ゴルフ場の受付で渡してくれるスコアカードホルダーですが、あれはスコアカードのカバーとして貸してくれているのでしょうか。
もしかしたら精算やロッカーのキーホルダーとして必要なだけとも考えられます。
そこでスコアカードホルダー本来の役目と、自前で用意するスコアカードホルダーについて考えていきます。
スコアカードホルダーはゴルフ場で用意しているので必要なし?
ゴルフの小物アイテムの中で、スコアカードホルダーは必要でしょうか?
一般的には受付を済ませると、ロッカーキーのついたスコアカードホルダーを渡されるのが普通です。
そのカードホルダーを開くと、スコアカードが挿入されているので、スタート室でペグシル(鉛筆)だけ貰っていけばOKです。
ペグシルも最初からつけていてくれることもあるでしょう。
このスコアカードホルダーにはナンバーが割り当てられていて、ロッカー番号と自分のサイン番号が併用されています。
レストランやショップでサインを求められた時、「一緒に番号もお願いします」と言われた時は、このスコアカードホルダーの番号を記入します。
また精算時には、スコアカードホルダーを返却しただけで精算を行ってくれます。
ただし、遅いスタートで「入浴前に精算をお願いします」と言われた時は、スコアカードホルダーを提示して精算し、ロッカーキーとしてさらに借りて、退場時に返却します。
ここで注意したいのは善意で先精算したのに、うっかりロッカーキー(スコアカードホルダー)を持ち帰ると、使用できなかった期間の損金を請求されたり、新しいロッカーキーとスコアカードホルダー代を請求される場合があることです。
ゴルフ用のスコアカードホルダーが必要であれば自前で用意
一般的には、ゴルフ場がスコアカードホルダーを用意しています。
このスコアカードホルダーは、スコアカードのカバーケースとしての役割と言うよりも、精算のための割り当て番号兼ロッカーキーホルダーにしていると言えます。
ですから、単にスコアカードを記入する時の台紙的な役割であれば、自分で用意する必要はありません。
しかしゴルフ場の中には、貸しロッカーの使用を選択できる場合もあります。
例えばセルフコースでは、車の中で着替えを終わらせて、ゴルフウェアのみで受付をして、そのままコースに出て行けるスタイルがあります。
このようなスタイルのコースは、前精算をしているので番号割り当てはありません。
またロッカーも貸し出していないことから、スコアカードホルダーを用意していないことがあるのです。
つまりサービスとしてのスコアカードホルダーがないわけで、必要があれば自前のスコアカードホルダーを用意しなければなりません。
しかしそうなった時、実際にスコアカードホルダーは必要なのでしょうか?
スコアカードホルダーはゴルフ上達に役立つので必要?
ここでスコアカードホルダーの役目を確認してみましょう。
昔のスコアカードは単なる厚めの紙に印字されていたので、雨で濡れると書きにくく、破ける場合もありました。
当時の紙質だと、スコアカードをお尻のポケットに入れておくだけで、汗を吸い取りふやけてしまうこともあったのです。
そのためスコアカードホルダーでスコアカードをカバーしていないと、18ホールを終えて清書が必要なことも良くあったわけです。
ところが現在のスコアカードは、水に強い撥水加工がされているので、多少の雨でも文字を書くこともできますし、破れる心配もありません。
中には3つ折タイプで、記入面が守られているものもあります。
ただスコアカードホルダーがあれば、文字を書き入れる時の台紙としての役目はあるはずです。
通常スコアカードには、打数とパター数を書く欄はありますが、それ以外の情報も加筆するゴルファーにとってスコアカードホルダーは便利なグッズです。
ゴルフが上手くなりたいと願うゴルファーは、OBや池のトラブルやホールの注意事項などを書き入れて、次回のラウンドで役立てています。
ゴルフ用鉛筆の芯を守るだけでスコアカードホルダーは必要?
スコアカードに細かな文字を書くのであれば、スコアカードホルダーは便利なゴルフグッズです。
またスコアカードホルダーに鉛筆を挟めば、芯が折れないというメリットもあります。
ゴルフ場で無料配布している鉛筆は、商品名のペグシルと呼ぶのが一般的です。
ペグシルの芯は、パッティングなどでしゃがむと、お尻のポケットに入っているスコアカードは曲がり折れる可能性があります。
折れないまでもスコアカードに芯が押し付けられて、鉛筆で書かれた点や腺がついてしまいます。
晴れのゴルフであれば問題ありませんが、雨天のゴルフだと穴が開くことだって考えられるでしょう。
さらに、最近は乗用カートを使ったプレースタイルも多くなり、シートに腰掛けた時点で「ボキ!」といくことは想像できるのではないでしょうか。
それがペグシルごとスコアカードホルダーに挟んでおけば、極端な曲がりはなくなるので、芯が折れて書けなくなる心配はありません。
ただペグシルの芯を守るだけで、本当にスコアカードホルダーが必要なのかとも考えられます。
皆さんの意見はどうでしょうか?
改めてゴルフのスコアカードホルダーの必要性を考えてみよう
スコアカードホルダーをゴルフグッズと考えた時、ゴルファーにとって必要であるか否かとは違う次元で考える必要があるかもしれません。
グリーン上で使うボールマーカーは、ゴルフ場で無料配布していることが多いです。
そのため敢えて自前のマークを用意しなくても、無料のものを使えば用を足すことはできます。
しかし多くのゴルファーは、自分らしさやお洒落感を楽しむために、クリップタイプのマークを帽子のツバに挟んだり、珍しいコインを使ったりしています。
またスコアカードホルダーも、いわゆる有名ブランド品やかわいいキャラクターものまで、幅広く市販されています。
機能を重視することも大切ですが、ゴルファーとしての遊び心で自前のスコアカードホルダーを持っていても不思議ではありません。
ウッドカバーと同種にしたり、キャディバッグと同じブランドにしたり、またお気に入りのファッションブランドのものを使用したりと、選択肢はたくさんあります。
こうしたお洒落感覚であれば、スコアカードホルダーの必要性はアリと納得できるゴルファーも多いのではないでしょうか。
ゴルフで必要なスコアカードホルダーとは消耗品!
自前のスコアカードホルダーの中で、人気のアイテムに本革タイプがあります。
いまではハンドメイドオーダーができて、世界に1つだけのマイホルダーとして魅力的なゴルフグッズのようです。
使用する革の素材によっては、使用感で深みが出くるものもあり、愛着が湧くとも言われています。
もちろんオーダータイプなので、希望のサイズや他の機能も付随できるので使い勝手も良さそうです。
ただし本革は雨に弱いのが弱点です。
スコアカードホルダーとしてもっとも必要とする、雨の日のゴルフで使えないようでは、ファッション重視と言えども、役目を果たしているとは考えられません。
ゴルフ用品として最低基準は、コースでの使用に耐えられることです。
あまり高価なものや希少価値の高いものをグッズにすると、使用範囲が狭くなって、そのスコアカードホルダーのスペアも必要になってきます。
もちろん特注品であっても、雨の日で使えるようなら問題はありませんが、消耗品と割り切れるものを使ったほうが良いかもしれませんね。
ゴルフの楽しみとしてスコアカードホルダーは必要
現在のスコアカードは機能性としてのスコアカードホルダーが必要なわけではなく、精算番号やロッカーのキーホルダーとしてゴルフ場が無料で貸し出しているのが現実でしょう。
そのスコアカードホルダーを敢えて自前のもので使うのは、ゴルファーとしての楽しみの1つと考えたほうが良いのではないでしょうか。