いつ訪れるか不安な雨の日のゴルフでおすすめのレインウェア

最終更新日:2018/07/12

雨の日のゴルフは、普段よりも重ね着するため身体の動きが悪くなります。

しかしレインウェアを着ても完全に雨を防ぐことはできません。

また内部の蒸れが気になり、プレーに集中できない場合もあります。

そこでレインウェアの上手な使い方と、おすすめのウエアを紹介します。

雨の日のゴルフでレインウェアは本当に必要か?

雨の日のゴルフの必需品といえばレインウェアです。

暑い夏季シーズンであれば、濡れを覚悟でレインウェアを着ずに、ゴルフウェアのままでプレーをしたほうが爽やかなこともあります。

しかしそんな時季はほんのわずかで、強い風が吹きつける時や雨の量が多い時は、やはりレインウェアを用意しておくと安心できます。

夏季シーズンでは、水を通さないナイロン素材のレインウェアを着ていると、内部が蒸れて暑くて大変な思いをするでしょう。

なるべく撥水性よりも通気性の良いものを選び、レインウェアの内側にも肌にくっつかない素材のついたものを着るようにしましょう。

雨の量にもよりますが、ラウンド中に汗をかくほどの気温であれば、無理にレインウェアを着る必要はありません。

通常のゴルフに比べて、雨の日は動き難くなっています。

レインウェアを重ね着すれば、スイングにも使用が出る場合があるので、「着ない」選択もありだと言えます。

レインウェアを着用するのは、濡れることで身体のコンディションが不調になることを防ぐのが目的です。

夏季シーズンの雨は、ウェアが濡れても体が冷えてしまう影響は少ないはずなので、動きやすい通常のゴルフウェアでも構わないのではないでしょうか。

夏の雨のゴルフでは通気性重視のレインウェアを選択しよう!

暑い夏季シーズとは違い、春季・秋季・冬季のシーズンでは、雨から身体を防御するためのレインウェアは必需品です。

基本的は、長時間にわたって雨水の滲み込んだゴルフウェアを着続けていると、身体が冷えて体温が低下してきます。

運動中に寒さを感じると、筋肉が硬直してスイングが中途半端になってします可能性があるでしょう。

また日常生活では気にしていなかった、身体の不調が現れる場合もあるので、なるべく濡れない努力はしたいものです。

ただし、どんなに高級なレインウェアを着ても、雨は内部に浸入してきます。

襟ぐりや袖など開口部からの浸入や、防水していても内部まで滲みてくることもあります。

特にゴルフ用のレインウェアの場合は、通気性を重んじているので、襟や袖などから外気と内気を入れ替える役目もしていて、そこから雨水が浸入することになります。

気温が低い時こそ、内部のゴルフウェアやインナーウェアなども工夫して、濡れても体温低下を防げるものを選ぶようにしましょう。

秋冬の雨のゴルフは薄着でレインウェアを着用しよう

濡れると寒く感じる時期は雨からの濡れだけでなく、レインウェアの通気性の悪さから、発汗によるゴルフウェアの濡れを防止しなくてはいけません。

特に冬季になるとレインウェアの下には、ハイネック系のゴルフウェアやインナーウェアを着ることが多く、しかもセーターなどを着るのであれば注意が必要です。

レインウェアはピンからキリまでありますが、「ゴルフ用」と表示されえていれば大体はウインドブレーカーも兼ねているはずです。

着てからしばらくすると、自分の体温でレインウェアの中は温かくなってきます。

外気温にもよりますが、インナーの上にゴルフウェアを着て、さらにセーターを重ね着してレインウェアを着ると、思っている以上に温かくなるかもしれません。

もし運動しない状態で丁度良いと感じたのであれば、熱気が篭りやすいレインウェアを着用すると汗をかいて濡れてしまうかもしれません。

そんな場合は、ティーグラウンド横でレインウェアの内のセーターを脱いでからスタートすると、丁度良いのではないでしょうか。

ゴルフのプレー中にレインウェアの中に雨が入らない方法

レインウェアの中が雨で濡れるのは、襟と袖の2箇所の開口部からの浸入です。

まず襟部分は首元にタオルを巻くと、雨水を防ぐことができます。

ただし通気性を遮断するので、内部の蒸れは一層強く感じるはずです。

そのため首元のタオルを外して、小まめに顔や手の濡れも拭き取りながら、通気口を確保するようにしましょう。

それから袖口からの雨は、長袖の時はあまり気にならないでしょう。

雨が入ってくるのは、レインウェアを半袖にしている時です。

ゴルフ用のレインウェアの多くは、袖を脱着できるようになっています。

肩と肘の中間に袖口があると、テークバックやフィニッシュの時に、袖口が上を向くので、普通にゴルフのスイングをしていれば必ず入ってきます。

袖を外すのは、少しでも内部の蒸れを防ぐためと、スイングをする時のレインウェアのへばり付きをなくすためです。

多少の濡れは仕方ないと思って、このままの状態で使用するか、スイングの時だけアームバンドや髪留めのシュシュなどで留めて雨水の浸入を防ぐかを選ぶしかありません。

雨のゴルフで気になるレインウェアの邪魔さ加減!

雨から身体を守るレインウェアですが、インナー、ゴルフシャツ、セーター、レインウェアと重ね着すると、さすがに身体が回らないと感じるはずです。

しかもレインウェアを着るとスイングがしにくいだけでなく、前傾をかけると前が膨らむため、パッティングでグリップを動かす時に邪魔になることがあります。

多くのプロゴルファーも、レインウェアを着てプレーしていても、パッティングだけはレインウェアを脱いでいる場面を良く見かけるものです。

ただし、プロゴルファーは賞金がかかっていますから、1回ずつレインウェアを脱ぐ場面があっても良いと思いますが、アマチュアゴルファーにはおすすめできません。

脱いでからそのレインウェアを持ってくれる専属キャディがいないこと、パッティングに入る直前に脱ぐのであれば、プレーの遅延も考えられます。

そのため膨らみが気になる人はレインウェアを選ぶ際に、ウエストにゴムが入ったタイプを選ぶか、ウエスト部分を絞り込んだデザインのものを選ぶようにしましょう。

すでにレインウェアを持っている場合は、ワイシャツの袖を引っ張るシャツガーターを利用すると、ウエスト部分を締めることができます。

雨の日のゴルフプレーに徹するためのレインウェアとは?

雨の対策のために気がそがれるのが嫌だと、レインウェアを着ない人もいます。

正確には上下のうちで下のパンツだけを穿(は)いて上は着ません。

もし濡れを覚悟するのであれば、逆に雨水を通さないカシミヤセーターやベストなどを着ると良いかもしれません。

ただ4時間から5時間を雨の中で過ごしたら、さすがに内側のゴルフシャツがビショ濡れです。

プロゴルファーと同じように1回ずつレインウェアを脱いでも、プレーの遅延やレインウェアの受け渡しの心配のないものがあります。

基本は完全防備ではないので、移動中の雨を軽減するのが目的です。

そんな目的で使える街中で女性に大人気のポンチョですが、ゴルフ用に使っているプロゴルファーもいます。

膝くらいまで覆う長いサイズから、肩を覆う程度の短いサイズまであり、自分の好みで選ぶことができます。

首元のマジックテープで留めているだけなので、「バリッ!」と一瞬で剥がすことができ、プレーに邪魔にならない芝の上に置いてアドレスに入れば良いでしょう。

ショットが終われば、多少内側が濡れていても気にせずに身体を覆うだけです。

こういったことから、蒸れの心配もなくスイングに支障もないポンチョが、雨のゴルフにおすすめのレインウェアだと言えるのではないでしょうか。

雨のゴルフのレインウェアはポンチョがおすすめ

雨の日のゴルフを快適にするのがレインウェアの役目ですが、プレーの観点から見ると煩わしいと感じている人が多いようです。

レインウェアを着用していても濡れますし、内部の蒸れも考えると、簡単に脱着ができてしかもプレーに集中できるポンチョのようなものが良いかもしれません。