ゴルフを始めてしばらく経っても、120レベルから脱却できていなければ、楽しいはずのゴルフもつまらなくなるものです。
しかし今のプレースタイルをすべて捨てることができれば、簡単に120打を切ることができます。
そこでスコアアップするプレーの仕方と、技量に合った道具について紹介します。
ゴルフのスコアを1打ずつ減らせば120レベルから脱却
同伴プレーヤーのゴルフの腕前を知るのは、以前ならハンディキャップを聞いたものです。
しかし今はメンバーでなくても予約が取れ、自由にプレーができる環境が整ってきたので、敢えてハンディキャップを取得しないゴルファーが増えてきているので、ストレートに何打くらいで回るかを聞くことが多くなってきています。
仮に「120打くらいです」と言われたら、謙遜しているのかそれともジョークなのかを探るために相手をみるのではないでしょうか。
誰もが通ってきた120レベルの時代はあるものです。
ゴルファーたるもの、他人のスコアを卑下したり、軽んじてはいけません。
すぐに上達して、いまの貴方よりもうまくなるかもしれないのですから、共にプレーを楽しむことが必要です。
では120レベルのゴルファーは、どのくらいで上達するのでしょう。
1ホールあたり約7打を費やすと126打ですから、6打から7打のスコアでプレーをしている計算です。
単純計算、126打から各ホール1打ずつ少なくなると108打、2打減れば90打でラウンドすることができます。
パー4を制して120レベルのゴルフとさようなら!
120レベルの腕前の人が、一気に72打でラウンドできないことは誰もが知っています。
しかし各ホール1打ずつ減らすくらいなら、空振りさえしなければ誰でもすぐに達成できるはずです。
一般的に120レベルのゴルファーは、ティーショットが荒れてスコアを崩すか、グリーン周りやパッティングで多く叩くかのどちらかです。
もしもティーショットが荒れているのであれば、ドライバーの使用はしばらく中止してみてください。
110打を切るまでドライバーは持たずに、ティーショットはミドルアイアンの5番を使います。
もしも5番アイアンに不安があれば、6番でも7番でも構いません。
とにかくフェアウェイをキープできるゴルフクラブを選択し、仮に曲がってもフェアウェイを少し外れたラフの端程度になるようにします。
コースの距離にもよりますが、2打目も同じゴルフクラブを使ってグリーンに近づけましょう。
無理にグリーンオンを考える必要はなく、パー4では3オンで十分です。
運良くワンパット圏内ならパー、外れてもボギーですから5打で済みます。
仮に3パットでも6打なので、1打はマイナスになるはずです。
ゴルフのレベルが120でもロングホールは攻める!
全部で10ホールあるパー4を、悪くてもダブルボギーで上がれたら、次はロングホールの攻略です。
こちらもティーショットは、ミドルホールと同じ5番アイアンを使います。
5番アイアンの飛距離はプレーヤーによって違いますが、ここではランを含めて180ヤードで設定します。
1打目が180ヤード飛び、2打目で360ヤードまで、3打目で540ヤードですから、もしかすると3打目は少し短い飛距離のクラブを選択しないとダメかもしれません。
基本はパーオンの3打ですが、120レベルですから4打でオンということも考えられます。
ここで、2パットで決めれば6打で上がることができるので、マイナス1打でロングホールを回ることができます。
このロングホールのスコアメイクで大事なことは、1打目でフェアウェイを外さないことです。
ラフに入ると芝の抵抗で飛距離や方向性が狂って、もっとも重要な3打目でグリーンを狙えません。
またグリーンの形状やガードバンカーでダイレクトに狙うのが難しいようなら、手前で刻んでピンに寄せれば、ゴルフのスコアが乱れることはないはずです。
パー3の目標をクリアできれば120レベルのゴルフは卒業
パー4とパー5を6打で収めることができたので、あとはパー3を6打でプレーできれば120打どころか、110打を切るゴルフができるようになります。
ショートホールの基準は、ワンオンでツーパットですが、ここは確実性の高い攻め方をします。
ガードバンカーだけは確実に避けて、グリーン手前にティーショットを運びます。
パターで打って転がしてもグリーンに乗せられる位置に向かって、ティーショットを打つのです。
決してバンカーに入れたり、バンカー越えにならないように、安全な場所を狙って打つことです。
なおティーショットを落とす場所は、グリーンのそばである必要はありません。
前方に障害がなければ、大叩きをすることはなく、特にショートホールのバンカーは難易度を高くしているので、不安があるようなら絶対に届かないクラブを選ぶようにしましょう。
2打目は、前方のライが良ければパターでアプローチ、もしもラフに入っていれば、9番アイアンでパターと同じようにパッティングします。
この2打目が乗らなくても、3打目では確実のグリーンオンするはずです。
あとは2パット、外したとしても3パットで決めれば6打以内で収めることができ、トータルで120レベルは卒業となります。
120レベルだからこそ気をつけたいゴルフマネジメント
大叩きのリスクを取り除けば、120レベルのスコアからは脱却できます。
しかし安全策をとったはずの5番アイアンのティーショットがチョロだった時、そのダメージはスコア以上に大きなものになっているはずです。
同伴プレーヤーはリスク回避のために、アイアンを使ったティーショットをしていることを知っています。
ティーグラウンドを下りてすぐのところから第2打を打つことになったら、必然的に力が入ってしまい、大叩きのパターンにはまってしまうものです。
フェアウェイまで届いていないとしたら、踏まれ続けているライはゴルフ場の芝として最悪の状態です。
そのためピッチングなどの出しやすいクラブを選択して、確実に100ヤード前進するか、もしくは5番アイアンを短く握って、ハーフショットで方向性を確保しましょう。
ここで1打や2打増えても、計算上は110打をまだまだ切れるからです。
同じことは池やOBなどのペナルティに対しても言えることです。
トラブルがあった時は挽回しようとせずに、敢えて短くて確実なショットに徹することです。
この平常心が備われば、110打切りどころか100打切りもすぐにやってくるはずです。
ゴルフクラブを変えて120レベルから脱出しよう!
120レベルはすぐにでも切ることができますが、ゴルフの醍醐味はやはり豪快なショットにあるので、5番アイアンのティーショットをしているとストレスを感じるはずです。
曲がる、飛ばない、テンプラ、チョロ、こんな症状がでていて、ドライバーを振ることができない場合は、そのドライバーを変えることを考えてみてはいかがでしょう。
簡単に打てて曲がらないドライバーと言うのが見つかるかもしれません。
ゴルフショップに行くと、コロンとしたヘッドと平べったいヘッドがあるのですが、この平べったいヘッドを選び、しかも奥行きの長いタイプを購入しましょう。
もちろんシャフトは短め、ロフト角はなるべく大きなシャローヘッドを選ぶと、ボールに当たれば真っ直ぐ飛んでいきます。
その代わり、上手になってドローやフェードを打ちたいと思っても、ストレートボールしか打てませんが、当面はこの1本で確実に200ヤード以上の飛距離は稼げるはずです。
何よりも、ティーグラウンドでドライバーを使ってティーショットができるのです。
自分のレベルに合った道具選びも、スコアアップの助けになるでしょう。
120レベルのゴルフはすぐに卒業できる!
ゴルフが120打レベルであっても、少しの努力と他人の目を無視する勇気があれば、すぐに110打を切ることができるとお話しました。
まして技量に見合った道具を揃えることができたら、プレーの内容も満足しながら、目標のスコアをクリアすることができるはずです。