ゴルフをするのがとても身近なものなりました。
昔とは違い、エチケットやマナーに関してはかなり緩くなったことも一因でしょうか。
しかし、最低限は守られなければなりません。
ゴルフをプレーする時にはプレー時間がある程度決まっています。
ゴルフ場によってハーフラウンドの目安となる時間があるものです。
それを超えてしまうとスロープレーとなるので注意が必要です。
そこで今回は、大体どのくらいの時間が設定されているのか理由も含めてお話します。
ゴルフでハーフラウンドに掛かる時間
ゴルフ場で良く聞く言葉があります。
『スロープレー』という言葉に聞き覚えがありませんか。
最近良く聞く言葉ですが、この言葉は今も昔もずっと言われ続けています。
何故、言われ続けているのでしょうか。
それは、スロープレーをする人がいつまで経ってもいなくならないからです。
どこのゴルフ場でも同じですが、ワンラウンドもしくはハーフラウンドでプレーができる目安の時間が決まっています。
大体どこのゴルフ場でも、平均2時間15分でハーフラウンドを回ってくださいとお願いされます。
キャディ付きのプレーならできる事だと思われるかもしれません。
しかしハーフラウンドで2時間15分というのはセルフプレーでも可能な時間です。
決して3人組や2人組だからこそ可能な時間などではありません。
何故ならゴルフはミスをすることを想定されている競技で、ミスを取り返せる競技でもあるからです。
ゴルフボールを探す時間は
ゴルフをしていてハーフラウンドでもワンラウンドでも、一回はミスショットは出てしまいます。
プロでもミスショットをしてボールを曲げてしまうのは良くあることです。
そんなミスショットをした場合はボールを探さなくてはなりません。
プロの場合はギャラリーや運営ボランティアの方がボールの行方を追ってくれますが、アマチュアの場合は違います。
自身が打ったボールは自分で見るか、同伴プレーヤーに見てもらえるかどうかになります。
そのため、ミスショットが出た時は全員で注意深く行方を見ておきましょう。
ある程度の行方が分かれば探すのが簡単になるからです。
ここで重要な事は、ボールが落ちたと思われる地点の目印を見つけておくこと。
そうすれば捜索範囲が絞りやすくなるため探し易くなります。
もしここで見失ってしまうと後の捜索に響いてしまいます。
ルール上、ボールの捜索に許される時間は5分以内と決まっています。
ボールの捜索がたったの5分以内なんて短すぎると思われるかもしれません。
しかしこれだけの時間でも、ボールを探していたらプレーにはかなりの遅れが出てしまいます。
ハーフラウンドに掛かる時間で1ホールは何分ぐらい?
先程、前述で述べたように5分という時間はかなりプレー時間に影響します。
ゴルフをプレーする上でハーフラウンドは平均2時間15分と言いました。
さらに細かく見ると1ホールにおけるプレー時間にも目安があります。
Par3では10分、Par4では15分、Par5では20分と決まっています。
ここで先程のボールの捜索に5分使ったとしたらどうでしょう。
1ホールのプレー時間がかなり短くなってしまうことが分かるはずです。
ただそんなボールの捜索も、1回くらいであれば問題ないでしょう。
しかし、これが2回、3回と重なっていくと段々とプレーが遅くなります。
そのため、ボールの捜索は5分以内と決まっています。
しかし、確実にOBやボールの行方が分かっていない場合は5分も使わず、ある程度で見切りをつけたほうが良いでしょう。
そのほうが次のショットのために気持ちを上手く切り替えられるのではないでしょうか。
ゴルフのルールにはスロープレーによるペナルティがある
ハーフラウンドを2時間15分でプレーする事は決して早い時間ではありません。
ゴルフをプレーしている時は知らず知らずのうちにスロープレーになりがちです。
本人は気付いていなくても、周りから見ると時間が掛かっているように見えているかもしれません。
スロープレーは重大なルール違反です。
マナーやエチケットの面から見ても良いものではないでしょう。
スロープレーはゴルフの試合ではルールに則ってペナルティになります。
ストロークプレーでは最初は注意を促されます。
それでも改善されない場合は注意から数えて二回目の違反で1打の罰になります。
さらに三回目の違反では2打の罰が付きます。
これでも改善されない場合は競技失格となってしまうのです。
段階を踏むごとにペナルティが厳しいものになっていきます。
スロープレーによるペナルティは、個人だけではなく同伴プレーヤーも同様のペースで回っているとみなされます。
したがって、同伴プレーヤーにも同じペナルティが課せられてしまうのです。
それほどスロープレーは重大な違反であると捉えられているということです。
ゴルフで早く回るためにキャディさんの行動を見てみよう
キャディさん達がプレーしている所を観たことがある方は、中々いないでしょう。
ゴルフの腕前はというと大半のキャディさんは一般的なアマチュアと大差ありません。
もちろん中にはプロ級にゴルフが上手い方もいます。
そんなキャディさん達のプレーは早いです。
ハーフラウンドを1時間45分~2時間くらいで上がってきます。
何故、そんなにも早いのでしょうか。
キャディさんと私達と違う所は次の取るべき行動を把握しているかいないかということです。
さらに、キャディさん達は全員で協力してプレーをしています。
プレーのアドバイスをするのではなく、持ち回りでクラブを運んだり片づけるといった事をしているからです。
カートも邪魔にならなければ、自身が乗ることよりも次に打つ人の近くまでカートを送ることを徹底しています。
そうすることによって次に打つ人はクラブ選択を自由にする事ができます。
こういったキャディさんの行動から見習えることは色々とあります。
もしキャディ付きでプレーすることがあればキャディさんの行動に注目してみてください。
ハーフラウンドを時間内で回るには行動はお早めに
プロゴルファーがハーフラウンド、もしくはワンラウンドをプレーしている所を観た事があるでしょうか。
テレビ中継だとプロが1ショット、1ショットを時間を掛けてゆっくりラウンドしているように見えます。
さらに優勝争いをしているプロは真剣に時間を掛けて1ショットを打っています。
しかし、ゆっくり見えているのはショットに時間を割いているだけで、移動はかなり早歩きしているのです。
何もしていない人なら軽く駆け足ぐらいに感じるかもしれません。
それぐらい移動は素早く行動されています。
それではプロの方々は何故素早く行動するのでしょうか。
もちろん、スロープレーはルール違反になりますから、ペナルティを受けないようにという思いもあるでしょう。
しかし、やはり後続の組を待たせないようにという配慮からではないでしょうか。
対してアマチュアの私たちはどうでしょうか。
後続のプレーヤーのことを考えてプレーできているでしょうか。
自身のプレーに集中しすぎていませんか。
何度も素振りしたり、ライン読みを考えすぎたりしていませんか。
ボール探しに時間が掛かる初心者がいるから仕方がないと言い訳にしていませんか。
今一度、自分のプレーを振り返ってみてください
ゴルフをする時にも時間に気を配ろう
ゴルフをする時には大抵の人は腕時計を外してプレーされています。
ゴルフ場でもカートに時計を取り付けてあるところは珍しいでしょう。
しかし、プレーヤーには時間を守る義務があります。
ゴルフは大人がする紳士のスポーツと言われています。
大人であり社会人であるなら時間にルーズであってはいけないでしょう。
最近、ゴルフ場ではジュニアゴルファーを良く見かけます。
そろそろ大人ゴルファーである私達が手本となって行動するべきではないでしょうか。