ゴルフに女性を誘うと、華やかで楽しいゴルフができると思います。
一方で、「女が入ると……」と、女性が入るとゴルフがつまらなくなると言う人もいるようです。
西洋化した現在ですが、レディファーストも身につかない日本人にとって、ゴルフで同伴できることはマナーやエチケットの勉強になるはずです。
そこで女性を誘うゴルフの利点とマナーについて紹介します。
ゴルフで女性を誘うのは意外に難しいもの?
紳士のスポーツと言われるゴルフですが、現在の国内プロツアーは女子プロが席巻しています。
すでにプロの世界では女性が主役になっていますが、もしかするとそれを支える役目が男性なのかも…といった役回りになっているのかもしれません。
ただ実際のプレーヤー数を見ると、ゴルフ場では圧倒的に男性ゴルファーが優位で、女性ゴルファーは少数派のようです。
なぜ女性はゴルフをしないのかを調べてみると、屋外スポーツなので日焼けや紫外線による肌荒れが嫌だと言うのが目に付きます。
サーフィンなどのマリンスポーツはもちろんのこと、釣り女や山女などアクティブなスポーツは人気ですし、女性と言えばテニス人口を支えていると言っても過言ではないと思います。
これは日焼けしたくない層の女性と、ゴルフをする女性層が同じなのかもしれません。
そのため女性をゴルフに誘うのであれば、マリンスポーツやテニスなどの経験者であれば、断わる理由はないかもしれません。
ゴルフで女性を誘うと男性陣が舞い上がる?
いつも男性だけでゴルフしていて、たまに女性を誘うと、自分も含めて男性陣は良いところを見せようと力んでしまいスコアにならないことがあります。
「女が入るとゴルフにならない」なんてことを聞くことがありますが、まさにスコアにならないのは自業自得と言うものです。
理由を聞くと「レディースティーを使用するので調子が狂う」とか、「グリーンで芝目も読むときの所作が気になる」と言ったような勝手な言い分ばかりです。
しかし同伴者として女性が入ることで、普段以上に和むこともあるでしょうし、なによりも格好の悪いところをみせたくないと言う思いで、途中で諦めることがなくなるはずです。
なるべく女性を誘うことで、4人組みのスタートできるようにしましょう。
広大な敷地を限られた組数しか利用できない贅沢なスポーツなのですから、なるべく4人で回れるようにするのもマナーの1つです。
女性を誘うことでゴルフのマナー向上に繋がるらしい
ゴルフのときに女性を誘うと、マナーが良くなると言われています。
ゴルフには技量やルールに関する知識が必要ですが、それ以上に大切なのがマナーとエチケットです。
日本人にも連綿と続く慣習の中にもマナーやエチケットはありますが、ゴルフのものとは違います。
いわゆる西欧の古典的な慣習であるマナーやエチケットに、ゴルフの中で培われた独特な作法が加味されて、現在のマナーやエチケットが作られています。
西欧における古典的な慣習で、日本にはないものと言えばレディファーストです。
紳士であれば誰もが備えるものですが、実際の日常生活でレディファーストを実践しようとしたら、「下心のある奴」と思われるかもしれません。
飛距離的なものもありますが、最初に女性がティーショットを打ってから、男性がティーショットをするとスムーズに進行することができます。
ただしレディースティーがはるか前方でレギュラーティーまで戻るのが大変な場合は、安全面を考慮して男性が先に打つようにしてください。
このときはスコア順ではないので、「お先に失礼します」と声をかけるのもマナーです。
ゴルフに女性を誘うことで本当のレディファーストを知る
普段は気に留めないようなことでも、女性が入っただけで同伴プレーヤーに対して不快な思いをさせない、まさにマナーやエチケットを守ろうとするものです。
ただ女性を誘う場合には、気をつけておかなければならないことがあります。
まずはゴルフ場までの足です。
女性自身がマイカーで行くというのであれば問題ありませんが、男性が送迎するのもマナーのひとつです。
このとき、バッグの積み下ろしなどは男性の役割なので、運転席から降りて積み下ろしをしてあげるようにしましょう。
それからラウンド後の食事についてです。
男性同士なら、先に食事をしてからお風呂に入る場合があると思います。
女性同伴の場合は、女性に集合時間を決めてもらうようにしましょう。
身支度を整えて、食事をしてからお風呂の場合もありますが、先に汗を流してから食事を希望する場合もあります。
レディファーストは「お先に」だけではなく、手助けする気持ちを持つことが大切だということを学ぶことができます。
ゴルフに誘う女性が嫌う雨の日の対応
誘いに応えてくれた女性同伴のゴルフの日が、あいにくの雨ということはあり得ることです。
紫外線の強い日差しも嫌がりますが、化粧が流れ落ちる雨の日はもっと嫌がるものです。
見た目としてはスッピン顔をさらすことになりますし、雲が厚く垂れ込めた空模様でも紫外線は強く、保護する術がありません。
もっとも晴れの日の紫外線を100としたら、雨の日は30程度ですから、70%のUVカットと同じ状態なのですが、やはり素肌は気になるものです。
そこで日焼け止めクリームを用意してあげてはいかがでしょう。
化粧品の中に雨でも流れずに、紫外線カットができるものはあります。
ただ使用する機会が少ないことと、高価なものが多いので、もしかすると持っていないことがあるかもしれません。
また最初はつけてきたけれど、顔についた雨水を拭き取るうちに落ちてしまうこともあります。
そんなときは、水に落ちない「ウォータープルーフ」のUVカットクリームを用意してはどうでしょうか。
まずは自分で使って、そのとき「ウォータープルーフだけど使う?」と聞いてあげれば、使いやすいはずです。
もしその時に使わなくても、あとから使えるようにキャディカートのボール置きのボックスに入れておくと親切だと思います。
女性誘う男性がゴルフのプロのようになったらシラける
ゴルフで女性を誘うときに大切なことに、「教え魔」にならないことです。
自分の技量も忘れて、どこかのプロが話したことや教本で読んだことを受け売りにして教えても、女性にとっては迷惑です。
最初に「教えてください」と言われたら、ゴルフプレーに必要なマナーを教えてあげましょう。
例えばティーグラウンドでアドレスに入ったら、動かないことや話さないことを教えます。
また階段がついているティーグラウンドでは、それ以外の箇所から上がらないようにするといった、教本に書いていない基本的なことを教えてあげることです。
手取り足取り教えられたら、上手くスイングができません。
それでも「親切に教えてくれたから申し訳ない」と、自分のスイングができずにストレスを感じてしまいます。
技量を教えられるのは、それなりの知識を持ったプロだけです。
アマチュアが知ったかぶりで教えると、上達することはないといって良いでしょう。
まして女性は断われないケースが多いので、ミスの原因を分かっていたとしても、自分から教えないことが大切です。
ゴルフで女性を誘うためにマナーを身につけよう
ゴルフで女性を誘うときには、特別に性別を意識する必要はありませんが、レディファーストの精神は心に刻む必要があります。
それはプレーの時だけではなく、ゴルフ場の送迎や食事の時間に至るまで、女性の時計に合わせるのが礼儀であり、誘う側のマナーでもあります。