ゴルフ始めてから結構経っているのに、120の壁が切れないと悩んでいるのなら、練習方法を変えてみてはいかがでしょう。
簡単な練習方法で誰でも習得でき、しかも実践ではミスの少ない確実なショットが可能になります。
今回は悩めるゴルファーのために、簡単に120の壁を乗り越えられるスイング法を紹介します。
120を切れない人はゴルフクラブに慣れるところから始めよう!
なかなかゴルフが上手くならず、スコアが120台を切れないとしたら、練習不足に原因があるかもしれません。
特に初心者は練習量が足りないと、クラブなどの道具に馴染むことができません。
まずはテレビを観ながらグリップを握るだけでも効果はあるはずです。
いつもクラブに触っていると、掴んだだけでグリップの握りになるくらい手の形ができてきます。
あとは左手だけで握り、逆に右手だけで握ることを繰り返します。
ヘッドの重みによって手首や腕にかかる負担を感じることで、両手で握ってスイングすることの重要性を確認します。
クラブが身体の一部であるかのように感じることができたら、120台はすぐに卒業できるようになります。
身体にクラブが馴染むように、必ず毎日30分でも1時間でも良いので、自宅でクラブを握るようにしましょう。
グリップを握っても違和感がなくなるまでに数日はかかります。
鉛筆を握っても違和感がないのと同じ感覚になるよう、その後もずっと「毎日握る」ことを繰り返してください。
ゴルフのスコアが120を切れない時は基本に戻ろう
ゴルフのスコアが120を切れないようなら、フェースの向きやスイングの軌道を修正していくよりも、基本のスイングを覚え直したほうが簡単なはずです。
練習場ではしばらく7番アイアンを使い、ほかのクラブは封印しましょう。
スタンスの幅は、足の外側が脇と同じ広さをとり、身体の中心の延長線上にボールを置きます。
身体とボールの間隔はクラブを構えた時のヘッドの位置で決めます。
背筋を伸ばして腰から上半身を前傾させて、肩からだらりと腕を下げてグリップを握ります。
胸を張った身体の中心にグリップを構えて、ヘッドをボールの後ろにセットします。
これでアドレスの姿勢ができたので、あとはスイングを練習するだけです。
ボールを打つ時、とりあえずフェースの真ん中で捉えるようにします。
慣れないと打点はバラつきますが、徐々に同じ箇所でインパクトができるようになります。
すぐにフルショットで当てるのは難しいので、最初は右足のつま先までヘッドを引くだけの、小さなスイングで確実なインパクトを心がけます。
小さなゴルフスイングで切れない120の壁を乗り越える
ゴルフのスコアが120を切れないのは、正しいフェース面でボールを捉えていないからです。
ゴルフクラブはフェースのどこに当たっても良いわけではありません。
芯(スイートスポッ)で打つことができれば方向性が良くなり、クラブ本来の飛距離もコンスタントに出すことができるようになります。
最初は数十センチのスイング幅にして、徐々に幅を広げていきます。
個人差があるので習得する日数を特定することはできませんが、およそ1か月もあればハーフスイングできちんと打つことができるはずです。
切れない120の壁を超えるには、このハーフスイングができただけで十分です。
ハーフスイングの飛距離は、フルスイングに比べて格段に落ちますが、何も問題はありません。
ハーフスイングにしたことで、「絶対に曲がらないスイング」になっているはずですし、チョロやダフリの心配もないはずです。
あとは7番アイアン以外のクラブも練習すれば、目標スコアのクリアはもうすぐです。
120を切れない時は実践で使うゴルフクラブから練習しよう
7番アイアンのハーフスイングで確実にミートができたら、次のゴルフクラブを練習します。
最初の練習クラブに7番アイアンを選んだのは、身体の中心にボールを置くことができるので、インパクトでタイミングが合わないとスライスやフックがでて、球筋によってスイングチェックができるからです。
次のクラブは、実践で1番使うであろう5番アイアンです。
こちらも最初は振り幅を小さくして、徐々に広げる打ち方で練習します。
ただしインパクトは、強めにしっかりとボールを捉えるイメージでスイングをしてください。
ハーフスイングでラウンドすると、ほぼフェアウェイからのショットで進むことになりますが、ラフに入った時でもこの5番アイアンを強めに打ち込んで、距離と方向が確保できれば切れない120の壁はすぐに乗り越えることができます。
ハーフスイングは左腕が地面と平行の状態でトップ、同じく右腕が地面と平行の状態でフォロースルーの姿勢をとります。
インパクトではヘッドを振り抜くようなイメージで、決して練習場の人工芝に打ち込むことがないようにしてください。
切れない120の壁を越えるための3本のゴルフクラブ
7番アイアンと5番アイアンが使えるようになったら、次は9番アイアンです。
基本的に奇数の番手を練習して、自分の得意なクラブにします。
もちろん「全部が得意」になっても構いませんが、プロゴルファーでもそんな人はいないはずです。
特に120を切れない人の得意なクラブとは、リカバリーができるゴルフクラブ、つまりピンチの時に頼りになるクラブのことです。
ライを見なくても、キャディバッグから迷わず抜くのが、7番と5番ということになります。
そして9番アイアンをほかのクラブ同様に練習しますが、9番をフルショットした飛距離が仮に110ヤードであれば、ハーフスイングでは80ヤード程度です。
この飛距離はアプローチウェッジと同等の距離なので、これよりも小さな番手は必要ありません。
しかもハーフショットの前に、もっと小さなスイング幅で練習をしているので距離の打ち分けができて、小さなクラブがなくてもピンに寄せることができるはずだからです。
あとはサンドウェッジの練習ですが、こちらは低めにティーアップしたボールを打って、スイートスポットでインパクトができるようにしておけば大丈夫です。
このラウンド法ならゴルフで120を切れないことはない
さて1打目以外のゴルフクラブは、すでに打てるはずです。
ドライバーも同じ練習方法で徐々にスイング幅を広げていきますが、球筋が安定しないのであれば、フェアウェイウッドを使いましょう。
どの番手でも、200ヤード前後の距離を打てれば問題はありません。
それよりも曲がることのほうが問題なので、どうしても方向性が安定しなければ、ティーショットも5番アイアンを使うべきです。
パー4の規定は251ヤードから470ヤードまでです。
平均的な430ヤードを想定して考えると、1打目が200ヤード、2打目が5番で150ヤード、3打目が9番で80ヤードであればグリーンオンです。
1パットならパー、2パットでボギー、3パットでダブルボギーです。
仮に全部のホールがダブルボギーでも108打で回ることができます。
ドライバーが使えずにティーショットを5番にしても、18ホール中11ホールがトリプルボギーで、残り7ホールがダブルボギーなら119打でラウンドすることができます。
つまり確実にミートができるようになれば、誰でも120を切れないことはないのです。
120を切れないのは6本のゴルフクラブでクリア!
ゴルフで120打を切れないのであれば、アチコチいじり回すよりも、基本のスイングを覚えましょう。
使用するクラブはドライバー、5番、7番、9番、サンドウェッジの5本とパターです。
曲がらずミスショットのないハーフスイングで確実にミートできれば、120どころかすぐに100を切ることもできるはずです。