名門のゴルフ場を運良く予約できたら、まずは服装について確かめておきたいものです。
名門と呼ばれるゴルフ場の中には派手な服装や色柄といったことで、入場やスタートできないことがあるので事前リサーチは必要です。
服装規定が面倒そうなゴルフ場の名門区分
名門と呼ばれるゴルフ場では予約を取るだけでも大変ですが、運良くプレーできることになっても、名門ならではの決まり事があるので、事前にリサーチして服装などの身支度を整えておく必要があります。
まず名門という区分についてです。
ゴルフ場では歴史のあるコースやビッグトーナメントを開催したコースなど、ゴルフコースに対する価値観によって名門と位置づけています。
その地域で歴史のありプロトーナメントが行われるようなコースで、しかも名門の称号があれば、ゴルファーにとって1度はプレーしたいコースになるはずです。
当然のように羨望のゴルフ場となりますが、そんなコースであればメンバーになりたい人も多いことでしょう。
名門と呼ばれるコースは、簡単にメンバーになれない人気度の高さがあります。
会員権の価格は高く、購入できたとしても会員の紹介がないと審査が通らない倶楽部の存在があるほどです。
名門とはコースもさることながら、社会に認知されている一流人で倶楽部の構成メンバーとなっていることが条件と言えます。
名門のゴルフ場は服装の規定を公表していない?
ゴルフ場の中で名門と呼ばれるのは、倶楽部のメンバーの質が良いことが第1条件と言えると思います。
日本でトップクラスの人だけがメンバー資格を得られるスリーハンドレットゴルフクラブは、コースの距離は短くしかもタイトなレイアウトですが、業界関係者であれば誰しも名門だと理解しているはずです。
一代限りの会員権は、億までは行かないようですが、それなりの金額が必要です。
もちろん相続や売買はできないのでプレーをしない、もしくはできなくなった時点で退会して終了です。
入会審査は厳しく、常時100人以上がウェイティングとなっているそうですが、名称の300人(現在はそれよりも増えているそうです)の会員制コースなので、そう簡単に入会することはできないようです。
このくらいのレベルになると、ゴルフ場が製作しているホームページ等はないので、服装の規定などは公表されていません。
ブレザーや襟付きシャツの着用は当たり前ですが、派手目の色柄もさけるべきですし、クラッシクスタイルとは言えハーフパンツなども着用しないほうが良いでしょう。
名門ゴルフ場だからこそ服装などの規定はない?
スリーハンドレッドゴルフクラブを紹介したら、必ず出さなければ失礼になるであろう国内屈指の名門とも言われるのが、旧軽井沢ゴルフ倶楽部です。
名義変更のできる会員権はわずか100口しかなく、あとはスリーハンドレット同様に一代限りの売買できない入会金で、価格は1500万円(推定)だそうですが、それが高いか安いかは人によって違うでしょう。
入会条件の中には「軽井沢に別荘を持っている」と言った、それなりの人しか入れない雰囲気があるようです。
ちなみに国民に人気の高かった宰相田中角栄氏が、秘書を通じてプレー申込みをした時、「会員ではない」という理由で断ったと言う逸話もある、メンバーシップ制で高い評価のあるコースです。
それだけに服装についての規定などと言うものは設けていません。
ただし、それなりの人達が親睦を目的にゴルフ場に集っている任意団体のコースですから、最低限のジャケットや襟付きシャツなどは必須でしょう。
名門ゴルフ場の服装は同伴のメンバーからアドバイスをもらう
名門で必ず名前が出るゴルフ場と言えば、小金井カントリー倶楽部ですが、こちらは東京都内にあるチャンピオンコースで、その会員権は一時期4億円と言われた価格でも有名なところです。
当然、名門ゴルフ場として服装などの身だしなみについて、確定的な決まりはありませんが、マナーやエチケットは入会前に書類審査や面談、また理事者による同伴プレーなど厳しい審査があるので、マナーやエチケットを見る時に服装もチェックしているはずです。
同伴のビジターも、メンバーから口頭で服装についてアドバイスがあるでしょうから、メンバーの顔をつぶさないようにリクエストに答えることが必要です。
また小金井カントリー倶楽部は、ビジターも含めて男性は35歳以上でなければプレーはできません。
理由は明示されていませんが、常識的な価値観を共有できる年齢の下限を35歳としているのではないでしょうか。
つまり年齢に達していれば、それなりの服装はできるであろうと言う人が利用するコースなのです。
名門ゴルフ場の服装に不安がある時はドレスコードを探そう
会員の質や会員権の価格によるゴルフ場の名門は、主要利用者であるメンバーの同伴や紹介が必須なので、服装に対する規定がなくてもゴルファー自身がそれなりに対応するだろうと考えているようです。
つまり敷居が高く閉鎖的なメンバーのためのゴルフ場は、それに見合った人達だけが利用するように自衛策を取っているので、服装に不安があるようなら気軽なコースに変更したほうが楽しめるかもしれません。
ただ「そんなことは知っている」けれど、1度はプレーしたい名門ゴルフ場はあるものです。
第1回日本オープンが開催された程ヶ谷カントリー倶楽部は、まさにゴルファー憧れの名門コースと言って良いでしょう。
ただし名門とは言え、多くのゴルファーが「一生に1度」の機会を得てラウンドすることが多いため、ドレスコードが規定されています。
良くある「ジャケット着用」や「襟付きシャツ」といった簡単なものではなく、かなり詳細な規定を設けていて、しかも「品位を保ち華美なものや原色を避ける」とダメ押しが打ち出されています。
名門ゴルフ場の詳細な服装の規定が参考になる
名門ゴルフ場で運良くラウンドする機会があれば、程ヶ谷カントリー倶楽部の服装規定を参考にすると良いかもしれません。
受付と精算時の服装は、襟付きのゴルフウェアにジャケットを着用します。
トレーナーやブルゾンなどを上着にして入場することはできません。
またゴルフシューズを履いて入退場することはできず、ロッカールームで履き替えるようにします。
ズボンは膝丈の半ズボンでもベルト通しのあるタイプで、ハイソックスを着用すればOKです。
レストランやラウンジでは、サングラスや帽子はとります。
またレインウェアやジャンパー等も脱がなくてはいけません。
プレーの服装としては、半袖シャツの下に高機能の長袖シャツを重ね着するのは認められません。
なおゴルフシャツの色柄は「控えめな色」で、特に迷彩柄や蛍光色は不可です。
もちろん襟付きシャツやタートルネックはOKですが、折り返しのない短いハイネックは不可、シャツは「イン」で、裾を出すのは不可です。
この服装をイメージすれば、多少アレンジしてもほかの名門ゴルフ場で入場を断わられたりスタートできないということはないはずです。
名門ゴルフ場の服装をお手本にすると心配はない!
名門と言われるゴルフ場を利用する時は、服装に気を遣うものです。
超がつく名門であれば、あえて服装の規定を打ち出していませんが、それなりに気を遣う必要があります。
そんな時は詳細を規定している名門ゴルフ場を参考にしてみると良いかもしれません。