最近のゴルフ事情において、ラウンド中にGPSナビを使用するということが非常に増えてきました。
もちろん、競技では使用禁止ですが、練習ラウンド、アマチュアのコンペなどでは普通に使用している場面を良く目撃します。
しかし主流なのは、スルーザグリーンにおいて、残り距離の表示であったり、障害物までの距離だったりを計測しています。
さらに高性能になると、傾斜の量まで計算に入れた距離表示が出る優れもののナビも存在します。
実際に、グリーンの傾斜を読むナビまで存在している、そこまで進化しているというところに今回は触れていきます。
ゴルフナビの種類1・2
ゴルフナビとは、そもそもラウンドをナビゲーションしてくれる機械やアプリのことを言います。
自分のラウンドするコースを入力するだけで、1番ホールから18番ホールまでのコースガイドが出て、ナビゲーションを開始してくれます。
電源を入れると勝手にゴルフ場を認識するのが当たり前のようになってきています。
色々なタイプのものがあるので、ここで紹介していきます。
1.アプリ式GPS型ナビ
こちらはスマホのアプリからダウンロードし、インストールをして使えるというものです。
大抵のものはフラットな計測しかできず、あくまでグリーンまでの距離目安として情報を得るナビゲーションになっていることがほとんどです。
しかし、アプリ式にはメリットもあり、人気がある理由としてスコア記録をそのまま保存することができることです。
アプリによっては、写真付で保存できるものもあったりして、インスタ映えするということも人気の理由になっています。
2.音声式GPSナビ
こちらは画面はないのですが、自分の残り距離の知りたい位置からボタンを押すことで、音声で残り距離を発声してくれるというものです。
帽子のツバやグローブに付けたり、ベルトに通したりするものがあり、ファッションの一部として使用できる点で人気があります。
また値段がかなりお手頃というのも1つの魅力と感じています。
ゴルフナビの種類3・4
3.GPS型携行ナビ
こちらはアプリではなく、専用の機器を購入していただくものになります。
基本的にはアプリ式のものと変わらないですが、メリットは携帯の電池がすぐ無くならないということです。
携帯アプリだとどうしても電池の消費量が激しいので、途中で切れてしまうこともあります。
こちらは専用機器なので、大抵は1ラウンドは使えるバッテリー内臓なので安心です。
また、時計型から大型のものまで、自分の使用しやすいタイプを選ぶことができます。
4.双眼鏡(レーザー)式ナビ
上記3種類は全てGPSにおいて、自動的に計測できるものでしたが、こららのものは手動になります。
こちらが一番値段に幅があり、ピンからキリまで存在しています。
高いものに至っては、高低差に対してのプラスマイナスの残り距離までしっかりと表示してくれます。
傾斜の激しいコースでも何の問題も無く距離が分かるのです。
デメリットとしては、カメラと同じで手ブレすると、距離が正確に測れないこと、グリーンの周りにレーザーを当てる場所が何も無い時には測れないことです。
手ブレしやすいゴルファーはGPS型ナビをオススメします。
グリーンの傾斜を測るナビ
グリーンの傾斜を測るアプリは存在しています。
1つしか見たことはないですが、アプリタイプのものになります。
そのアプリで見られるものは以下の2つになります。
1.傾斜量
2.芝目
このアプリはスマホ型になっていて、地面にスマホを置くことで、どのくらい傾いているかを計測してくれます。
度数表示になっているので、分かりやすいです。
芝目に関しては、素早く1枚写真を撮り、アプリで解析すると芝目の方向が矢印で表れます。
残念ながら距離は表示されませんが、パッティングの距離なので目測、歩測で問題ないでしょう。
実際、GPSナビでもグリーンに乗ってる状態では残り距離表示は出ないものが多いです。
ただ、スマホを地面に置かないといけないという過程が、グリーン上のゴルフマナーにあまり良くはないので、使用する際は本当にそっと置いて、グリーンに跡をつけないように注意しないといけません。
アップデート式のナビで傾斜も読もう
最近ゲーム業界もそうですが、わざわざ新しいモデルを発売せずに、中身をアップグレードするタイプのものが増えています。
従って、メーカーに意見をフィードバックすると、比較的採用されることが多く、次回バージョンにおいて自分の要望である傾斜が読めるようになったりすることがあるのです。
例えば、フェアウェイのガイド図が映っていたとしても、フェアウェイの形状までは理解できません。
しかし、要望によってガイド図も色で傾斜が分かるようになった実例があります。
グリーンエッジ手前やセンターまでの距離だけでなく、グリーン奥や左右までの距離も知りたいなんてこともあるでしょう。
このように、買ったナビがゴルフプレー中に物足りない機能を見つけた際には、どんどんメーカーに要望してみることをオススメします。
ゴルフ便利グッズ?グリーン上でマーカー用ナビがある
マーカーとしても使え、グリーンの傾斜を読んでくれるナビがあるのをご存知でしょうか。
こちらはボールをマークする際に、普段使用しているマーカーを使用せず、このナビをマーカーとして使用します。
そうすることにより、マーカーを刺しきった際、地面に計測器が触れるようになっているので傾斜の角度が表示されます。
前述で記載したものは芝目も表示してくれますが、先程のは携帯アプリですから、通常に使うマーカーと両方持っておかないといけません。
しかし、結局こちらのナビのデメリットしても、マーカーとしてはサイズが大きいと言うことです。
少しでも他人の邪魔になりそうな時には使用できません。
結局そういう時のために通常のマーカーも持っておかないといけないのがやや大変だと言えます。
ゴルフプレー中に持ち物が増えてしまうのは、あまり好ましくありませんよね。
グリーンの傾斜攻略は練習が大事!
結局ナビに頼ったとしても、しっかりと狙った所にストロークしなければいけないというのが原点になります。
パターは特に傾斜を読めても、距離感のタッチも重要になってきます。
タッチ1つでボールの曲がる量は大幅に変わってしまうからです。
折角ナビで傾斜量や芝目が理解できたところで、強弱が合わなかったら何の意味もありません。
ゴルフは結局経験値と練習がものを言います。
グリーンスピードに関しては、ナビでは絶対に判別できませんし、攻略もできません。
ナビを生かすためにも自分のスキルを上げておきましょう。
だからゴルフは難しい!ナビでは分からないグリーン上の罠
グリーン上にはたくさんの跡がついていることがあります。
スパイク跡、ボール跡、フラグ跡などたくさんです。
ナビ通りにボールを打てたとしてもそれらの跡により、ラインから反れてしまうなんてことはゴルフ中良くあるのです。
他の人がそうならないように、跡を見つけたらすぐグリーンフォークで直す癖をつけておきましょう。
一人ひとりのゴルファーが気をつけていれば、余分な跡が減り、グリーンのコンディションも良くなり、ライン通りにボールが転がるようになります。
折角傾斜が分かっても跡が見えてなかったら入らないこともありますので、気をつけてください。
最近のゴルフナビは使えば分かる便利さ
ゴルフにおいて、ナビはあったら間違いなく便利です。
しかし、ナビに頼りすぎてしまい、五感で感じる距離感や、風、コンディションなどが疎かになることがあります。
ナビに100%頼るのではなく、参考程度に考えてもらえると自分の感覚も上達させながら、ナビも役立つようになります。
ナビを使用してスコアアップ!も良いですが、練習はしっかりしていきましょう。