社会人一年目でゴルフを始めるというのは非常識なのでしょうか?
仕事を覚えること、人間関係を築くこと、取引先や社内の信用を得ることなど、他にやらなければならないことは山積みです。
ただそんな状況だからこそ、ぜひともゴルフを始めたほうが将来の自分にとってプラスになるとも考えられます。
そこで新入社員がゴルフよって得られる貴重なものを紹介しますので、参考にしてください。
社会人一年目でゴルフを始めても大丈夫?
社会人一年目は、新入社員としての知識や同僚との人間関係、また社内慣習など覚えなければならないことが山済みです。
しかし、そんな時期だからこそゴルフを始めるとプラスになるはずです。
ゴルフは「マナーに始まりエチケットに終わる」ものなので、社内マナーはもちろんのこと、上司との適度な付き合い方や、取引先との面談などでも活用できるはずです。
またビジネスマンにとって、もっとも大切なのは体力です。
ゴルフコースを18ホール歩くと、それだけでも健康にプラスなはずですし、練習場で打ちっぱなしをすれば運動以外にも効果があります。
社会人になると、知らずにストレスが溜まり、発散する機会も少なくなります。
昔の新入社員なら、同僚と酒を飲みながら会社や上司の愚痴を言い合ってストレスを解消したものですが、今はフレックスタイムで退社時間も違うことが多く、独自にストレス発散をしなければなりません。
社会人一年生の第一歩は、会社とプライベートを分けることから始めましょう。
社会人一年目でゴルフを始める時はプレイベートを重視
社会人一年目でゴルフを始めるのであれば、会社の上司や経験のある同僚から手ほどきを受ける機会はあります。
しかし仕事とプライベートを分けるつもりなら、会社の人間関係とは違うところでゴルフを始めるべきです。
そうすればストレス解消に役立ち、趣味としての幅も広がってくるはずです。
また、ゴルフを通じて知ることができるマナーの意味は、社会の中で役に立つことでしょう。
クラブハウスやレストランに入る時はジャケットを着用する、室内に入る時は帽子を取り外出する時は着用する、オナーの意味を知り同伴競技者をリスペクトするといったことなど、社会の中でも活用できることがたくさんあるからです。
一方でゴルフを始めると、その面白さから会話の中に盛り込みたくなるものです。
例え相手の話題と違っても、ゴルフを始めたことを伝えたい欲求が湧き上がってくるものです。
まして休憩時間や通勤途中に、ゴルフの素振りの真似をするようになったら重症です。
リセットする時間を考えて、仕事中はゴルフのことは頭から消しておくほうが良いでしょう。
社会人一年目のゴルフは趣味とリフレッシュを目的にしよう
ゴルフをしていない先輩社員から、「社会人一年目でゴルフしてるの?」なんて、上から目線のイヤミを言われるのは癪にさわるものです。
同じことは取引先にも言えることで、目上や役職についている取引先担当者が、まだゴルフを始めていないのに、話題をゴルフに持っていくとマイナスしかないはずです。
例えテレビ中継などを引き合いにゴルフの話題が出ても、ビジネスのツールとして活用できるようになるのは、もう少しあとのことです。
仕事を任されて、自分の営業成績が会社の業績に寄与していると感じたころから、必要があればゴルフの話題も活用してみる良いかもしれません。
まだ会社の仕事も満足にできないのに、趣味の話題で相手の心を捉えても、成績に反映されることはないはずです。
仕事は仕事として割り切り、ゴルフは趣味として楽しむことが大切です。
社会人一年目のゴルフが仕事で活かせるのは先のこと!
仕事の内容も充実してきたら、ゴルフつながりで営業成績や社内人事にプラスになると考えることがあるかもしれません。
確かにゴルフを通じて「その人を知る」と言う、人間観察法は昔から行われてきています。
アメリカ大統領と日本国首相との外交は、まさに「ゴルフ外交」と言われていて、本音が見えると欠かさずに行っています。
他人には寛容で自分に厳しいのがゴルファーの良いところです。
プレーを通して、相手の心の広さやゴルフに対する厳しさ、ルールを厳格に守る誠実さなどを知ることができます。
ただこの域に達するのには、少なくても二桁(100打未満)でプレーできなければ、ビジネスシーンでは使えません。
また一般的に相手を知るゴルフとは、マッチプレーをした時のことです。
各々が自分のスコアを気にするストロークプレーでは、相手に対してコンシード(OK)することはありません。
1ホールずつ勝ち負けを認め、相手を称えることができるゴルファーが尊敬されるわけです。
社会人一年目のゴルファーがその域に達するには、少し時間が必要なはずです。
社会人一年目でゴルフを始める時に大切なコトとは?
社会人一年目でゴルフをする時、「仕事とプライベートは別」と割り切っていても、上司や同僚はそう思っていないかもしれません。
日本人的なジェラシーで、「まだ仕事も半人前なのに……」なんて影で言われるのは避けたいものです。
ここで気をつけたいのは日焼けです。
屋外スポーツは全般的に日焼けをしますが、ゴルフの場合には特徴的な痕が残るものです。
特に左手のグローブ痕は、他の部位の色と比べると白く見えるはずです。
ゴルフをしていない人でも、その痕を見ればゴルファーであることは分かります。
無理に隠す必要はないかもしれませんが、あえて波風を立てないためにも違和感のない日焼けをしたいものです。
そのためゴルフ場内ではショットの時以外は、グローブを外して移動するのが基本です。
両手ともに日焼けをしていれば、そんなに違和感はないはずです。
また寿司職人など手元を見せる仕事の人は両手グローブをつけています。
その理由として、真っ黒な手でお寿司を握られても、おいしいと感じないだろうとの気配りからだそうです。
そう考えると、社会人一年目であれば、上司や取引先に対して同じように両手グローブでカモフラージュする方法が良いかもしれません。
裸の王様にならないために社会人一年目からゴルフを始めよう
社会人一年目からゴルフを始めることは大賛成です。
今から半世紀前、世の中にゴルフブームが起こり、サラリーマンの多くは通勤電車を待つホームで、傘や新聞をクラブに見立てて練習するのが普通でした。
ただこの時代、「ゴルフを始めないか」と誘われるのは、早くて40歳からです。
当時ゴルファーの合い言葉は、「もっと早く始めていれば」と腕前が上がらない理由をスタート時期と考えていたようです。
そのため少しでも早く始めることができたら、素敵なゴルファーになることは間違いなしです。
あとは素敵な先輩ゴルファーを見つけて、ゴルフ独特のマナーやエチケットの手ほどきを受けるようにしましょう。
歳をとってから始めると、「食堂では帽子をとって」と言ってくれることはなくなります。
そのためマナーを身につけることなく、大声で「カンパーイ!」なんて唱和を要求しているエチケット違反の姿を見ることがあるかもしれません。
若いうちから始めていれば、叱責してくれる人がいただろうに、社会的地位が高くなって始めると「裸の王様」になってしまうかもしれません。
少しでも早く、社会人一年目のゴルフ大賛成です!
社会人一年目のゴルフだからこそマナーを知ることは大事
社会人一年目にゴルフを始めることで、上達する可能性は高まりますが、それ以上に社会人としてゴルファーとして必要なマナーやエチケットを知る機会ができます。
それは、今すぐに役に立つわけではないかもしれませんが、続けていれば将来の自分に投資していることに気がつく時がくるはずです。