初心者ゴルファーの多くは、プレーすることに必死になり打数が分からなくなることがあります。
ただ打数をカウントすれば良いだけなのに、OBや池に入ってしまうと焦ってしまいホールアウトしてから打数を思い起こしてカウントすることもあります。
そんな初心者ゴルファーのために、基本的な打数のカウントの仕方やルール上の罰則での打数の足し方などをお話します。
初心者ゴルファーは打数を声に出してカウントしよう
初心者ゴルファーはスコアは気にせずプレーに集中しようと言う人がいます。
しかし打数をカウントせずにプレーしていると、自然とカウントしない癖がついてしまうものです。
そのため長くゴルフを続けるためにも、数えるのが大変なくらい打数があっても、必ず打数は数えるようにしましょう。
ある程度スコアがまとまるくらいのレベルになると、打数をカウントするのは問題ありませんが、トラブルが続いたりするとホールアウト後に何打なのか分からなくなってしまいます。
そんな初心者ゴルファーにオススメの方法は、打つ前に何打目なのかを声にすることです。
ショットする前に「〇打目打ちます!」と言ってからショットするようにしてください。
これは別に誰かに知らせるためではないので、誰も聞いていなくても気にしないでください。
勉強でも良く言いますが、声に出すことが記憶の手助けになります。
小さい声でも構わないので、慣れるまではショットの前に何打目なのかを声に出すようにしましょう。
トラブルになりどんなに焦っても、この習慣を忘れないようにすればカウントすることに少しずつ慣れてきます。
打数は分けてカウントすると良い
初心者ゴルファーも声に出して打数をカウントすることに慣れてきたら、次のステップへいきます。
それは打数を分けてカウントする方法です。
グリーンに乗せるまでの打数と、グリーンに乗せてからの打数を分けてカウントするのです。
分かりやすく言うと、パター以外のクラブの打数とパターの打数に分けてカウントします。
「ティーショット1打→セカンドショット以降グリーンに乗せるまでの打数→グリーン上でのパットの打数」です。
「グリーンに乗るまで何打打ったか」、そして「グリーンに乗ってからパット数は何打だったか」のトータル何打でプレーしたとカウントすると、とても数えやすいです。
これをゴルフ用語で言うと〇オン〇パットと言います。
まだまだスコアをまとめられない初心者ゴルファーの場合、グリーンに乗せるまで10打かかるなど良くあるので、打数を分けてカウントしても分からなくなる時もあります。
そのため慣れるまでは、前述したように声に出しながら分けてカウントする方法と取っても良いでしょう。
慣れてきたらゴルフ用語を覚えよう!
打数をカウントするのに慣れてきたら、次はゴルフ用語を覚えましょう。
ゴルフ用語を使ってスコアを考えると更に覚えやすくなります。
まずは基本的なスコアに関するゴルフ用語から紹介します。
ゴルフでは「パー」と言う考え方が基本となります。
ゴルフ場でもらうスコアカードには「パー72」と表示されています。
これはコースの規定打数が72打になることを意味しています。
またホールごとの規定打数も決められており、パー3、パー4、パー5とあります。
打数をカウントすることに慣れてきたら、パーを前提としたスコアを数えるようにしましょう。
パー5のホールを5打でホールアウトしたら、そのホールのスコアはパーとなります。
また「パーオン」と言うゴルフ用語も覚えておきましょう。
パー4で2打でグリーンに乗せられたらパーオンできたことになります。
パットを2打と想定しているので、パーオンできればパーを取る確率が高くなると言うことです。
パーを基準に打数をマイナスしたり、プラスしたりして考えるようになったら、初心者ゴルファーは卒業です。
打数がパーに近ければスコアに名前がある
1ホールでパーの打数の倍までの場合は、ゴルフ用語での呼び方があります。
パーよりも1打多い時は「ボギー」、2打多い時は「ダブルボギー」、3打多い時は「トリプルボギー」、パーの倍打った時は「ダブルパー」と呼びます。
一般的にこれ以上の打数に呼び名はなく、ただカウントするのみとなります。
またパーより少ない打数の時にも呼び方があります。
パーよりも1打少ない時は「バーディー」、2打少ない時は「イーグル」、3打少ない時は「アルバトロス」と呼びます。
実はこれらはすべて鳥の名前が付けられています。
バーディーは小鳥、イーグルは鷲、アルバトロスはアホウドリです。
パーよりも少ない打数になることは初心者ゴルファーにとっては難しいことかもしれませんが、知っておけば同伴競技者が獲った時に「ナイスバーディー!」「ナイスイーグル!」と声を掛けることができます。
初心者ゴルファーの人は、何よりもまずこの呼び名のある打数でホールアウトできるようにがんばりましょう。
ゴルフルールでのペナルティのカウントの仕方
ゴルフではゴルフルールに違反するとペナルティか科せられます。
アマチュアゴルファーで良く使うペナルティは、OBやウォーターハザード、ロストボールの3パターンでしょう。
この際には罰則での打数を加えてカウントしなければなりません。
OBやロストボール、ウォーターハザードに入った場合、すべて1罰打が科せられます。
罰打を払って初めの球を最後にプレーしたところのできるだけ近くでプレーすることができます。
ここで覚えておいて欲しいのは、OBやロストボールになった球を打った事実は消えないと言うことです。
そこで問題です。
ティーショットはフェアウェイへ、セカンドショットがOB、打ち直したショットもOB、もう一度打ち直したボールはグリーンに乗せて、2パットでホールアウトしました。
さてこの際の打数は合計何打になるでしょう。
答えを計算してみましょう。
2打目がOBなので1罰打を科せられ、次が4打目のショットになります。
そして4打目もOBだったのでここで更に1罰打か科せられ、次が6打目のショットとなります。
6打目でグリーンに乗せて2パットなので合計8打となります。
このようにペナルティが科せられるとカウントが複雑になるので気をつけましょう。
ゴルフショップでカウンターを購入
まだまだスコアをまとめられない初心者ゴルファーは、1ホールで10打以上叩くことも少なくありません。
しかもショットは右へ左へ行くものですし、同伴競技者や後続組に迷惑を掛けないため走り回って「打数をカウントするどころではない!」と言う人もいるでしょう。
そんな人はゴルフショップでスコアカウンターを購入して使ってみるのも良いでしょう。
多くの初心者が初ラウンドやしばらくの間使っています。
スコアカウンターとは、1打打つ毎にボタンを押して数字を増やしていくものです。
あまりにも焦り過ぎて「ボタンを押し忘れた!」なんてことがない限り、ホールアウト後に確認するだけで何打でプレーしたかが分かります。
最初はボタンを押すのを忘れてしまいがちですが、慣れてくると無意識にボタンを押すようになるでしょう。
ボタンを押すタイミングは心を一番落ち着けるショット前がオススメです。
ショット後ですと、クラブを取りに行ったり、次のボールのところへ走っていくことに必死でついつい忘れがちになってしまいます。
慣れるまではカウンターを使用するのも一つので手です。
混乱しないようにカウントすることが大事
初心者ゴルファーはティーグラウンドに立つだけでも緊張してしまう感じでしょう。
そんな中自分の打数をカウントしなければなりません。
慣れてしまえば打数をカウントすることなんて何ともないことなのですが、初心者ゴルファーにとっては大変です。
1つずつステップを踏んで、区切りをつけてカウントすれば混乱せずにカウントできるようになるでしょう。