スポーツサングラスを使うとゴルフのスコアはアップする?

最終更新日:2018/05/17

スポーツ用のサングラスはゴルフだけではなく、陸上競技や自転車競技、また海上スポーツなど、様々な場面で使われています。

それぞれに目的とする効用が違うため、ゴルフは専用のものを使っていますが、実際に使用するとその効果はあるのでしょうか。

ファンション感覚のゴルフ用スポーツサングラスはダメ?

ゴルフトーナメントを観ていると、サングラスをキャップのツバの上に乗せていたり、後頭部側にはめていたりしているのに気がつきませんか。

多くのゴルファーがスポーツサングラスを身につけていますが、全員が常に使用しているわけでもなさそうです。

プロゴルファーの場合には、スポンサー契約があり、使用しなくても自分が映った時には、必ず身につけていることが契約条件に入っています。

スポンサー契約しているのに関わらず、サングラスを使用せずに太陽光が眩しい素振りをしたり、スポンサー以外の製品を使用することはできません。

仮に雨雲が湧き立っている時でもサングラスを身につけ、使用しない時は後頭部につけてでもスポンサー商品をアピールしているわけです。

プロのしている仕草や身につけ方など、テレビを通して観ていると、自分も同じ格好をしたくなるものです。

しかしスポンサー契約していないアマチュアゴルファーが、プロのように後頭部に挟むような振舞いは、ファッション的にも「勘違いゴルファー」になってしまうので、止めたほうが良いかもしれません。

ゴルフ用のスポーツサングラスは良いことばかりではない!

当初サングラスは、太陽光を遮断する役割がありました。

サングラスをつけると、眩しい光を遮断し、目を細めずに遠くを見ることができます。

また目を眩ます光線を遮断するだけではなく、紫外線から目を保護するためにも使われ、特に山岳登山や海浜スポーツで活躍します。

さらにシューティング用は、サングラスをかけることで、肉眼では見えなかったところまで見えたり、釣り用では川面の中で魚が泳いでいるのを確認することもできるようです。

当初はファッション性の高いサングラスでしたが、現在は必要とされる機能に合わせたスポーツサングラスが主流となっています。

ゴルフ場で使われるスポーツサングラスは、身体を動かすことが前提なので、耳にかけるのではなく、頭に挟んで動いてもズレないようにしてあります。

非常に優れた機能があるので、1度かけてしまうと、外した時に違和感がある人もいるほどです。

ただし、アマチュアゴルファーにとっては良いことばかりではありません。

スポーツサングラスをかけてゴルフをした結果…

ゴルフコースでスポーツサングラスをかけていると、パッと見には上級者をイメージすることが多いのではないでしょうか。

ゴルファーであれば、クラブやボールにお金をかけることはありますが、グッズなどはピンキリで際限がないので、必要に迫られたものから順に買い揃えていくものです。

その中で上位にくるものとして、スポーツサングラスというのが現在のゴルフ事情です。

スポーツサングラスをかける場面を想像すると、強い日差しで目が眩み、遠くを見るのも困難な時です。

しかしそんな日差しの中で、顔の側面を締め付けるスポーツサングラスを長い時間つけていると、あっと言う間に日焼け残りになります。

サングラスをかけていた部分は日焼けせず、露出していた部分は真っ黒(真っ赤)に焼けてしまいます。

プロゴルファーであれば、それも大会出場選手としての勲章ですが、アマチュアゴルファーが「めがねザル」だと、残念な結果になってしまいます。

そのため、日焼け防止でショットする時だけサングラスをかけるのか、別日にムラなく焼いて違和感をなくすのかを選択しなければなりません。

ゴルフ用のスポーツサングラスはメンテが面倒?

機能性の高いゴルフ用のスポーツサングラスですが、かけたり外したりと手で触る頻度が高くなり、汚れや曇りなどが気になるところです。

スポーツサングラスのレンズは、ガラス製が装着されていることはないので、ほぼ樹脂製の素材を使用しています。

このスポーツ用のレンズは、表面が傷つきやすく、乾拭きでゴシゴシ擦ると、やがてレンズ越しにボケて見えるようになります。

そのため、コースの中でホコリなどを拭き取る時は、一旦は外して「ハー」っと息を吹きかけ、レンズを曇らせる必要があります。

そうして適度な湿り気を与えてから、付着しているホコリを軽く拭き取るようにするのです。

ここで100%ホコリを取ろうとすると擦ってしまうので、あくまでも視界確保のためのレンズ磨きと考えたほうが良いでしょう。

ラウンドが終了したら、レンズに水道水をかけて水洗いしてください。

良く水切りをして、フレームの折りたたみ部分の丁番の水を拭き取って、ケースにしまっておきます。

帰宅後、中性洗剤を指先につけ、柔らかくレンズを磨いて、指紋や脂分を取り除き、最後に水道水で洗い流しましょう。

面倒ですが細心のメンテナンスをするからこそ、高性能を維持することができるのです。

ゴルフ用のスポーツサングラスと視力用メガネの併用?

スポーツサングラスをつける上で、重要なことがあります。

日本人の約6割がメガネやコンタクトレンズを使用していて、世界的にみても裸眼の人が少ないと言われています。

ましてゴルファーは高齢化していて、遠近両用メガネを使っているため、メガネの依存率は高くなっています。

ただスポーツサングラスは顔面の形状にフィットするように作られているので、視力用のメガネを着用した上にかけることはできません。

そのため裸眼でゴルフをするのか、もしくはコンタクトレンズを入れてスポーツサングラスを使用する必要があるでしょう。

ただ視力用メガネが組み込まれた、スポーツサングラスのニーズが高まっていることから、メガネ量販店の中には度付きのスポーツサングラスを販売しているところもあります。

視力用メガネが必要な人にとっては、便利なサングラスだと言えるでしょう。

スポーツサングラスに見合ったゴルフができる?

スポーツサングラスのメリットは、裸眼では判別できない光の反射を、制限することで読めるようになることです。

良く見えるということは、今まで以上に多くの情報を得ることができるので、ゴルフに役立つ可能性があります。

例えば分かっているようで読みきれないグリーン上の芝目は、偏光サングラスをかけると一発で芝目が読み取れます。

またアプローチでピンを狙う時も、周りの木々や傾斜に惑わされることなく、距離感をつかむことができるはずです。

なんとも便利なゴルフグッズですが、芝目の流れ方が分かってもどのくらい曲がるのか、どのくらい速くなるかまでは分かりません。

またピンまで距離に迷いはなくなりますが、それが何ヤードなのかまでは分かりません。

見えないよりは見えたほうが良いのですが、与えられた情報を分析する能力と、その分析したデータを活かす技量がなければ、ただの「宝の持ち腐れ」となる場合もあります。

ちなみに逆光でロストしそうな時刻であれば、真っ黒なサングラスでも役に立つことはあります。

ゴルフ用のスポーツサングラスを使いこなせる?

最近はファッション的な意味合いで、スポーツサングラスをつけていることが多いようです。

実際にゴルフのプレーで活かせる技量があれば、視力増強を兼ねたサングラスの効果は大きいと思いますが、その可能性のあるゴルファーは極わずかかもしれません。