皆さんは、クラブを購入する際に、シャフトをどうしていますか?
既製品を購入し、購入した状態のシャフトをそのまま使用していませんか。
実は、シャフトを自分のスイングに合ったものに変えるだけで、ドライバーで言えば、20ヤードの飛距離を伸ばすことも夢ではありません。
つまりシャフトを選ばないだけで、飛距離を損していると言っても過言ではありません。
そこで今回は、2017年度の評価の高かった飛距離の出るシャフトTOP5を紹介します。
シャフト業界No.1!?フジクラSpeederEvolution Ⅳ
こちらのシャフトは、主にパワーヒッターがハマッた、振っても曲がらないと大好評のシャフトになります。
ゴルフシャフトと言えば、フジクラと言っても過言ではない、常にシャフトの最先端を突き進んでいるフジクラですが、こちらのシャフトは本当に素晴らしいのです。
このシャフトには、「パイロフィルMR70」という繊維を使用しており、中弾性団粗繊維と呼ばれています。
この繊維を使うことにより、強度と弾性率を上手く両立させ、叩けるフィーリングを実現させたのです。
どうしても、振るとシャフトがしなりすぎたり、思いっきり振る(ゴルフ用語ではマン振り)をすると、力みにつながり、逆に飛距離が落ちたりするものなのですが、このシャフトは振れば振るほど(ヘッドを走らせれば走らせるほど)飛距離が出るのです。
しかも、通常シャフトがしなりすぎれば、チーピンが出るものですが、緻密な強度により、出にくくなっています。
飛距離をかっ飛ばしたい際のオススメ度ランキング1位と個人的には強く推奨します。
本来は、ボールをぶっ叩こうとするとボールは暴れるのですが、本当に暴れにくいのが特徴です。
飛距離が出ると大人気!USTマミヤATTAS COOL
先調子のシャフトで有名なATTASシリーズの1つになります。
飛距離が出なくて、悩んでいる人、スライスが止まらないゴルファーに最適な先調子のシャフト。
そして、ATTASシリーズの中でも、このシャフト一躍有名にしたのは、現・日本人トッププロの松山英樹選手も使用したことですね。
このシャフトは、元々先調子のシャフトではないものを使用しているゴルファーが、このシャフトを使用すると、ヘッドの加速力の違いが出るのですぐに体感できます。
手元部分をはしっかり剛性が高いので、フジクラSpeederEvolutionⅣ同様、ボールが暴れにくくなっています。
先調子のシャフトのメリットとして、ボール初速が大幅に上がるので、ほとんどのゴルファーがこのシャフトで飛距離アップが体感できるはずです。
飛距離に特化したシャフトとなっており、飛距離に悩んでいる人は、迷わず使用してみてください。
また、スライスしている人も、シャフトがしなり、ヘッドが先行しやすいので、スライスがフェードに収まったり、スライサー憧れのドローが出たりするので、試してみてください。
日本製シャフトなら三菱ケミカルDiamana BF
このシャフトは上記2つのシャフトは違った角度で飛距離を伸ばしてくれます。
インパクトでのミート率、ボール弾道を低く出すことで、ランを伸ばし平均飛距離を伸ばしてくれます。
こちらも、特殊な繊維を使っており、航空宇宙産業で使用されている、高強度炭素繊維と言われる「MR70」と「ボロン繊維」が使用されています。
この繊維を使うことにより、剛性が上がるそうです。
そして、シャフトの真ん中の剛性を上げることで、ボールの方向性を安定させる役割、ヘッドがアッパーに入りにくくするために、弾道の高さを抑える役割を果たしています。
ただし真っ直ぐボールを飛ばしやすいようにできているので、既にスライスで悩んでいる人や、右プッシュで悩んでいる人は、使用はあまりオススメできません。
スライスが無くなる分だけ飛距離が出るので非常に大事になります。
逆に、フックが強く出すぎている人や、ボールが高く上がりすぎている人は、試してみてください。
高弾道で飛距離が出る三菱レイヨンFUBUKI-AT
こちらのシャフトは、Diamanaと反対の性能と言えます。
打感の良さ、ボールを高弾道にすることを追求したシャフトとなっています。
現在、ボールが低く飛びすぎてキャリーが出ず、飛距離が伸びていないゴルファーに向いています。
打感が重く感じられるように設計してあり、ミートした瞬間ボールにエネルギーが伝わったと実感させられます。
それだけボールを潰しやすくしているため、高弾道を実現させています。
中調子設計のため、自分のスイングがそのままボールの弾道に現れやすいのも特徴で、インテンショナルフック、スライスの打ち方ができていたりすると、コースレイアウトに応じて、打ち分けたりしやすく操作性も高いシャフトとなっています。
しっかりとミートできた分、ヘッドスピードを出せた分だけ飛距離が出るということです。
操作性が高く、ボールも上がりやすいということで、人気のシャフトとなっています。
トルク量最大級シャフト!グラファイトデザインTOUR-AD MJ
このシャフトは、トルクが強く、シャフトのしなり幅を大きく、早くという性能になっています。
そのため、スイングにタメができやすくなり、ボールを強く弾けることができた分だけ飛距離が出るのです。
有名プロの石川遼プロが使用したことで注目を浴びたシャフトとなっています。
トルクが多いシャフトは、トップで下半身主導からダウンスイングの始動に入りやすく、捻転差も作りやすくなっています。
そのため、最大限の捻転、タメを実現することができ、飛距離アップにつながっているのです。
しなりが多い特徴は、本来、クラブヘッドが戻ってきにくく、スライスが出やすくなるのですが、こちらのシャフトはしなり戻りも早いために、スライスが出にくいと評判になっています。
MJの意味は、「メジャー」だそうで、このシャフトの使用者がメジャートーナメントの覇者になってもらいたいという意味を込められています。
適性の硬さのシャフトを選ぶことで飛距離が出る!
上記では、5つのシャフトを紹介しました。
それぞれのスペック、特性が理解できたことでしょう。
どのシャフトが良いかイメージが湧きましたか。
最後に、重要なことがあります。
それは、シャフトの硬さの適性です。
折角良いシャフトを選んでも、自分に合った硬さのシャフトを使用しないと、飛距離が出ません。
飛距離が出るには必要不可欠になります。
硬さを選ぶ基準は、自分のヘッドスピードになります。
下記がヘッドスピードに対する適性の硬さになります。
シャフトフレックス
R=35m/s~37m/s
SR=38m/s~40m/s
S=41ms~45m/s
X=46m/s~50m/s
こちらが目安になります。
ヘッドスピードが37m/s前後に対して、シャフトがSやXだったりすると、棒切れのように硬く感じ、一切シャフトがしならず、飛距離が逆に落ちてしまいます。
上記のスピード基準を目安に適性の硬さを選択してください。
余談ではありますが、もしUS仕様のシャフトを使う際には、表記が1段階は上がりますのでそこだけはご注意ください。
US仕様のSは、日本のXになります。
Lより柔らかい表記はないため、レディースでLシャフトを使用している人は、適性の硬さが無いかもしれませんので、US仕様は使わないようにした方が良いでしょう。
シャフトはまだまだ色々ある
紹介したシャフトの他にも、まだまだ色々なシャフトが存在します。
それだけシャフトが重要だということが伝わってきます。
クラブを購入する際は、シャフトにもこだわってみてください。
自分にとって、飛距離の出るものは必ずあります。
特に、最近のドライバーは簡単にシャフトを取り外しできるので、色々試し打ちしてみてください。
目指せ飛距離20ヤードアップです!