ゴルフ初心者向けのスコアカードの付け方とチェックの仕方

最終更新日:2018/06/16

仲間内のゴルフであっても、スコアカードは書かなければいけません。

始めたばかりの頃は、プレーをすることに精一杯で、同伴者のスコアは空欄ばかりということが良くあるものです。

そこで今回は、スコアカードの付け方やスコアの確認の仕方などを、初心者向きの内容でお話していきます。

ゴルフのスタート前に準備するスコアカードの付け方

ゴルフ場でプレーする時、スコアカードを付けなくてはいけません。

基本的には自分のスコアなので、どんな付け方でも、あとから解読できれば問題ありませんが、そのスコアが正しいかを証明してもらう場合には、だれでも分かる付け方が必要です。

まずは通常のスコアカードの付け方を確認してみましょう。

最初に書き込むのは「日付」です。

いつプレーをしたかが分かるように月日を記入します。

もしもスコアカードに「weather(ウェザー)」があれば、天気も書き入れておくようにしましょう。

次にプレーヤーの「氏名」です。

通常は苗字だけを記入し、同姓のプレーヤーがいる時はカッコ書きで小さく名前の最初の文字を入れます。

プレーヤーの名前の順は本人を書いて、次からスタート票(組合せ票)の順で書くのが一般的です。

キャディバッグはスタート票を見て並べているので、バッグ札を確認すれば分かります。

あとは名前の下のほうに「HDCP(ハンディキャップ)」がありますので、スタート票に書かれているハンディキャップを転記します。

スコアカードの付け方で重要なゴルフ場で書く場所

日付、天気、名前、ハンディキャップを記入したらゴルフの準備はOKです。

プレーが始まり、そのホールのプレーが終われば、スコアカードを付けます。

基本的にグリーン上ではスコアカードは付けてはいけません。

「そんな馬鹿な!」と思うかもしれませんが、スコアカードはグリーン外の芝の上で書くのが正しい付け方です。

一般的には自分のパッティングが残っている時、スコアカードを出して記入することはありません。

まずは自分のパッティングに集中し、カップイン後にスコアカードを付けることになります。

ただし全員がカップインしているのに、スコアカードを記入してピンを立てないのは、後続組へのエチケット違反です。

プレーが終了したらすぐにピンを立て、グリーンから退避するのがゴルファーとしての大切なマナーです。

このような時は、次のホールに向かう道中で聞くか、ティーグラウンドの脇で確認するようにしましょう。

なぜなら他のプレーヤーもティーショットに集中したいはずなので、なるべくカップインした時のスコアコールを覚えておくようにしましょう。

ゴルフのスコアを付け漏らしたスコアカードの付け方

ゴルフのプレー中にスコアカードを付けるタイミングを逃すことがあります。

適当に書き込むのではなく空欄にしておいて、茶店やハーフ休憩などでスコア合わせをすれば問題はありません。

実際のスコアの付け方を確認します。

スコアは実数を書き入れましょう。

5打であれば数字の5を入れ、記号などは使いません。

中には丸印や四角などの記号を付けるプレーヤーもいますが、そのスコアカードでは、正式なスコアではないので承認のサインを得ることはできません。

またマイナス・プラスを使った付け方もありますが、こちらも正規の記載方法ではないので、承認することはできません。

ちなみにマイナス・プラスの付け方は、パーを基準に少ないか多いかを表していて、プロトーナメントのスコアボードやテレビ中継の表記で良く使われています。

ただしプロゴルファーは、実数でスコアカードを書いて提出しているので間違えないでください。

あのマイナス・プラスの表記は、観客や視聴者が途中経過を確認する時のためのものです。

しかも、パーを基準にしたスコアでプレーできることも条件に入るので、他のプレーヤーがその付け方をしても、実数で記載するようにしましょう。

ゴルフ競技のスコアカードの付け方で認められない書き方とは

スコアカードの数字を入れる欄には、点線や薄い線で小さなマスが区切られています。

大きな欄はティーグラウンドからカップインまでのスコアを記入しますが、小さな欄にはパター数を記入します。

パターの数はゴルフのスコア自体に関係ありませんが、スコアを検証する時に役立てるものです。

通常スコアをカウントする時は、ティーグラウンドからグリーンオンまでの打数と、パッティング数に分けるものです。

自分のスコアカードの数値と、同伴プレーヤーが言うスコアに違いがあれば、正しいスコアを示して、双方が納得しなければなりません。

疑義が生じた時に役に立つのが、そのパター数なのです。

自分のパター数は正確に書き、他の人のは分かる範囲で書くようにしておけば、やがて慣れてすべての人のスコアとパター数が書けるようになります。

またパター数以外に池やOBなどのトラブルも、そのまま文字で書くか記号などを使った付け方で分かるようにしておけば、説明がしやすくなります。

ゴルフのスコアカードの付け方と同じくらい大事な集計

18ホールのゴルフプレーが終了したら、スコアカードの集計を行います。

通常スコアカードは、ハーフ(9ホール)ごとにページが変わりますので、まずはアウト(out)とイン(in)それぞれの合計数を記入します。

次に「total(トータル)」の欄に18ホールの合計数を書きます。

スコアカードの書式によって付け方は違いますが、トータル欄の下にHDCP欄があり、そこは最初に記入しているはずです。

あとはトータルからHDCPの数を差し引いて、その下の欄の「netsoore(ネットスコア)」を算出します。

基本的にスコア誤記と言われるのは、各ホールのスコアについてなので、アウト・イン・トータルの集計したスコアが間違っていても、ルール上は許されることになっています。

ただしプレイベートコンペの場合は、ホールごとの数を再計算してチェックすることはないでしょう。

それが誤記によって成績発表の混乱を招くことに繋がるので、再計算してから提出するようにしましょう。

ゴルフ競技用のスコアカードは付け方に違いがある

ここまでのスコアカードの付け方は、受付時に渡されるカードホルダーに入っているタイプです。

これとは別に競技用のスコアカードがあります。

こちらは自分のスコアを記入するのではなく、指名されたマーカーとして同伴プレーヤーの1人分だけを書きます。

スコアカードが渡された時点で、日付や名前、またHDCPなどは記載されていますので、あとはゴルフ場のコースレートを丸で囲むか、自分で書き入れるようにします。

基本的にスコアは自分でカウントし、自分で確認した数値を書き入れていきます。

プレーヤーには、確認としてスコアを聞くことはっても、訂正するのはすべてのホールが終わってからです。

ゴルフ場に設置されたアテストの前に、マーカーは記入したスコアカードにサインをして、プレーヤーに渡します。

プレーヤーはそのスコアカードをチェックしてからサインをして、自分で提出します。

もしもスコア内容に疑義が生じた場合は、マーカーとプレーヤーで確認しあうわけですが、そこでパター数を活用して解決することになります。

ゴルフに慣れないと競技用スコアカードの付け方は難しい

プレイベートゴルフのスコアカードの付け方と競技用のスコアカードの付け方の違いは、自分のスコアを書くのか、他のプレーヤーのスコアを書くのかです。

自分のスコアで精一杯という時は、少し慣れてからでないと、他人のスコアをチェックしながら付けることは難しいかもしれません。