社会人になってからのゴルフ初心者とは、社内では不利なのでしょうか?
最近はゴルフをしない人も増えている中、ゴルフを始めれば上司や取引先からそれなりの声がかかる可能性も高まります。
そこで今回は、社会人のゴルフ初心者のあり方についてお話します。
社会人になったからこそ初心者としてゴルフを始めよう!
社会人になったら「ゴルフを始めたほうが良いでしょうか」と、心の中で自問することがあるかもしれません。
スポーツとして考えた時、ゴルフはなるべく早くから始めたほうが有利です。
ゴルフに限らず球技全般は、小さなうちから始めると、上達度が上がると言われているからです。
ただ全員がそうかと言えば「NO」です。
誰にでも向き・不向きはありますし、なにより「好き」でなければ続けることができません。
ゴルフは多少なりともお金のかかるスポーツなので、続けるためには相応の収入が必要です。
練習やラウンドにはそれなりの料金が発生しますし、道具や服装などにも出費を覚悟しなければなりません。
逆に考えると、給与をもらえる社会人になったからこそ始められるスポーツとも言えます。
ちなみに技量の上達度は、誰でも最初は初心者なので、練習とラウンドを重ねていけば、心配しなくてもいずれ上手くなっていくものです。
社会人がゴルフ初心者になる時に必要なモノとは
社会人になってゴルフを始めようと思ったら、まずは必要なものを購入しなくてはなりません。
知人にゴルフ経験者がいても、プロ級の腕前でもなければ、これから始める初心者のあなたとゴルフの道具に対する知識に大差はありません。
それよりも量販店のゴルフショップなどの店員のほうがずっと詳しく、しかも予算内で購入できるように選んでくれるはずです。
もちろん初めての買い物ですから、即決せずに翌週買うことにして、まずは品揃えと店員さんおすすめの品を確認します。
ここで大事なことは、初心者であることを伝えることです。
基本的にゴルフクラブを選ぶ場合には、試打で感触を確かめ、データをとってさらに適合しているものを選ぶ流れです。
おそらく初心者の場合には、空振りしたり当たり損ねたりでまともにデータを取ることができず、なんとなく恥をかいた気になってしまうかもしれません。
クラブを選ぶ時は、ウッド(ドライバー)、アイアン、パターがセットされていて、キャディバッグの付いているものがお得です。
なお初心者とは言え、そう期間をおかずにラウンドするようになれば、あまり貧相なものだとすぐに買い替えることになります。
そうならないためにも年落ち(旧モデル)が理由で安くなっていて、しかも初心者用のものを選んでもらうようにすると良いでしょう。
ゴルフを始める社会人は初心者として必要なものから揃える
社会人になってから始めるゴルフ初心者の場合、自分がゴルフに行ける回数を想像できるはずです。
1か月の休みすべてをゴルフに費やすことはできません。
1ラウンドの最低料金を5000円としたら、土日で10日間あるので締めて5万円も出費することになります。
しかもボールやグローブなどの消耗品もあるので、さらなる出費を覚悟しなくてはいけません。
基本的に初心者のラウンドは「月イチ」で、あとは練習場でボールを打ちながらスイング作りをするのがおすすめです。
そうすると、グローブやソックスは最低限1足分あれば十分ですし、ボールも2スリーブ(2箱:6個)あれば十分です。
そしてほかに用意しなくてはいけないのが、ゴルフシューズ、ゴルフウェア、ゴルフキャップです。
もしも雨対策が必要であれば、レインウェアも用意します。
量販のゴルフショップの場合はポイントが付くので、無理に当日買わなくても、ポイント付与が決まってから購入すると比較的に安く済むはずです。
そこでどうしても必要なゴルフクラブ一式とゴルフシューズ、それとグローブを購入すればゴルフ練習場に通うことができます。
社会人のゴルフ初心者として身につけておくこととは
社会人になってゴルフを始める場合、何事も初めての経験なので、知ったかぶりは止めにしましょう。
「分からないことがあれば聞く」と、なぜかほとんどのゴルファーは教えたくなるものです。
中には頼まなくても勝手に近寄ってきて、アドバイスしてくれる俄かプロが湧いてくるものです。
そんな場合、最初は迷惑がらずに情報収集と思って、耳を傾けるようにしましょう。
ただし技術的なことは、あまり当てになりません。
あくまでもゴルフ練習場のマナーや使用方法、ゴルフ場の予約方法やスタート前の準備など、頭でっかちにならない程度に知っておくと、不安は解消されるはずです。
初心者の良いところは、初めてであることをアピールしなくても、周りの人が感じ取ってくれることです。
知らない人にペコペコ頭を下げなくても、親切心の塊のような人はたくさんいるものです。
ちなみに新しく購入したキャディバッグには、ネームプレートがついています。
ショップでネームを入れてくれるのであればお願いし、例え有料であっても「漢字」で名前を入れてもらうようにしましょう。
ゴルフ場でキャディバッグを積む時は、スタート票と同じ名前を探すため、漢字表記のほうがスムーズです。
社会人から始めるゴルフ初心者だからこそ上手くなる
社会人になってからゴルフを始めると、練習時間は制限されて当然です。
練習場に毎日通うとなれば相応の費用もかかり、とても長く続けていくことはできません。
初心者であるが上に「早く上達したい」と思うものですが、最初はゴルフクラブに慣れることから始めましょう。
なぜなら別にボールを打たなくても、グリップを握るだけ、アドレスの姿勢をとるだけでも上達していくものです。
ただし、その握り方やフォームが正しいことが絶対の条件です。
最初から間違って覚えると、とんでもなく回り道をすることになり、何年もゴルフを続けて「100を切りたい」なんていうことになるのは、まさに正しいゴルフを知らずに始めたからです。
どんなに親切アドバイザーが湧いてきても、ここは耳を貸さずにプロのレッスンを受けましょう。
まったくゴルフを知らないほうが、上手くなる進度は確実に早くなります。
レッスンプロの指導を受けるのであれば、変な癖がつかないように予習の必要もありません。
決められた日に練習をする、また教えてもらったことを復習するだけで、一足飛びに上達するはずです。
ゴルフ初心者のうちは社内秘が社会人として得策
社会人として、またビジネスとしてゴルフをする場合、スポーツとしてゴルフとは違ったルールやマナーがあります。
ゼネラルルールから外れる行為は、決して褒められたものではありません。
しかしビジネスツールとしてゴルフを使う場合は、事前に上司や接待経験者とラウンドして教えてもらうと良いでしょう。
接待ゴルフでは、OKパットの微妙な距離感やショットの時の褒め言葉などがあり、初心者にとっては知らないことばかりです。
またセルフの場合は、バンカー均しやクラブの受け渡し、もちろんボール探しは率先して行うことになります。
できれば、自分のゴルフで精一杯の時期から1歩進んで、他人のプレーを見ながらプレーできるようになってから、接待ゴルフのお供についたほうが無難だと言えます。
それまでは、「ボク、ゴルフ始めました!」は社内秘にしておいたほうが無難ではないでしょうか。
社会人とは言えゴルフ初心者は謙虚に振舞うこと!
社会人からゴルフを始める場合、初心者であることを宣言し、決して知ったかぶりをしないことを心がければ、自然と周囲が温かく接してくれるはずです。
一方で社内では、上達するまでゴルフを始めたことを伝えないほうが得策かもしれません。
また最近はゴルフをする会社員が少なくなっているため、休日に借り出されてしまう可能性も高まりますから、先輩社員の動向を見てからでも「ゴルフ宣言」は遅くはないかもしれません。