ゴルフクラブは何本まで持てるかご存知でしょうか。
キャディバッグに入れられる上限はほとんどのゴルファーが知っているでしょうが、下限について知っている人は少ないようです。
そこで今回は自分のゴルフにとって、本当に必要なゴルフクラブの数について考えていきます。
ゴルフルールに定められたクラブ数は何本まで?
ドライバーからパターまで使いたいゴルフクラブはたくさんあっても、お気に入りをすべて持っていくことはルール上できません。
ルールに設定がない場合、あなたなら何本まで持っていきたいですか?
ルール上では、キャディバッグに入れられるゴルフクラブの本数は14本までと決まっています。
14本を超えるとペナルティを科せられるか、もしくは「不使用宣言」をして、15本目以降のゴルフクラブを使用しないことを表明しないといけません。
逆に言うと不使用宣言さえすれば、持っていってもペナルティは科せられないということです。
マナー的に考えると、決して良いこととは言えませんが、プレーにとって重要なドライバーやパターが折れた時のスペアとして準備しているとしたら、それもアリかもしれませんね。
しかし18ホールのプレーで1度も使わなかったクラブがあっても不思議ではありません。
もしかすると1度もバンカーに入らず、サンドウェッジは必要ない時もあるかもしれません。
また残り距離で使用するクラブが限定されるコースレイアウトであれば、フェアウェイウッドやアイアンのうち何本かは使わないこともあるものです。
クラブは何本までかはゴルフ場のゼネラルルールで決まる?
スタートする時、ゴルフクラブを何本まで持っていけるかは、ゼネラルルールで決まっています。
ゼネラルルールとは、ルールを制定する英国のR&Aと米国のUSGAで決めた世界共通のルールのことです。
世界共通のルールだからこそ、その決まりは尊重しなければいけませんが、世界中に何万コースもある中には、共通ルールでは実情に合わない場合があります。
そのため、多くのゴルフ場では独自のルールを制定していて、スコアカードの裏面にはローカル・ルールズと表記されているはずです。
このローカルルールは、ゼネラルルールに優先するので、つまりローカルルールのほうが正しいと言うことになります。
その中には、「サブグリーン上でショットをしてはいけない」「ハザードに入ったら前進4打(プレーイング4)」のようなルールが設定されていますが、実はクラブの本数を規定しているコースもあります。
ゴルフクラブが何本までかはゴルフ場が決める?
一般的な18ホールのゴルフ場では、ゴルフクラブの所持本数に何本までと規制はしていないはずです。
そのため規制していなければゼネラルルールに従って、14本まで持ち込むことができます。
しかしショートホールコースの場合、7本または9本までと、ゴルフクラブの本数に制限をかけています。
いわゆるショートホールコースと呼ばれる、距離の短いゴルフコースでは、ドライバーなど相応の飛距離が想定されるクラブの使用を禁止しています。
これは想定外の飛びすぎによる打球事故を防止するためと、燐のホールに打ち込まないようコントロールの難しいクラブの使用を抑制しているからです。
基本的にはアイアンのみを使用し、ゴルフ場に用意されているキャディバッグに入れ替えて担いでラウンドします。
この時コースのレイアウトを知らないと、不要なクラブを選んだり、わずか9本でも持ちすぎてしまうことがあります。
必要本数を考えると7本もあれば、十分に楽しいラウンドができることを分かるようになります。
何本までゴルフクラブを持てるかは重量で決まる
ゴルフ界も時代の変化と共に斬新的な改革に取り組んできましたが、収益に関する部分では未だに不完全なところもあります。
いまでも重量制限を設けているコースがあって、キャディバックの重量を計測してプレー費に加算してます。
昔のキャディは、現在のトーナメントキャディと同様に肩にキャディバッグを担いでいました。
重いキャディバッグに加算するのは、ある意味当然のことだったわけですが、現在のゴルフ場でキャディがバッグを肩で担ぐところはないはずです。
それでも重量を測って加算するのであれば、使わないクラブは持っていかないほうが良いかもしれません。
往時にスリム型のキャディバックの時に、重量規定が設けられているので、普通に14本入れただけで重量オーバーになってしまう可能性があります。
フェウェイウッドやユーティリティなどは、兼用できるものはどちらか1本を外したり、飾りのようなロングアイアンを外したりして、何本までと言わず減量しておくと良いと言えます。
レイアウトによってゴルフクラブが何本まで決まる
実際のラウンドでは、何本のゴルフクラブが必要なのでしょうか?
旅行を兼ねた海外のゴルフパックの時は、フルセットの14本も入れないで減量していくのが一般的です。
もちろん何本までと頭を回さず14本以上持っていって、現地でコースに合わせてセレクトすることもできますが、そこまでの準備は必要ないゴルファーが圧倒的でしょう。
18ホールの一般的なコースであれば、ドライバー、アプローチ、サンドウェッジ、パターの4本が必須で、あとは自由に選ぶことができます。
基本的にフェアウェイウッドが使えるのはロングホールの4回と、ショートホールで1回程度です。
ただしロングホールで3オンを狙うのであれば、あえてフェアウェイウッドは必要ないので、排除してユーティリティ1本で十分かもしれません。
そんなユーティリティがあればロングアイアンも必要なくなり、ミドルアイアンとショートアイアンは、昔に戻って奇数番手だけ入れると、最初の4本にユーティリティの1本、奇数アイアンの3本で8本ということになります。
何本までゴルフクラブを使用するかはゴルファーが決める
現行のゴルフの中では究極の8本を選択することができれば、ひょっとすると今よりもゴルフが上手になるかもしれません。
ゴルフ愛好者の中に、ピッチングウェッジだけでラウンドしたと言った、限定した1本でのラウンドの結果が通常のスコアよりも良かったと、語っているのを聞いたことありませんか。
さすがにこれは極端な例ですが、1本のゴルフクラブを使い続けたほうがミスショットの可能性はなくなり、距離を打ち分ける技術も身につけることができて、スコアメイクすることは可能なはずです。
そう考えると、数多くのゴルフクラブをバッグに入れて持ち歩くよりも、得意なクラブを数本持ったほうが確実性は高くなるのかもしれません。
自分の技量に合わせて何本までクラブを入れるか、またどんなクラブを選択するか、その内容は変わるのは当然です。
しかし制限一杯の14本のゴルフクラブは、普通のアマチュアゴルファーにとって必要はないのかもしれません。
何本までゴルフクラブを使うかはゴルファーの技量次第
ゴルフクラブを何本まで持てるか、その上限はゼネラルルールやローカルルールで定めています。
しかし下限についての定めがないので、多くのゴルファーは得意ではないクラブを入れて持ち歩いています。
本当に自身のあるクラブを入れて、足りなければ徐々に増やしていくほうが良いスコアを出すことができるかもしれません。