予約サイトなどで良く目にするゴルフ用語の「2サム」とは

最終更新日:2018/06/26

ゴルフ用語は数え切れないくらいたくさんあります。

技術的なことに関わるゴルフ用語はレッスン番組やゴルフ雑誌等に良く出てきますし、ゴルフをする上で頻出するので自然に覚えたり、必要だからと必死に覚えたりするでしょう。

しかし「2サム」のような技術的なこととは全く関係のない言葉は、なかなか覚える機会がありません。

そのようなゴルフ用語について今回はお話していきましょう。

ゴルフ予約サイト等で目にするゴルフ用語「2サム保証」とは

ゴルフ予約サイト等でゴルフ用語「2サム」を目にする時は2パターンあるでしょう。

それは「2サム保証」と「2サム割増」です。

まずは「2サム保証」から説明します。

ゴルフラウンドの基本は4人1組で回るプレースタイルです。

実際ゴルフカートもキャディーさんを含めて5人乗りの物が一般的です。

ですから通常1人や2人で来たら、同じ少人数のグループと混合チームを構成してラウンドしなければなりません。

しかし2サム保証と表示されている場合は、1組2人でプレーすることをゴルフ場が保証しますと言うことです。

実際のところ、未だに2サム保証をしていないゴルフ場は多々あります。

しかしお客様にメンバーが揃わないからラウンドを諦められるよりも、2サム保証にしてでも来場してもらう方がゴルフ人口が減少しつつある現在では嬉しいのです。

また最近は夫婦やカップル2人きりでのんびりラウンドしたいと言う人も増えてきています。

ゴルフ場も2サム保証にすることで、様々なプレースタイルに対応できるように変化しているのです。

ゴルフ予約サイト等で目にするゴルフ用語「2サム割増」とは

次はゴルフ用語「2サム割増」について説明します。

実はこの2サム割増は、2サム保証以上に予約の際は注意しなければなりません。

なぜならこれはゴルフ場での料金設定に関することだからです。

何事もお金に関することは知っておかないとトラブルの元になります。

2サム割増とは、「1人2人でのラウンドは保証しますが、その場合は割増料金になりますよ」と言う表示になります。

普通は1組4人でラウンドするのが基本となっているので、4サムの1人あたりのプレー料金と比較すると割増料金になるので若干高めになります。

この割増料金はゴルフ場によって変わりますが、2サムもしくは3サム(1組3人)でも割増料金が違います。

予約する際は事前にゴルフ場に確認するようにしましょう。

また2サム割増を週末限定にしている所も多いです。

2人でラウンドしたいけれど、割増料金は払いたくない人は、スケジュール的に難しいかもしれませんが、平日にラウンドすると良いでしょう。

また寒い地域では寒い時期、暑い地域では暑い時期に割増無しにするところもあります。

そもそもゴルフ用語2サムの「サム」て何?

ゴルフ用語2サムの意味は分かったのですが、この「サム」とは一体何なのでしょうか。

実は2サムと同じような意味で「2バッグ」も使います。

2バッグは簡単に想像できると思いますが、バッグが2つとそのままです。

しかし2バッグを使うのはキャディー付きのラウンドの場合です。

なぜならこれはキャディー1人が何個のバッグを担当するのかを表示しているからです。

ですから正確に言うと2サム2バッグになります。

また日本であまり使うことはないかもしれませんが、タイなど東南アジアでラウンドする際は「2サム1バッグ」を使うことがあります。

これはプレーヤー2人にキャディー2名、つまり1プレーヤーに1キャディーと言うことになります。

「サム」は英語の「some」です。

このように見ていくと、2サムが実はゴルフ用語ではなく普通の英語だと言うことに気づいたのではないでしょうか。

英語で「Twosome」は、2人組や2人で行うを意味します。

Threesomeも同じように3人組や3人で行うを意味します。

2サム以上は競技形式を表すゴルフ用語の場合も

3サムは1組3人でラウンドすることを意味する場合と、1人対2人の対戦形式のことを意味するゴルフ用語の場合もあります。

1人のチームは普通にプレーするだけですが、2人のチームは1個のボールを2人でプレーする形になります。

また4サムは、何人でラウンドをするかと言う場合に使われることはあまりなく、主に競技形式に使われます。

4人が2人ずつのチームに分かれて、それぞれのチームが1個のボールを交互に打って競う形式です。

4サムはアメリカとヨーロッパの対抗戦であるライダーカップや、大陸別対抗戦であるプレジデンツカップで採用されている競技形式です。

プレジデンツカップを見たことがある人であれば、何となくプレースタイルが理解できるでしょう。

ただ2サムは1組2人でのラウンドしか意味しません。

なぜなら2人だとプライベートであろうが、競技であろうが、必ず1対1の対戦になるのでチーム戦にはなりえないからです。

このようなところがゴルフ用語を少々複雑に感じさせてしまうところかもしれません。

練習ラウンドで使える2サムプレー

せっかくなら4人で楽しくゴルフラウンドをしたいと言う人もいるかもしれませんが、2サムでのラウンドにもそれなりのメリットがあります。

夫婦やカップルがプライベートでのんびりラウンドだけが2サムプレーのメリットではありません。

もちろん夫婦やカップルでも良いのですが、ゴルフ仲間と2サムプレーをする時に練習ラウンドとしてしまうのも良いです。

練習ラウンドですし、2人で時間も掛からないからと2~3球打ってみても良いと言うわけではありません。

それはマナー違反になるので注意してくでさい。

お互いにボールを交互にプレーするオルタネート方式での練習ラウンドです。

ここで覚えていて欲しいゴルフ用語は「オルタネート方式」です。

この方式で練習ラウンドをすることで、少しでも相手が打ちやすいところへ打ってあげるために、コントロールショットをしたり、コースマネジメントをします。

このようなラウンドスタイルの場合、初心者を連れて行くとラウンドでのボールの運び方を知るだけでなく、気持ちにも余裕を持ってプレーすることができるのでゴルフ上達に効果的です。

ゴルフ用語を覚えておくと広がるゴルフの会話

2サムのようなゴルフ用語はあまり覚えておく必要はないかなと感じるかもしれませんが、覚えておいて損のないゴルフ用語です。

ゴルファーは経験を積んでくると、知らず知らずの内に当然のようにゴルフ用語を羅列します。

初心者ゴルファーにとっては「?」がいっぱいの会話が飛び交っていて、理解するのに苦労することもあるかもしれません。

また多くのレッスン番組やゴルフ雑誌でもゴルフ用語はたくさん出てきます。

初心者向けのものであれば分かりやすく説明してくれていることもありますが、そう言ったものは内容も初心者向けになってしまうので、ある程度ゴルフが上達してくると物足りなく感じてしまいます。

また2サムのようなゴルフ用語は予約をする際に重要となってきます。

理解していないと2サム保証をしていないゴルフ場に1組2人の予定で予約をしてしまい、プレーできなかったり、他人のグループと混合にされたりと予定外のことが起きてしまいます。

座学で必死に勉強する必要はありませんが、気になるゴルフ用語は調べて頭に入れておくようにしましょう。

さっそくゴルフ場予約サイトで確認してみよう!

ゴルフ用語2サムの意味は理解できたでしょう。

今まで何も考えず見ていたゴルフ場予約サイトを改めてじっくり見てみてください。

ひょっとしたら気になるゴルフ用語が他にも見つかるかもしれません。

ゴルフを続けていれば自然と耳にする言葉が増え、知識も増えてくるでしょう。

しかしそれだけでなく自分から見つけ出すことも大切です。