初めてのゴルフで、しかもコンペ出場となれば、緊張はマックス状態でしょう。
そんな時だからこそ冷静になって、スコアカードの誤記には注意してください。
ちなみに初めての場合、書き方を知らないかもしれませんので、ここで改めてスコアカードの書き方を紹介します。
ゴルフのスコアカードの書き方で重要な同伴者の名前
ゴルフ場でのコースデビューがコンペだとしたら、事前にスコアカードの書き方を知っておいたほうが良いかもしれません。
スコアカードの書き方に定められたルールはありませんが、ゴルファーの中には暗黙の了解みたいなものがあり、それと違うと、逆に「なぜ?」と思うことがあるものです。
なぜならスコア確認などで、同伴プレーヤーが自分のスコアカードを見る機会があります。
そこで不思議な書き方をしていると、なにか意味はあるのかと別な意味で注目してしまうものです。
まずはプレーヤーの名前の書き方です。
基本的に名前の欄には、個人名の苗字を書きます。
同伴者が社長や部長といった役職を書くこともありますが、もしもそのスコアカードが集計に使われる場合、入力するゴルフ場スタッフは役職を知りません。
もちろん、あだ名や下の名前を記入しても良く分からないので、まずは苗字を書き、同姓が多いようなら、カッコ書きで名前の第1文字を入れておくのが良いでしょう。
その上で、名前と顔が一致しなければ、欄外に「赤シャツ」「背高」「シングル」と言った自分だけが分かる名称をつけるのが理想です。
なお「デブ」「ちび」と言った中傷するような言語は、他人が見た時に人格を疑われるので、控えるようにしましょう。
ゴルフコンペのスコアカードの書き方で名前の順番は大事!
ゴルフ場デビューで初めてスコアカードを書く時、まずは名前を書き込むことになりますが、その名前はキャディが持つスタート票を見るか、キャディバッグのバッグ札を見て確認します。
またゴルフコンペでは、事前に組合せ表が配布されていますので、それを参考にしても問題はありません。
スコアカードの書き方としては、キャディバッグの並び順に名前を書いてください。
もちろん最初は自分の名前、次からキャディバッグの並び順です。
このキャディバッグの並び順は、スタート票の記名順です。
通常、スタート票に名前を書く時は、ハンディキャップ上位から並べるものです。
つまり自分の名前の次から、ハンディキャップ順に並んでいるわけです。
それからスタートしたらスコアを書きますが、自分のスコアは絶対に間違えてはいけません。
もしも、記憶があやふやで迷う場合は、多いスコアのほうで申告するのが常套手段です。
少なく申告したら失格、多く申告したら記載数値を採用するのがゴルフの決まりだからです。
ゴルフのスコアチェックができるスコアカードの書き方
スコアカードを初めて書く時、1ホールのマスが2つに区分されていることに気がつくはずです。
大きなマスと小さなマスがあり、大きいほうはそのホールのスコア、小さなほうはパット数です。
「パット数を書き込む」と聞きかじった人の中には、ショット数とパット数で書く人がいますが、その書き方は間違いです。
ティーグラウンドからカップインまでのスコアと、それとは別にパット数を書きましょう。
これはホールアウト後に、スコアに疑義が生じた時、パット数を差し引いてショット数で検証するのが一般的だからです。
「1打目は右の林、2打目で出して、3打目をバンカーに、4打目でオン」と言った感じで検証していきます。
ですからパット数の記入は重要となります。
ちなみに他のプレーヤーの欄も、同じようにパット数を書けますが、最初のうちは正しいスコアだけで十分です。
また欄外に「池」「OB」などと特記しておくと、あとからトラブルの原因が分かりますので、ゴルフ反省会(クラブハウスの食堂)で会話に役立つでしょう。
ゴルフコンペではスコアカードの書き方以前に重要なコト
初めてのゴルフでは、スコアカードの書き方に注意したほうが良い時があります。
プレーヤーはカップインした時に、自身のスコアを告げることになっています。
パー4で全員がパーであれば、なんの問題もなくカップインのあとに書くことができます。
しかし4人全員がバラバラになると、覚えきれないことがあるものです。
ホールアウト後に、スコアカードが歯抜けになっていると、トータルスコアが記載されていてもスコア集計ができません。
ここで大事なことは、聞き漏らしたスコアを確認するタイミングです。
基本的にパッティングする最後のプレーヤーがカップインしたら、なるべく急いでグリーンから離れるのがマナーです。
ですからグリーンから下りる時に確かめるのは止めましょう。
聞けるのは次のティーグラウンドに着くまでの間、最終的にティーグラウンドで最初のプレーヤーがティーアップする前までです。
これ以降は、各プレーヤーともにティーショットに集中したいでしょうから、煩わせるのは遠慮したいものです。
ゴルフコンペでスコアカードに記号を使った書き方はOK?
スコアカードの書き方で、「○」や「□」などを使うゴルファーがいます。
テレビ放映などでプロのゴルフの試合経過を伝える時に、途中のスコアを打数で言っても良く分からないので、パーを基準にプラス・マイナスで表記されています。
同じように、スコアカードもパーであれば「−」、バーディーが「○」、逆にボギーが「□」と書くと、○と□の差し引きでスコアが分かるわけです。
すでにお分かりだと思いますが、この記載方法の場合は、ほぼパーで回っていて途中にバーディーやボギーがある時に便利なものです。
しかし横線(パー)が少なく記号が多ければ、集計はかえって面倒になってしまいます。
なによりスコアの集計者は、記号を使ったスコアカードの書き方では入力することができません。
改めて書き直すのであれば、最初から実数を書き入れるようにしましょう。
ゴルフコンペではスコアカードの正しい書き方を覚えること
ゴルフのスコアをすべてスコアカードに書いたら、そのスコアが正しいのかをチェックしてもらいます。
通常は読み上げで確認しますが、各プレーヤーが読み上げる場合と、ハンディキャップ上位者が読み上げる場合があります。
初めてのスコアカードの書き方では、ここが一番大事なところです。
声に出したスコアは確実にチェックし、間違っていれば正しいスコアを横に書き入れます。
あとからスタート室などで消しゴムを貸してくれますので、綺麗な字で清書すればスコアカードは完成です。
一般的にゴルフコンペのスコアは、ハンディキャップ上位者が提出するか、役職や年齢の下の者が提出します。
唐突に「じゃ、あと出しといて!」と言われて、「ボクのじゃ……」とは言えないものです。
そのため最後の読み上げの時に、漏れなく書き込むようにしましょう。
また初めてのスコアカード提出であれば、入力が完了するまで周辺で待機していたほうが良い場合があります。
なぜなら書き方に不備があると、確認のための呼び出しされることになるからです。
もしもお風呂などに行ってしまうと、その間スコア集計ができずに、スムーズな成績発表ができないことにもなりかねないので、「OKです」を聞いてから離れるようにしましょう。
スコアカードの名前の書き方はゴルフのスタート前に確認
ゴルフの受付を済ませると、カードホルダーにスコアカードが挟まっています。
当日の組合せが決まっていれば、そのまま同伴者の名前を書き込むことができます。
ただし、必ず全員が揃うとは限りません。
もしかすると、組み換えることもありえますので、キャディバッグがカートに積まれてから、スコアカードに名前を入れる書き方が二度手間を避ける方法と言えるでしょう。