく洗うようにすれば汚れや臭いを消すことができます。

ただし、本革グロープと同様に強く擦り洗いすると、磨耗して破れやすくなってしまいます。

何度でも洗うことができるので、臭いがキツくなる前に定期的に洗濯するようにしましょう。

合皮グローブは軽く絞って水分を抜いてから乾燥させます。

合皮のゴルフ用グローブは洗うことを前提に選ぶこと

合皮のゴルフ用グローブは洗濯機で洗うこともできますので、洗濯機を使えば同時に脱水機で水分の多くは抜けているはずです。

しかし洗濯機を使わずに手洗いする場合は、手で絞らなくてはいけません。

雑巾絞りのようにガッチリ絞ると、いくら合皮とはいえどもダメージがあるので、軽く絞ってあとはタオルを押し当てて水分を抜くようにしてください。

また水洗いの最後に柔軟仕上げ剤を使うと、それまで以上に質感が良くなります。

乾燥は、日陰で風通しの良いところに乾しておけばOKです。

もし洗ってすぐに使いたい場合は、ドライヤーの通風で乾燥すれば、ゴルフの前日の夜に洗っても使用できます。

熱風は溶ける可能性があるのでおすすめできませんが、自然乾燥よりは早く使えるようになります。

洗濯機を使用すると白色以外は色落ちするかもしれないので、色つきのグローブの最初の洗濯は手洗いで確認しておくことです。

できれば洗うことを前提に、白色のグローブを選んでおけば安心できます。

また合皮のグローブは、内部が蒸れて臭いがきつくなる場合があるので、小まめに洗濯をするようにしましょう。

ゴルフ練習場で使うグローブは洗うことを前提に選ぼう

ゴルフ練習場で使用するグローブは、洗うことを前提に合皮グローブを選んだ方が良いかもしれません。

1回に2ラウンド分のショットを、しかも短時間で打ち続けるのですから、手からの汗はラウンド時よりも多くなります。

手汗を吸収したグローブは時間が経つことで悪臭が強くなります。

洗うことができれば、その元を消すことができますし、同時にグリップラバーの汚れも消してくれます。

一方で本革のグローブは、なるべく洗わない方が長持ちするので、本番のラウンドでのみ使用すると良いかもしれません。

日ごろから皮革用クリームで汚れを落としてメンテナンスをすれば、長く使うことができるはずです。

ただし汚れがひどく悪臭がきつくなるようであれば、洗うしか方法はありません。

滲みこんだ汗を抜き出すように、丁寧にぬるま湯に浸すような洗い方をしましょう。

あとはメンテナンスをすれば、買い換えのタイミングを延ばすことができるかもしれません。

ゴルフ用のグローブを洗うと長持ちするのは合皮だけ?

消耗品であるゴルフ用のグローブは、洗うことで買い換えの時期を遅らせることができます。

ただし本革タイプのグローブは、洗うと皮質が劣化する場合があるので、できれば日ごろからクリームなどを使って、メンテナンスをした方が長く使用できるでしょう。